アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

プレーパークけせんぬま 初めての通常開園

2018年9月15日(土)~16日(日)は、プレーパークけせんぬまがオープンしてから初めての通常開催でした!

 

【土曜日、初開催!】
どんな子どもが遊びに来るんだろうと、ドキドキしながら遊び場に向かいました。遊び場に着くと、見慣れた自転車。準備期間から手伝ってくれた子どもが、開園1時間も前から、遊びに来ていました。
「今日誰が来るかな?」

と、まるでスタッフのよう。開園準備も手伝ってくれました。

 

これまで移動型遊び場プレーカーでは、同じ場所は多くて月に1~2回行くのが限度でした。プレーパークけせんぬまでは、同じ場所で毎週遊び場を開くことができます。遊びに来る子どもにとっても、何かを作れば来週も再来週も残り続ける、変化させられる遊び場になります。変化が残っていく安心感は、「次はあれをやろう!」と子どもの意欲を引き出して、より自由な発想の遊びが広がる場所になるはずです。


子どもが物を壊したり、組み立てたりするのに、役立つ道具は工具です。
移動型遊び場プレーカーでは木箱に入れていますが、プレーパークけせんぬまでは、見やすく・使いやすく・しまいやすい道具かけに収納しました。

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砂糖を焼いて作るべっこうあめ用のおたまの収納は、遊びに来た女の子たちと一緒に「おたまかけ」を作りました。

 

「長さに違いがあるから、きょうだいみたい!」
という発想から「おたま6きょうだい」のキャラクターがつくられ、名前と年齢まで設定されました。

「長男たまき18歳、次男たまと15歳、三男たまお12歳、四男たますけ10歳、長女たまみ6歳、次女たまこ3歳・・・!大家族だ!!」

道具に名前を付けると、大切に使ってくれそうな気がします。

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土曜日は、初めての親子がぱらぱらと様子を見に来るような感じでした。
来場者は、小学生高学年から、最年少は1歳10か月!

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滑り台で遊んだり、栗の木から栗を収穫したり、気ままに過ごしました。

 

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【日曜日は晴天!】
久しぶりに暑くなり、たくさんの親子が水遊びを求めて遊びにきました。
写真は、何秒浮いていられるか勝負!

 

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寒くなったら、ドラム缶風呂を沸かして、あたたまります。

 

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火を起こしては…

 

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水をかける!

 

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そしてまた火を付けようと団扇であおぐ、謎の遊びをする子も。
べっこうあめ・マシュマロを焼くのに火を使いたかった子どもからは「ちょっとー!!」と怒りの声!

 

「やりたい」がぶつかるとケンカもおきます。大きいケガにつながらない、一方的な「いじめ」の状態にならない限り、遊び場のスタッフであるプレイワーカーはケンカも見守ります。ケンカを中途半端に止めて、言葉だけの「ごめんなさい」を言わせても、子どもの心の整理はつかないと思うからです。

 

ケンカから逃げて来て、よそのお父さんに愚痴をこぼす子、主張を通そうとする子。いろんな折り合いの付け方を模索していました。

 

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遊び場では、末っ子がお姉ちゃんになったり、長男が末っ子になったり、遊び仲間がいるほど、いつもと違う自分をだせることもあるようです。手前の男の子は、家ではお兄ちゃんですが、小学生のお兄さん・お姉さんに囲まれ、少しドキドキしながら遊んでいました。

この日は、引っ越し前の拠点「こどまど」に遊びに来ていた子どもも多く来ました。学区が違うので「どこ小?」という挨拶がかわされていました。

 

年上に甘えたり、もみくちゃになって一緒に遊んだり、違う学区の同い年と遊んだり、年齢や学区で区切らない居場所だから集まれたメンバーでした。

 

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そんな遊ぶ子どもをのんびりと眺めるお父さん。駐車場があるので、車を置いて親同士が立ち話をしたり、のんびりしている雰囲気も良かったです。

 

ゆるやかな関係と、時折おきる「やりたい」がぶつかるケンカ。大人になるための準備ではなく、子どもの時間は子どものもの。
それぞれの子どもが、その子らしく居られる遊び場になることを願い、「プレーパークけせんぬま」はスタートしました。

遠藤みゆ

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