気仙沼の小学校で授業をしてきました!
「気仙沼市立面瀬小学校の総合的な学習の時間」
1月19日(火)、気仙沼市立面瀬小学校6年生の「総合的な学習の時間」をプレーワーカーズの神林、廣川、塩田、遠藤が請け負いました。
気仙沼市の面瀬地区は地元の住民達が遊び場をつくろうと立ち上がる動きもあり、とても熱のある地域です。そこで、子ども達の生の声を遊び場づくりに生かすために、学校と地域とプレーワーカーズが共同して「あそび」について考えました。
最初の1時間は、気仙沼にある子どもの遊び場「気仙沼あそびーばー」の写真と、東京都世田谷区にある子どもの遊び場「羽根木プレーパーク」の映像を見ました。
子どもの歓声が響く遊び場、焚き火、水遊び、屋根登り、飛び降り、屋根の上で木の枝をゆする子、子どもの中にいるヒゲの長いおじいさん、若者の奏でる音楽のリズムに身体をゆする幼児。
日々、遊び場に居る私たちには日常になっていた光景に「ええ!?」「おお!」と驚きの声を上げる子どもたち。異年齢と共に過ごし、遊びの中で楽しんだり挑戦したりするような、遊び方は、今の子どもにとっては日常ではないことを感じました。
休憩を挟んで、2時間目は子どもの遊び場に対して「すき!」「きらい!」といった感情を表現する意見を模造紙に張っていきました。自由に挙げてもらった意見には気になるものも多く、その一部を挙げると、
スキ:「大声だせる場所」「なんか楽しいところ」「ボール遊びができる」「暗い所があるといい」「自然がある」
キライ:「あれこれ禁止する人がいる」「遠いのに何もない」「しょーもない遊び」「遊具が古い」「雑草・虫」
などなど
子どもの話によれば、公園は遠いのに何もないイメージ。「楽しければなんでもいい」という意見を出した子どもに「どうしたら楽しいかな?」と問いかけると、それは言葉にならないようでした。ただ、「新しい遊具が欲しい」という意見があると同時に「あれこれ注意されるのはイヤ」という子どもの意見から見えてくるのは、広くて新しい遊具がたくさんある環境だけでなく、周りにいる大人の対応も大切だということです。
「うるさい人はいや」「変に疲れるところはいや」「女子はままごと、男子は木のぼり」という意見など、周りにいる人の対応で改善される子どもの環境があるようです。
プレーワーカーズは今後も面瀬地区の遊び場づくりを応援していきます。子どもの声を反映してどんな遊び場ができるのか、今後の動きに注目したい地域です。
気仙沼市立面瀬小学校のホームページでこの日の記事がアップされています。
こちらもご覧ください!
【面瀬川ふれあい農園バックナンバー】
2016年10月7日 子どもが主体になる時 -気仙沼市立面瀬小学校総合の授業2日間-
http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/10/07/000000
2016年9月2日 「失敗した甲斐があったよ!」面瀬川ふれあい農園夏の連続開園
http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/09/02/090000
2016年8月2日 ひろい草原と川のある遊び場 オープン!!
http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/08/02/190000
2016年6月26日 居心地いい場所
http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/06/26/193500
2016年5月21日 気仙沼市面瀬に子どもの居場所が!
http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/05/21/200000
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