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アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

トカイナカのハンタイ

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気になって検索すると「トカイナカ」という概念にたどり着いた。

 でも、今回はその反対からスタートすることになった。

 

◯トカイナカとは

トカイナカとは、都会と田舎の中間のことをいう造語である。どこの地域のことを指すのか、はたまたどんな時に使うのかは、人によって違うが、東京都の多摩地区や埼玉県など都会の便利さも享受しつつ田舎の豊かさも満喫できるような場所のことを言うらしい。

そして、意識的な部分から見れば、都会に住んでいた人が田舎に憧れてプチ移住するという概念なのだろう。

 

石巻市蛇田地区

そもそも東京近郊と比べたら、石巻は田舎だ。海があり、山もあり、田んぼも広がっている。自然豊かな環境で暮らしたいと思ったら、候補の一つに挙げてもいいくらいステキなところである。

 

今回の舞台である石巻市蛇田地区も20年もさかのぼれば田んぼの広がる田舎だったという話はよく聞く。しかし、1996年にイトーヨーカドーができ、2007年にイオンモールができた。さらに追い打ちをかけたのが2011年の東日本大震災である。被災地最大の集団移転団地ができたのもこの蛇田地区だ。急激にまちが様変わりしたことは想像に難くない。トカイナカとは反対に田舎に住んでた人が急に都会で暮らしはじめたという感覚だろう。

 

 さて、子どもの環境に目を向けてみる。蛇田小学校の児童数は750人を超えた。これも石巻最大だ。

 

◯スキマがない

依頼は、ひとりのお母さんの声だった。

「蛇田小学校の体育館工事が始まって、校庭の半分が使えない。放課後も遊ぶ場がなくて、小学生が全く外に出ない。」

そして、こんなマップも見せてくれた。

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衝撃だったのは、「大通りを越えてはいけない」そして、「みんなそれを守っている」さらには、「違反が見つかったら学校へ通報される」というにわかには信じられない話だった。

 

イマの世の中の常識がそこにあるのなら僕の認識不足でしかないが、子ども監視社会としか言えない状況はイマココにある。

 

さて、どこで遊ぼうか。

 

◯ 散歩

2016年12月11日(日)

依頼者である蛇田小学校6年生の母親と子どもたちと共に学区内で遊べそうな場所、プレーパークができそうな場所を探すことにした。

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1、住宅街の中の自然公園

ごくごく狭い敷地と観察池。池の方には柵があって行けない。曰く生き物は何も来ない。どうして大人が作るものはチグハグなんだろう?

 

2、学区外の土手

大きな川の土手が遊びやすいスポットだった。しかし、今は工事中で入ることすらできない。

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3、川の主が居るところ

NPO法人ひたかみ水の里が手づくりした小川があり、小さなプレーパークのような場所だった。カヌー体験もでき、薪ストーブもある。川のこと、地域のことを知り尽くしたおじさんがいるのも魅力でいつでも遊びに来れそう。

学区のはじっこだから高学年が自転車で来れるかどうか。

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4、お寺の住職さん

民生委員も務める住職さんがいるお寺。講堂は子育て団体にも貸し出ししているらしく、話が早い。七輪を持ってきて仲間づくりをするのに最適かもしれない。

 

5、神社と林

神社がある小さな公園。すべり台とブランコがあり、遊び場活動をするのには良さそう。ただ、大通りや主要道路から裏に入ったところで、知る人ぞ知るといった場所だ。すぐ横には小さな林もあり、これもまた工夫次第で遊べそう。

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灯台元暗し

色々歩いてまわった結果、最後の神社の場所が良さそうだ僕らは感じた。

依頼者のお母さんからすると、学区の外れでもあり、車に乗っていると気付かないような場所だったので、「こんな場所?」と候補から外していたところだった。

しかし、子どもたちはそんな場所で、遊びはじめ、軽く1時間は遊び込んだ。帰りの時間が差し迫っていたため、終了となったが、いつまでも遊んでいられるのだろう。

 

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子どもの遊び心は、「場」から感じるものを受け取って刺激される。プレーワーカーにもそれが見えているから、子どもの気持ちを通訳することができる。大人目線では見えていないことを伝えるのもプレーワーカーの役割だろう。

 

 そして、帰ることにしたのだが、わき道を抜けるとよく知る光景があった。NPO法人にじいろクレヨンと共に活動をしている復興公営住宅の公園(新しくできた公園)のすぐ近くだった。

 

「この場所なら、公営住宅に住む子どもたちも来やすいね。」

 

まさに灯台元暗しだ。

きたなシュラン(見た目は汚いけれど、料理は美味しいレストラン)のような穴場を発見することができた。

 

この日のアテンドは、塩田大介と廣川和紀。

余裕があれば、一緒にまわった小学校6年生3人との会話や遊び、学校や社会、大人への一言などを紹介したい。

 

廣川和紀(かずき)

 

 

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