なに〜!?ぬの屋??
2019年12月22日(日)
名取市下増田、子どもの居場所〇〇に
なにぬの屋のやこさんが来てくれました。
《渋沢やこさんプロフィール》
世田谷区のプレーパークのプレーリーダーを2年間務めた後、劇団風の子付属国際児童演劇研究所で演劇を勉強「子どものいるとこどこへでも」の精神を学ぶ。同劇団入団、小学校や幼稚園・保育園、おやこ劇場などに向けた舞台作品で全国を巡演。
同劇団退団後2005年から2014年まで一人芝居で定評のある中西和久氏の劇団京楽座に所属。京楽座公演ほか、プロデュース公演など様々な舞台に出演。現在も、年に数本の作品に客演。(オーケストラぴとれ座「セロ弾きのゴーシュ」朗読など)
また2005年より、布でつくった紙芝居「なにぬの屋」を始める。東京都公認ヘブンアーティスト。
震災後の子どもの遊び場(プレーパークやプレーカーなど)活動でつながりのできた福島県に拠点を移した。
現在「なにぬの屋」は全国展開中。全国を飛び回る日々だが、福島県内での公演や演劇ワークショップにも力を入れている。保育士免許、特別支援学校教諭免許も持つ。
やこさんは、プレーワーカーズ代表理事の須永力が世田谷のプレーパークでプレーリーダーをしていた頃に相棒だった女性でもあります。そんな長年の付き合いもあり、今回、〇〇まで来てもらいました。
また、私たちのプレーカーと同じように、軽自動車で全国どこへでも出張してしまうので、
出張先でバッタリ会ったり!なんてことも。
そして、最近は、やこさんが住んでいる郡山での地域の遊び場づくりへプレーカーが出張したりもしています。
昭和の紙芝居屋さんを思い出す、とっても風情のある自転車です。
この日は、この看板自転車のおかげで、
散歩途中の親子なども、
「ん?なんだ?」と足を止め、〇〇という遊び場の認知度UPにも貢献してくれました。
さてさて、本番前です。
この日は、部屋の中でしたが、
屋外でも、大人数でも、対応できるそうです。
「150人くらいだったら、声も余裕で届くかなー」
…さすが、舞台女優!
・
・
・
「ちなみに、今日人数少なかったらごめんなさいね。。」
と、話したら、
「大丈夫大丈夫!、私の最小人数は〜」
と言って、
震災1、2年後の石巻でのエピソードを話してくれました。
主催者・関係者を除くと、子ども2人のみ。
理由は、なんと、ポスターに「日付け」が書かれていなかったらしい!!?!
でも、近所の子が、いつかな?いつかな?と会場を覗いて、やっとその日。
やこさんも、子どもも緊張しつつ、演目スタート。
そして、終わった頃に、お母さんがお迎えに。
すると、楽しんでるのかな?と表情では分からなかった子どもたちが、お母さんが来た途端に緊張もほぐれ、
「これが、こーで、あーで、そしてね!!」
と、お話を再現したそうです。
他にも、自主保育をしている時の子どもの様子など、たくさん話してくれましたが、
女優でもありながら、「プレイワーカー」、「保育士」でもあるやこさんが語る子どもの姿は、どれも素敵だなぁと感じました。
わらわらと子どもたちも集まり始め、
いよいよです。
様子はこちら↓↓
ぜーんぶ見せたいところですが、ぜひぜひ、やこさんを呼んで「ライブ」でご覧ください。
その場の、観客や様子や空気などなど、即興で、掴んでいく感じは、映像や写真では伝えきれないと思うので、生で観てもらいたいと思います。
演目が終わった後にも、布でできた紙芝居や小道具などを触らせてくれて、子どもたちから大人気でした。
ありがとうございました!(^^)
夕方まで、たっぷり遊びました。
子どもがいるところならどこへでも。
子どもが自由に遊べるように。
と願って、全国各地へ出張していく様は、
プレーカーと同じです。
このブログの名前と同じですが、アソビノタネをまき続ける仲間として、これからもよろしくお願いします。
今回、会場となった、子どもの居場所〇〇は、みなさまから寄付をいただき活動しています。
2020年1月1日〜3月31日までは、
みやぎチャレンジプロジェクトに参加し、寄付キャンペーンを行なう予定です。
ご協力よろしくお願いします。
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一般社団法人プレーワーカーズ
寄付プロジェクトに挑戦します!
目標額100万円!
◆プロジェクト内容
<名取市下増田と気仙沼市田尻沢にある一軒家の庭を開放した子どもの遊び場づくり>
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〇イベント情報
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○ネットショップ
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〇寄付
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〇お問い合わせ
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①河川敷でウォータースライダー!!(地域づくりのきっかけ編)
2019年8月8日〜11日まで
宮城県大崎市の鳴子温泉の河川敷でウォータースライダーをつくり、遊ぶ!というイベントを開催しました。
イベントとしては、9日にみんなで作って、
10日に遊ぼう!というものでした。
(前後は準備と片付け)
☆木材を運んで、
☆やぐらを組んで、
☆滑り面をつくり、
☆川の水をポンプでくみ上げて、
☆遊ぶ!!
なんだそれは!?
おもしろそう!!
色々と思うと思いますが、これを3つの視点でお伝えしたいなと思っています。
1つ目は、「地域づくりのきっかけ」という視点です。
2つ目は、「遊具づくり遊び」という視点です。
3つ目は、「石巻の高校生グループLAZO倶楽部」という視点です。
長くなりそうなので、3つのブログに分けて投稿します。
というわけで、
第1回目は、「地域づくりのきっかけ編」
【鳴子温泉地区の背景・子どもの過ごす環境】
鳴子といえば、温泉観光地として有名です。そして、山もあり、川はキレイでとても自然豊かな環境です。
しかし、どんどんと過疎化が進み、温泉街にも大型の資本が入り、お土産もレジャーも「宿」で完結してしまうので、より町の個性や魅力が失われてきたと聞きました。
そして、子どもたちもですが、大人たちも含めて、やっぱり自然の中では遊んでいないそうです。実際に、川で流されてしまった子どもも過去にいたらしく、地元の方々も川遊びはまったくしていないそうです。
外から、特に都市部から見ればもったいないくらいの自然豊かな環境があっても、子どもが遊ぶ空間にはならないようです。
【イベント実施までの経緯】
今回のイベントが企画された経緯としては、2年ほど前からお付き合いのあった、鳴子こども園の園長先生の「想い」が大きいです。
先に書いたように過疎化が進む地域の中で、こども園は、保育サービスを提供するだけではなく、
《地域づくりや小学生も含めた子どもたちの育ちも考えていかなければいけない。》
という想いの中で、道路を一本挟んですぐ向かい側の河川敷を地域の子どもたちが集える場にしていきたい。と考えていたそうです。
住民の有志の方々と共に、草刈りをして、大人と子どもの憩い場・遊び場にするためにはどうしたらいいか。を話し合っていました。
私(プレーワーカーズ理事の廣川)が、その話し合いに混ざり、まずは、河川敷に人が集まるきっかけづくりからやってみようということになりました。
その方法もまたたくさんありますが、
今回は、石巻市水明町で行ったウォータースライダーづくりをマネしてきっかけづくりをしてみることにしました。
【大人が集まるきっかけ】
ウォータースライダーは、もちろん子どもが遊ぶための遊具ですが、ウォータースライダーを「作る」という活動は地域づくりのきっかけでもあります。
木材の状態から、図面を元にして、作り上げていきます。
遊具づくりを通して
・大人が集まる
・みんなで作る
・意見を出す
・体を動かす
・共通の目標に向かう
・みんなで遊ぶ
・みんなで感じる
などなど、こんなことが起こる空間になりました。
「あー、こんな経験子どもたちにさせてあげてなかったなぁ」
「来年もやろう」
地域の方々もこんな風に思ってくれたようです。
YouTubeの動画はこちら
次回は、当日の遊具づくりの様子をお伝えします。
子どもたちの育ちを中心に添えた地域づくり・遊び場づくりの相談などある方はご連絡ください。
イベント開催、遊具づくり、ワークショップ開催、研修会など方法論は様々ですが、これまでの事例を元にアイデアをお伝えすることはできます。
まずは、お問い合わせください。
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名取市市民活動フォーラム
2019年10月20日
名取市市民活動フォーラムのパネルディスカッションに当団体理事の廣川がパネリストとして登壇しました。
市民活動を推進していくため、「連携」をテーマに話を進めました。
連携といっても様々な形がありますが、
最初は、助成金などの支援型連携の成果や課題などを報告しました。
プレーワーカーズも、これまでに行政・民間様々な方から支援を受け活動してきました。
その資金的な援助があったことにより、とてもスムーズなスタートアップがきれたと思っています。
しかし、子どもの活動は、その効果を測定することが難しく、報告の度に悩んでもいます。また、助成も単年度のものが多いので、次年度の計画が立てづらい、人を育てづらいといった面もあります。
しかし、そういった支援型だけではなく、
例えば、専門家として企業・他団体とコラボをすることもあります。
プレーワーカーズの場合は、プレーカーを使ったイベント出張や、遊具づくり、講師派遣などで、委託を受けて事業を行っています。
そして、その連携をさらに広げていくと、専門家、市民、行政、企業、それぞれの得意分野を生かしながら、事業やイベントなどを開催することもできます。
仙台・長町で行なっている「遊び場☆共和国」の取り組みはまさに、多種多様な主体が連携したイベントになってきました。
パネルディスカッションの中でも、そんな遊び場☆共和国の方法論を参考にしながら、市民活動をさらに発展させていきましょうという流れとなりました。
プレーワーカーズとしては、様々な連携をしながら活動を継続していますが、
今は、名取と気仙沼で開放している一軒家の庭を使った子どもの遊び場づくりを継続させ、そこを発信拠点とすることで、子どもたちが遊び育つ社会を目指しています。
非営利の活動を維持・継続させることはとても難しいことですが、今回、このフォーラムをイオンモール名取で開催したことは、より多くの方に見てもらえるきっかけになったのではないかなと思います。
活動応援(庭を開放した子どもの遊び場づくりへ寄付) | playworkers https://gsfr3.app.goo.gl/eAWAc @BASEec
まだまだ、プレーワーカーズ、プレーパーク、子どもの居場所〇〇(まるまる)、プレーパークけせんぬま、プレイワーク、プレイワーカー、遊びの価値など、広がっていないと感じますが、地道に活動を続けていきたいなと気持ちを入れ直す機会にもなりました。
個人会員(プレイピープル) | playworkers https://gsfr3.app.goo.gl/Nj2nf @BASEec
【企画・実施】のNPO法人パートナーシップなとりさん、ありがとうございました。
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常盤まつりで遊び場を開きました!
2019年10月5日、岩手県奥州市水沢の常盤まつりで遊び場を開きました。
雨予報を覆して、曇り空にかかわらず、午前中は広場が満員になるほど親子が遊びに来ました。
実行委員長の遠藤さんは「3世代の交流を目指して開いたイベントですが、こんなに子どもが来るとはおもわず、嬉しい」と微笑ましそうに遊び場を眺めていました。
遊び場のために用意していただいたスペースはとても広く、ボール遊び、綱引き、フリスビー、バドミントン、それぞれ遊んでもぶつかりません。イベントの1ブースとしては、なかなか無い環境です。
竹を割って、弓矢を作った親子。
息子さんが作っていたはずが、「ちょっとやらせて」とお父さんも夢中になります。
こちらの親子は終了時間まで遊んでいました。
「まさかお昼も食べないて遊ぶなんて思いませんでした。」
と、驚くお父さんでした。
遊びに来た方の滞在時間は長く、じっくり遊んでいました。
それもそのはず、プレーカーにはじっくり遊びこめる素材を積んでいます。
工作は、やりこむ子どもが多く、いろんな作品が並びます。
設計図のない工作。
「次はどれをつけようかなぁ」
けん玉、コマ、ベーゴマも、ハマる人続出。
ボランティアスタッフも、うまく回せるまで何度もやります。
そんな遊び場の様子を見た実行委員長の遠藤さんは、こう話していました。
「遊び道具を見ると、どれも身近にあったものや、手作りのものばかり。こういう遊びが子どもにとって必要なんだと思いました。
でも、今の子どもは本当に忙しい。放課後も時間がない。親も忙しい。
昔は番長がいて、子どもの社会でいろいろと教えてくれたのに。
今日はいっぱい子どもが来てくれたけど、それはほんの一握り。遊びに来られない子どももいっぱい居たはず・・・」
本当にその通りですね。1日かぎりのイベントではなく、本来は日常の中で子どもが満足に遊べるのがいい。その気づきを話していただけたことがとても嬉しかったです。
1日限りの遊び場ですが、常盤地区の子どもの環境を変える一助となりますように。
遠藤
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aso-bon1周年&いずみぱんオープン記念イベント
2019年9月27日(金)〜28日(土)
aso-bon1周年&いずみぱんオープン記念イベントとして「aso-bonマルシェ」を開催しました!9月9日で1周年を迎えたaso-bon。プレーパークけせんぬまも、ようやく1歳です。
チラシにあるように、いろんなお店が出店しましたが、どのお店もママたちの手作りのお店です。「バルーンたかしくん」はパフォーマーであり、子育て中のお父さんです。今回はスタッフも出店者も、みんなで作り上げるマルシェとなりました。
とっても美味しい、いずみぱんの手作りパンとボアラズさんのお惣菜。2日目はバーガービュッフェ。いずみぱんのバンズとボアラズさんの手作りの具材という、素敵なコラボバーガーは絶品でした。
屋内の出店エリアも大盛況。手作りアクセサリー販売や、自分で作品を作れるブースもありました。
イベント中でも、いつもどおり、のんびり座っておしゃべりする姿も。この1年で居場所として皆さんに根付いてきているようです。
2日目はプレーパークけせんぬまも同時開催。
イベントの時だけに遊びに来る子どもが何人かいます。
そういう子どもは、なにかきっかけがあると遊びに来やすいのでしょうか。
1年前はなかったリトルハウス。
よく遊びに来る子どもは、5歳前後が多いので、
・基地になる
・おままごとができる
・大人の目から隠れられる
など、遊びが広がるかな?と思って作ったものです。
「オレの家で〇〇しようよ」
と言って、最近は子どもが集まっている姿をみます。
この日はイベントだからか、珍しく高学年の女の子が遊びに来ました。
おしゃれな服を少し気にしながら「やってみたい」と、薪割りに挑戦。
薪が倒れるので、下の方で木を組み、薪を立てています。
なるほど〜。
その薪を燃やして、べっこうあめにも挑戦。
焚き火をしていた水色の服の女の子が突然
「お腹すいたー!」
と言いました。
「お金も持ってきていないし、家に帰ってもご飯がない!」
とのこと。
家の人は本当はご飯を用意しているのかもしれません。
真偽のほどはともかく、遊び場で食べたいらしいのは伝わったので
「じゃあ、そうめんを茹でようか」
と夏の流しそうめんの残りの麺を使って昼食を作ることになりました。
ぼくも、私も、とそうめんを食べる人続出。
自分で茹でる子どもも居ました。
上の写真はトンボを持ちながら、そうめんを食べる子。
イベントは大盛況でしたが、気になるのは水色の服の女の子。
「家にご飯がない」という言葉が、何を意味するのか。
たまに遊びに来る子どもなので、繋がり続けたいなぁと思いました。
aso-bonは栗が落ちる時期です。
まためぐる1年、安心して親子が居られる場所になるよう、運営を頑張りたいと思います。
遠藤みゆ
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「お絵かきが嫌い」な君は、本当は何が嫌いなの?
2019年8月31日
ある時、プレーパークけせんぬまの黒板に描き殴られた絵を発見しました。
ぐるぐるやっていたら、自然とできた絵だと思います。
「いい角度のミッキーだなぁ」
と思って、見えた通りに上から落書きしてみました。
描いた本人は、ミッキーを描いたつもりはなかったかもしれませんが。
さて、お絵かき、というものは一般的には好き嫌いがかなり別れるようですね。
私は大好きで得意な方ですが、確かに、学校で提出させられると恥ずかしくて苦手でした。
好き嫌いに関わらず、なぜだか子どもには、幼稚園から小学校・中学校・高校と、絵を描かなければいけない機会がいっぱいあります。
プレーパークけせんぬまで、とある男の子がクレヨンで色をぬり始めました。
ぬっているのは、木の家。
みんなでつくった秘密基地です。
これを虹色にしたいと言って、塗りはじめました。
「えー楽しそう」
と何人かが混ざり、みんなで色ぬり。
となりのすべり台にまで塗りはじめました。
そこにやってきた、子どものママが一言つぶやきました。
「あれ?お絵かき嫌いじゃなかったっけ?」
とても不思議そうに見つめる視線の先には、大笑いしながらクレヨンをぐるぐるとこすりつける息子。
そして、はっと気づいたように言いました。
「画用紙に書かされるのが嫌いなのか!」
その子は、本当は何が嫌いだったんでしょうか。
画用紙だったから?
他のことで遊びたかったから?
描かされる課題がいやだった?
それとも、今回は何かが楽しかったのでしょうか。
遊ぶ仲間?
どこにでも描いていいから?
雰囲気?
そもそも、彼にとっては今日の色ぬりと、お絵かきはまったく別のものなのかもしれません。
瞬間、瞬間の情動に突き動かされる子どもたち。
決められた条件の場所では見えてこない姿があるようです。
そんな場所は、心地よく遊び、子どもが自ら育つことを邪魔してしまうかもしれません。
だから子どもの遊び環境は選択肢がたくさんあるほど、子どもにとって良いのだと思います。
何をしてもいい時間。遊びの材料が多様にある空間。
そんな環境であれば、子どもが興味が向くものを選び取り、力を加えて試して、新しい身体の動かし方や感覚を手に入れることができます。
「お絵かき」は選択肢の中の一つです。
それができなかったからと言って、生きていけないわけではないはず。
願わくば、「他の子はできるのに」とか、「描かないとだめなんだよ」なんて、彼の自信を損なうような言葉をかける大人がいませんように。
遠藤
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ノンプログラムの遊び場って飽きないの?
【ノンプログラムの遊び場】
初めて遊びに来る方に「今日は何をするんですかー?」と聞かれることが、たびたびあります。
うーん、今日は何をするのか…難しい質問です。
子どもが水遊びをしたいと言えば、水遊びが始まり、
それが終わらないうちに、「寒いし、火を起こそう」と火おこしが始まり…。
遊びは子どもの数だけ増えて、かけ合わさって、加速していきます。
もしも正確なチラシを出すとすれば、
「水で遊びながら、焚き火で料理をしつつ、野球をして、滑り台を滑ろう。そして穴をほろう。」
みたいなことになります。名前の付けられない遊びもあれば、飽きてすぐ消えた遊びもあります。
私たちは「子どもの自由な遊び」を保証するには、プログラムのない時間が重要だと考え、極力プログラムを組みません。
そのような訳で、冒頭の質問に対して、とある日はこう答えました。
「子どもが自由に遊べるように極力プログラムは作っていません。でも、さっき来た子どもはポップコーンを作るそうですよ」
質問した方は
「すごいね、あの焚き火で?〇〇ちゃん、見に行ってみようか」
と子どもを連れて焚き火のドラム缶へ行きました。
ノンプログラムは、自由に遊びたい常連の子どもにとっては心地いいかもしれません。
でも、初めて来た親子にとっては、何をしたらいいのか戸惑うのだと思います。
だからこそ、「ポップコーンを作るそうですよ」の一言を添えてみました。
【ノンプログラムで飽きないの??】
「ひまだぁ」と言われることはよくあります。
そんな時は、「いいぞ、いいぞ」と思います。
暇な時間から、すごく面白い遊びがふと思いついたり、「なにしようか?」と仲間とのコミュニケーションが生まれるような気がします。
その遊びの選択肢が増えるように、木材・ひも・スコップなどなどの道具や素材を、スタッフであるプレイワーカーは用意しておきます。
そうは言っても
やることのメニューが無くて1日何しているの?
ノンプログラムの遊び場がどうなるの?
という方へ参考までにプレーパークけせんぬまの様子をお伝えしますね。
2019年7月〜8月のプレーパーク気仙沼
まずは朝から水遊び。
暑い日でも、だいたい水に浸っていると涼しくなります。
ポップコーンの次は、焚き火でピザを焼くそうです。
さて、成功するかな?
ピザは大成功!
実はこの写真は焼く前です。焼きあがったら、みんなの口に入って、あっという間に無くなりました。
突然ですが、手作りシャボン液で遊びます。
滑り台ならぬ、登り台。
花火のろうそく、ここに立てたらカッコいいんじゃない!?
とのこと。
とっぷり日は暮れ。それぞれ帰路につきました。
プログラムが無いはずなのに、めまぐるしい遊びの世界。
脳みそがフル回転するからでしょうか。
夕食が美味しくなりそうな、空腹を覚えて帰ることができますよ!
こんな遊び場ですので、ぜひ遊びに来てみてくださいね!
◆◆◆ウッドメーター◆◆◆
プレーパークけせんぬまは、寄付金・助成金によって運営されています。
得られた運営費の状況を視覚的にあらわす「ウッドメーター」によれば、現在は51%くらい。残りの49%は今のところ赤字です…。
ウッドメーター、詳しい説明はこちら↓
playworkers.hateblo.jp
このウッドメーター、寄付や個人会員加入で参加することができます。
6000円入ると、木の札が1枚めくられる仕組みです。
皆さんのご支援、ぜひお待ちしております。
特典いろいろの個人会員になってくださる方はコチラ!
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