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アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

わらすのわ座談会 ゲスト 気仙沼市福祉部子ども家庭課 菅原係長

わらすのわ座談会「気仙沼の子育て環境って?」

日時:2016年9月27日(火) 18:30~20:00

場所:宮城県気仙沼市 紫会館

主催:子ども支援者ネットワークわらすのわ

 

★子ども支援者ネットワーク「わらすのわ」とは、気仙沼で子どもの環境に問題意識を持つ団体・個人の集まりです。

 

今回の座談会では、気仙沼市福祉部子ども家庭課の菅原係長をゲストに迎え、企画した当団体の神林が質問者・聞き手となって、気仙沼市の子どもの環境について話を聞きました。参加したのは、保育士や子どもに関わる活動をする者や地元の若者など、20名程度でした。

 

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はじめに菅原係長は子ども家庭課の役割について話してくださいました。保育園や幼稚園が管轄にあることは想像がつきますが、「児童遊園」という公園も管轄しているのは参加者にとって意外だったようです。この会場の外にも遊具がありましたが、この紫会館の遊具ではなく実は「児童遊園」のひとつだと知り、会場に驚きの声が上がりました。

 

子ども家庭課は児童手当や一人親対象の子育ての支援もしています。その中に「ファミリーサポートセンター」という制度があります。学童保育・塾の送り迎えや病院に行く間子どもを預かって欲しいなど、少しの間子どもの面倒を見てほしい時に使う制度で、支援してもらう人と支援したい人がそれぞれ登録して利用します。とても便利な制度ですが、実際は登録している人の1割しか利用がないそうです。これも参加者には意外な情報でした。

 

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菅原係長に気仙沼の子どもの環境で気になることを質問すると、

児童相談所の相談件数は年々増加し、気になる子どもが増えている。家族や住環境など震災の影響が大きい。」とのことでした。震災を経験していない子も育つ環境が仮設住宅であるなど、その影響は今なお続いています。

 

次に「市民やお母さん達にこんな風に子ども家庭課を使ってほしいというイメージはありますか?」と素朴な疑問を質問しました。

「子ども家庭課は児童手当の申請など、1日中お客さんが出入りしているので気軽に来てほしい。イベントの告知など、チラシを持参していただければ幼稚園や学校や児童館に置くことができる。」とのことです。参加者の中では子ども関連のイベントを企画する人も多く、とてもありがたい提案でした。

 

菅原係長によると、いま子育ての経済支援は自治体間競争になっているそうです。どれだけ児童手当を高く出せるか、どれだけ医療費の免除ができるか等々…。気仙沼市は現在出生率を上げるために「プロジェクト1.90」をすすめており、会議を重ねて子育て支援を見直しています。

 

この「プロジェクト1・90」の会議はNPOなど民間も参加しており、菅原係長は「課・係の横のつながりをつくっていなかったことに気づいた。」と言います。出生率を上げることを考えると、未婚者の出会いの場から始まり、結婚した後の妊娠・出産時のサポート、子育て中のサポート、高校卒業と共に増加する人口流出の対策、就職や住宅の問題…人間の一生のサイクルを考える必要があります。だからこそ「課・係の横のつながり」が必要だと気づいたのだと思います。

 

また「プロジェクト1・90」の会議や今回のわらすのわ座談会のように「これからはNPOとも同じ目線で一緒に考えていきたい」と話してくだったのは素晴らしいことでした。

 

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菅原係長と神林のクロストーク後、テーブルごとに意見交換を行いました。

■未婚の若者は子育ての情報を手に入れるのが難しく、子どもを産むビジョンが描き難いのでは?若者が先輩ママと出会う機会がなく、手続きなど不安がいっぱいある。

■高校生が大学進学で県外を選びそこで就職して人口が流出してしまうのは、地元の魅力を知る機会がないことに一因があるのでは?

■今いる子どもって兄弟はいるの?→保育士の感覚では兄弟が多い。けれど母親になる人が少ないため、出生数が上がらないのでは?

■子ども目線での居場所って少ないかもしれない。気仙沼に目玉があったらもっと子育てがしやすくなる。

■実は気仙沼は中学生くらいまで医療費が免除される。知らない若者も多いのでは。

 

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これまで、わらすのわ座談会は何度も開かれてきましたが、行政の方をゲストに迎えたのは初めてです。気仙沼市では官民協同の動きが増えつつあります。子ども子育ての環境が変化する兆しかもしれません。

 

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