アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

子どものまち・いしのまき2016 vol.1

子どものまち・いしのまき2016が開催されました!!

 

日時:2016年10月1日(土)~10月2日(日)

場所:石巻市橋通り界隈

 

当団体理事 廣川和紀(かずき)が子どものまち・いしのまき実行委員会の事務局長を務めました。

 

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◆私の疑問

子どもたちは、普段大人が決めた大人社会のルールの中で暮らしています。

「子どもが主役のまち」というスローガンを掲げた子どものためのイベントづくりの中で彼らはどうなっていくのでしょうか?

 

実は事務局長として、イベント全体の管理をしつつ、子ども会議担当でもありました。

普段仕事として行っている遊び場づくりとは、ちょっと違う活動に見える子どものまち。それでも僕がプレーワーカーとして関わりたいと思った気持ちについても触れながら話を進めていければと思います。

 

◆子どものまちとは

チラシには、「ひとりひとりが主役になれるまち。子どもたちで考えた仕事やメニューが並びます。受付でパスポートをもらったらまずはやりたい仕事探し。仕事してお金を貯めたらみんなのつくったものを選んだり、使ったり、買うこともできる。」とあります。

昨年度、実行委員会議で話し合った目的としては、以下の5つが挙げられています。

①子どもがまちづくりの主役になる場をつくる

②職業・社会体験の機会を提供し、子どもの夢・未来を応援する

③社会の仕組みや役割を理解し、課題解決する人とまちを育む

④商店街等と連携し、まち全体を子どもの居場所にしていく

⑤一人一人の遊び心を大切に、年に1回のイベントを楽しむ

 

「自分たちが考えたお店」、「自分たちのまち」をつくっていくためには事前の話し合いが必要です。6月から4回の店長会議、運営委員会議を重ねてきました。

その過程こそが、一番大切で一番おもしろいポイントだと思っています。

 

 

★自由な店づくり

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今年度の店長会議の流れを見ていきましょう。

 

「店長やりたい!」と集まってきた子たちのやりたいことを聞いて、グループに分かれてお店づくりをしてきました。

たくさん出た中で目立っていたのが「カジノ」です。「マキー(子どものまち通貨)をたくさん持っている人が増えてきたからカジノでたくさん使ってもらおう」という発想から生まれたお店です。

 

同時に「イタズラ」のお店もできました。銀行強盗をするなど、秩序を乱すグループです。

「それならば!」と生まれるのが警察。

ですが、発案し引き受けたのがカジノの店長でした。警察の仕事もするカジノなんて聞いたこともないし、おもしろいですよね。

大人の社会常識からすれば、「別組織にしておいた方がいいんじゃないか?」と口を挟みたくもなりますが、ここは子どものまち。子どもたちの中でいま、問題が起きていないのであれば見守ろうと考えました。

 

また、子ども店長会議はなるべく白紙状態からやりたいと思って計画しました。

これまでの経験があるので、子どもたち自身も、「これは現実的じゃない」とか「去年と同じように」となりがちです。でも、ゼロをイチにする時が一番楽しいときだと思います。

 

vol.2に続きます。

廣川和紀

 

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