アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

お寺のマルシェで遊び場

かもみ~るマーケット 補陀寺deマルシェ

日時:5月29日 10:00~15:00

場所:補陀寺(宮城県気仙沼市古町)          

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木工、消しゴムハンコ、藍染、布小物、様々な手作り商品とワークショップの露店が立ち並んだ補陀寺で遊び場を開きました。

去年も同じイベントで遊び場を開いており、遊びに来た子どもの中には「前も来たんだよ!」と笑顔で教えてくれる子もいました。前の遊び場がよほど印象強かったらしく、今回の遊び場もとても楽しみにしていたようです。

 

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このイベントを主催している一般社団法人かもみ~るさんは私たちの活動を理解してくださり、2回目となる今回のマルシェも子どもの遊び場を担当させていただきました。

 

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夏日のような晴天のこの日、子どもの親たちもゆっくり休めるところをつくろうと思い、日よけのタープを張りました。そして遊び場の入口には「こどもの遊び場、おとなの休み場」の看板をつけました。大人がゆっくりできて初めて、子どもも心ゆくまで遊べると考えているからです。子どもが遊んでいたり、乳児を抱えていたり、お母さん達は日陰でゆっくり休み、「おとなの休み場って書いてあるのがいいよね」と談笑していました。

 

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子どもたちはプレーカーの上によじ登るのに夢中でした。全身を使って取っ掛かりを見つけていかないと屋根には辿りつけません。でも一度登るとクセになる楽しさがあるらしく、降りては登ってを繰り返していました。

 

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また、草の斜面があり、男の子は段ボールにヒモをつけてソリにしていました。「見てこれ」と最後に見せてくれた時は、段ボールが擦り切れて穴があいており、満足そうな彼の表情が印象的でした。

 

タープの陰でずっとお喋りしていたお母さんのほとんどは、私達の遊び場のリピーターです。気仙沼市内で活動を重ねているため、「プレーカーの来る場所に行けば、知り合いに会える」と立ち寄ってくれるお母さんが増えてきました。

 

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そんなお母さん達は、自分の子どもだけでなく他の人の子どもの遊びを見守ったり一緒に遊んだり、自然とみんなで子どもを見守る環境をつくってくれます。

 

遊び場の片付けにもお母さん達が協力してくださり、これまで活動してきた蓄積が感じられた日でした。