特別インタビュー「なぜプレーワーカーズに遊具づくりを依頼したのか?」
これまでもブログでお伝えしてきましたが、NPO法人ハックの家の障がい児放課後デイサービス「ピーターズキッズ」の園庭で遊具づくりをしています。今回は依頼者の城内さんに依頼にいたった想いをお聞きしました。
【インタビュー:遊具制作の依頼者 城内さん】
ハックの家のスタッフ、城内さんは2年間この遊具制作の構想を温めていたそうです。ピーターズキッズの園庭は十分な広さがあるにも関わらず、滑り台やジャングルジムといった普通の公園にある古い遊具があるだけでした。
遊具を変えることで、障がいによって他人と関わることが難しい子が遊びの中で人と関わったり、筋力や感覚の発達を促したり、そんな変化があるのではないか。そんな構想をしていた時、プレーワーカーズに出会い、遊具制作を依頼するに到ったのです。
プレーワーカーズは依頼を受け、まずは遊具設計のために子どもの遊ぶ様子を見に行きました。プレーカーを使った移動型遊び場を開き、この施設の障がい児がどんな遊びをしているのかを観察し、スタッフの希望を聞きました。そのように子どもに合わせて遊具を考えるのもすごく良かったそうです。手づくり遊具はそこで遊ぶ子どもに合わせてデザインでき、また子どもに合わない部分はあとから作り変えることができます。
遊具制作はまだ始まったばかりですが、移動型遊び場だけでいくつか変化がみられたようです。いつも外に出ない子が移動型遊び場の木製ホッケーが気に入りって、ずっと外でホッケーしていたり、いつも1人でいたり大人とばかり関わっていた子が同世代と遊ぶようになったり…。同世代と遊ぶようになった子は言葉が出るようにもなってきて、同世代と関わるようになったと言います。
そんな変化を目の当たりにし、城内さんはますます期待を寄せているそうです。遊びの中であればその子の興味のわき出るものが分かるかもしれない。そうすれば働く時がきた時に、その子の興味に合う仕事を見つけてあげられるかもしれない。城内さんはその子の人生を想いながら遊ぶ姿を見つめていました。
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子ども時代はその人の一生に関わるものです。その背景となる環境づくりをする「遊び空間デザイン」。ピーターズキッズの園庭が子どもにとってよりよい背景となりますよう、遊具づくりを進めていきたいと思います。
【ハックの家バックナンバー】
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特別インタビュー「なぜプレーワーカーズに遊具づくりを依頼したのか?」
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6~8日目 第1回完結! http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/12/08/000000
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