アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

風で遊ぶ!歴史ある木造校舎の前で遊び場!

「風で遊ぶ!歴史ある木造校舎の前で遊び場!」

 

宮城県気仙沼市 八瀬地区の旧月立小学校の校庭で遊び場を開きました。海から離れた雄大な里山に抱かれた木造校舎は、1922年に建てられ、登録有形文化財にも指定されている歴史ある校舎です。

 

ここでは毎月「八瀬そば」という美味しいそばが振舞われ、人々の交流の場として活用されています。今回は校舎内で親や健康に関心のある大人向けに、明治乳業さんの「乳酸菌のチカラを学ぼう」という勉強会が開かれ、その間子どもは遊ぼう!!ということで開かれた遊び場でした。

 

f:id:playworkers:20160221183103p:plain

 

準備中から時折暴風が吹き、晴れているのに雨とヒョウが降る、不思議な天気。遊び場開始直前まで、屋内にするか屋外にするか迷いました。それでも太陽が出てきたので、雨の時の逃げ場所としてタープを張って、外で遊び場スタート!!

 

工作・お絵かき、遊び始めたものの…晴れていると思えば、すぐ雨になり、みんなでタープに避難。晴れたら、またそれぞれ遊びに戻ります。タープがバタバタ言うくらい始終強い風が吹いて、「寒いから校舎に戻りたい」と言う子どもが居るかと思いましたが、予想以上にもみんな遊びに夢中になって、親が迎えに来るまで遊び尽くしていました。

 

悪天候、それも遊びに変えてしまうのが子ども。暴風の中、薄いビニール袋に風をはらんで走る子ども達。笑い声を響かせ、風の力強さと膨らんだビニールのホワホワした感触を楽しんでいました。ある子はよほど気に入ったらしく、お母さんの所にしぼんだ袋を持って行って、自慢したそうです。

 

「これ作った!!ガムなの!!」

 

水産加工の発砲スチロール箱を包む、カラフルで薄くて大きなビニール袋。普段は役目を終えれば捨てるようなものでも、遊び場では風を捕まえる不思議な道具に変身します。

 

そんな変身をさせて「ガム」に例えた、子どもの発想はさすがだと思いました。