アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

生まれて初めての経験

ぐりどんスペシャル!2015   こぼれ話その1

「生まれて初めての経験」

 

この日は、本当にたくさんの遊びが生まれました。

 

初めて扱う素材として、キャスター(小さい車輪)を置いてみたところ、子ども

が「靴の裏につけたらスケートできる!」と発想。

試しにやってみることにしました。

 

ガムテープでぐるぐる。   とにかくぐるぐる。

 

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ですが、ガムテープではくっつくまではいくのですが、立ちあがって滑ろうとすると徐々に壊れていきます。

 

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そのうち子どもが「ダンボールか板をくっつけて、それを靴につければよくない!!?」と更に改良を始めます。(多分、ここまでで1時間以上が経過しました笑)

 

そして完成!!

 

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ですが、いざ滑ってみると、バランスが悪くて車輪が回らないし、滑らない!滑っている本人も周りも大爆笑。結局車輪の無い面で歩いた方が早いみたいでした笑

 

でも結果はどちらでもよかったのだと思います。子どもは発想が形になる過程を一番楽しんでいました。

 

それにしても印象に残っているのが、このキャスターをつけている子どもが遊んでいるときにふと「今日は最高だー」と言って来ました。

 

続けて

 

「こんなに自由な時間は生まれてはじめてだよーーー!!!」

 

と笑いながら話してくれました。

 

嬉しい気持ちと同時に、こんなことぐらいで生まれてはじめてなのかと、改めて今の子どもの環境には、遊ぶ中でより添い見守ることを考えるプレーワークが必要なんだと感じました。


 

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そして終了の時、突然「かんぺー!ガムテープちょうだい!!!!」と慌てて名前を貼ってあるガムテープをねだられました。「いいよー、なにするのー?」と答えると、にっこり笑顔で

 

「見て!これ今日のやつ(イベントのポスター)だよ!」

 

「これを今日の思い出にするんだ!」

 

といって、プレーワーカー達のシールを貼っていました。

 

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またこんどあそぼうね!