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アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

亀が森冒険遊び場③

スタッフプログ 遊び空間デザイン

亀が森冒険遊び場③

 

【哀しいできごと】

 2016年5月、亀が森公園のシンボルとも言える大きなジャングルジムとそこから続く長いすべり台が使用禁止になりました。これから撤去するそうです。

 何十年も前からある遊具なので、耐久性などを考えると仕方のないことだということはよく分かります。でも、時代を越えて遊ばれた遊具が無くなってしまうのはとても哀しいことだと感じました。新しい遊具は予算がないため入らないそうです。

 子どもの環境は、ますます悪くなっていきます。

 

【子どもが置かれている環境】

 子どもが楽しく幸せに生きていけるかどうかは、その周りの環境が大きく関係してきます。

 

「環境」とひとことで言っても様々なものがあります。

 

 遊び場や遊具、山や川など空間的な環境もあれば、家庭環境や友達関係など人的な環境もあります。また、習い事に行くか放課後児童クラブに行くかなど過ごし方に関する環境もあります。

幸せの基準はそれぞれなので、私にとって苦しそうな環境下だとしても本人は幸せなこともありますし、逆もしかりです。しかし、選択肢がとても狭いか、子ども自身で環境を変えることが許されていないという現実があり、今の環境が良くなかったとしてもどうすることもできない子が多いのではないかと感じます。

イメージしづらいかもしれませんが、冒険遊び場の活動をしているとこうした「子どもが置かれている環境=本人だけでは打破できない問題」つまり、生きづらさを抱えている子どものことが気になるようになります。

 

【これからどうするか】

 だんだん、話が暗くなってきているような気がしますね。だけど、だからこそ、まずは大人が行動し、子どもが幸せに遊び育つ社会にしていけたらいいなと思います。

 方法論はたくさんあります。冒険遊び場活動、子ども食堂、学習支援などの支援活動もあれば、政治活動や政策提言、研究発表などで子どもの役に立つこともあるでしょう。寄付やボランティア、ちょっとのお手伝いだってベクトルさえ合っていれば子どもに届きます。

 亀が森冒険遊び場という活動も子どもを想う大人の主体的な行動によって発展してきました。そして、地域の子ども達を見守り続けてきました。これからもそこにあり続け、子どもにとっての支えになっていくことを願います。

 

【ご協力のお願い】

 そのためにも、活動を継続・発展させていきたいと考えていますが、人もお金も足りません。いえ、本来ならば近くにいる大人がちょっと子どものことを気にしてくれれば、それで十分なのかもしれません。お金がなくても楽しく遊ぶことはできます。だから、正確に言えば、人とお金が足りないのではなく、子どもへのまなざしが足りないだけかもしれません。

 ブログにこう書いて、子どもの置かれている環境が変われば良いのですが、あり得ないので、やはり活動を継続して、たくさんの人に遊びに来てもらえたらうれしいなと思っています。

2016年度は毎月第3日曜日を基本に開催しているので、ぜひ遊びに来てみてください。

文責:廣川和紀