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アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

「遊び場&お掃除イベント開催」

遊び空間デザイン

 

5月8日、LAZO倶楽部とともに開催したイベント『石巻プレーパーク 遊び場&お掃除』の様子を紹介します。

 

 

快晴となったこの日、予想外に風は強く、髪は吹き荒れ、ビニール袋は空を舞い、鳥たちは苦難をしいられるも、遊び場にとってはそれもまた一興とみるよい天候でした。

朝9時に、水明町の河川敷に集合したLAZO倶楽部と子どものための石巻市民会議とプレーワーカーズは、「風つよすぎ!!」と文句をたれながら、遊び場の準備を開始しました。

 

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【LAZO倶楽部の行動力】

開催時間は10時からです。そして10時を過ぎても誰も来る様子はありません。これではマズイ、と考えたLAZO倶楽部のメンバーの数人が河川敷のすぐ目の前にある仮設住宅団地や住宅街へメガホンとハンドベル持参でイベントの呼び込みに出掛けていきました。

 

人が来ないなら呼び込めばいい。そう考えるのは当たり前のことですが、この行動力には感服します。人が来ないことを嘆くだけでもなく、誰かのせいにするわけでもなく、誰かを頼るわけでもない。このイベントがどのようになるかは、自分たちの「責任」だとLAZO倶楽部がとらえているから、このような行動力につながっているのだとわかります。

 

「遊ぶ場所を自分たちでつくりたい」。そばにいると、LAZO倶楽部のその意思を感じます。そして、行動力の出発点はこの、「やりたい」という意思なのだと思います。

LAZO倶楽部を見ていると、よく社会で揶揄されるような「主体性のない」若者とは呼ばれないだろう、とそんな気がします。

 

【主体性ってなんだろう】

どういった形であれ、人は本来こういった主体性を持っているはずです。それなのに、最近はよく「主体性を育てる」という言い方を耳にします。けれど主体性とは育てるものなのでしょうか。

 

文部科学省が『現行学習指導要領・生きる力』の第一章総則において、「道徳教育は,教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき(中略)未来を拓く主体性のある日本人を育成するため,その基盤としての道徳性を養うことを目標とする」と、記しているように、教育現場では「道徳性」の基盤の上に「主体性」を育成するとされている。

つまり、「主体性」に「質」を求めているということです。

主体性とは、自らの意思で考えて動く、その「状態」のことであって、「質」とは本来無関係なはずです。確かにどんな「主体性」も肯定されるべきではありません。「主体性を持って犯罪」されてしまっても困ります。しかし、「こうあるべき」という「質」を求めるのは「しつけ」ようとしていることと同じなのではないでしょうか。

 

「主体性を育てる」という言い方は、いっそのこと「しつけ」ると言い直したほうがいい。「主体性がない」と言われれば、責任は自分にあるような気がするけれど、「しつけがない」と言われれば、責任は育った環境にあります。

言葉の意味がごちゃごちゃになって、そこに矛盾があると、言われたほうは困ってしまいます。それこそ「主体性のない」人に育ってしまうのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

【盛り上がっていく気配】

さて、LAZO倶楽部の呼び込み作戦も功を奏し、二組の親子が遊びにきて、3歳から中学2年生まで子どもは7人、親や散歩がてらベーゴマをしていたおじいちゃんなど大人は10人の人たちが遊びに来ていました。

 

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ペンキを使ったり、川からポンプで水を汲み上げ発射したり、流木をノコギリで切ったり、土を掻き出す掃除をしたりと、3時過ぎころまで遊び場は続きました。

 

お昼にはLAZO倶楽部のメンバーの両親が食べ物の差し入れをしてくれていました。

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LAZO倶楽部が、地元の新聞記者から取材を受ける場面もありました。

 

 

水明町での夏の遊び場連続開催に向けて、少しずつ盛り上がっていく気配があります。そして、その資金源とするために、助成金へも申請をしています。

 

次回は、子どものための石巻市民会議が応募した『石巻市地域づくり基金事業助成金』の2次審査で、LAZO倶楽部が『子どもの遊び場OGASU公園開催』事業についてプレゼンテーションを行った様子を紹介します。

果たして助成金獲得なるか!?

乞うご期待!