アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

遊びのレンズって、なーに?

プレーワーカーズのかずきです。

 

1歳8ヶ月の娘を病院に連れていきました。

小児科専門のクリニックなので、待ち合い室にキッズスペースが広く取ってあります。

そこには絵本とマンガ、おもちゃが2つほど置いてあります。

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【このおもちゃが2つありました】

 

そのスペースには、始めウチの娘が1人だけでしたが、4歳前くらいの男の子とウチの子よりちょっと月齢が下くらいの男の子兄弟、そしてお母さんが来ました。

 

お母さんも大変です。

下の子だって目を離せないのに、上の子は言うこと聞いてくれない!!

上の子はパタパタ歩き、ドラえもんのマンガを5冊ほど持ってきます。

「1冊にしなさい」「病院なんだから静かに」

そして、ウチの娘が遊ぶおもちゃにも興味が出てきて触ろうとしました。

 

お母さん「すいません…」

僕「僕は全然気にしないので、大丈夫ですよ」

 

と、答えながら昨日のワークショップで話題となった言葉の数々を思い出しました。

 

「子どもがケンカしてるのお嫌いですか?」

 

「子どものケンカの問題は大人の関係性」

 

「おもちゃを貸してあげなさい」を大人で例えると「彼氏貸してあげなさい」と同じ

 

「この子ならではの遊びのツボ」

 

「この子ならではの遊びのキュー(入り方)」

 

「生活のレンズ」と「遊びのレンズ」

 

え?

遊びのレンズって、なーに?!

 

講師に嶋村仁志さん(通称:めだか)をお迎えして、ワークショップ を行いました。

 

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単に「子ども」を見ると言っても、色んな角度(レンズ)があります。

 

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例えば、土の上で寝そべっている子

 

教育のレンズで見ると

「頑張って上まで1人で登れたら達成感はすごいだろう!」

医療のレンズで見ると

「土を舐めたりしたら衛生的に大丈夫だろうか?」

生活のレンズで見ると

「あー泥付いて…。家に帰ってから洗うの大変だ」

遊びのレンズで見ると

「登らずじっとしているけど、ヒンヤリ気持ちいいのかな?」

 

など、見方によってずいぶん印象が変わります。

プレーワーカーは、遊びのレンズで子どもを見ることを職業としていますが、実は親も遊びのレンズを持つだけで、ずいぶんと気持ちが軽くなると思うのです。

 

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午前中は、それを実感するワークを行い、ランチ会では、お昼ごはんを食べながら、質問タイムや子育て相談などになりました。

 

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 詳しい内容は、来た人だけの特権ということにしましょう。

 

そんな昨日を過ごした後の、小児科での出来事。

「教育のレンズ」で見たら、大人しく良い子にしていて欲しいし、「生活のレンズ」で見たら、周りの目も気になる。

その気持ちはよく分かる。

僕は気にしないけど、みんながどうかは分からない。

でも、小児科専門で、キッズスペースも作っている病院だからこそ、子どもが遊んでもいい(多少、大目に見てもらえる)場所です。って打ち出してくれたら良いなと個人的には感じました。

 

それもプレイワークが担えることのひとつかもしれないですね。

 

 文責:廣川和紀


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