アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

高校生企画「地産地消フェス」のキッズブースをお手伝いしました!

2018年4月8日(日)、気仙沼の高校生が企画した「地産地消フェス」が市内南町で開催されました。100メートルほどの道路を歩行者天国にして、工作やお絵かきのできるキッズブースだけでなく、地元の食品を使った料理やスイーツの販売、思いのたけをぶつけるプレゼンテーション、軽音楽部などが演奏するライブステージなど、盛りだくさんの内容でした。高校生だけでなく、乳幼児~小学生の親子連れも多く、0~18歳のすべての年齢層の子どもが来場した印象でした。

 

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【やりたいことをやるための責任】

今回は高校生たちが手探りで準備を進めてきたこともあり、企画段階から相談をいただきました。

 

打ち合わせでは、

「私はいろんな人に出会ってここまで来たから、人とのつながりが感じられるイベントにしたい!」

「高校生だからできる、地域活性化を!」

東日本大震災を経て、成長した私達から感謝を伝えたい!!」

という熱い想いと同時に、

「本当に実現できるだろうか?」

「どうしたらいいんだろう??」

という不安が感じられました。

 

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学校の課題でもなく、部活動でもなく、自分たちが「やりたい」と企画したからこそ、のしかかる不安と準備の難しさ。

 

気仙沼中の大人たちも、ずいぶん手伝ったかもしれませんが、やりたいことをやるための責任を負って実行に移した高校生たちは本当にすごいエネルギーをもっていると感じました。

 

【遊び場の思い出】

キッズブースでは、ローテーションで高校生が代わるがわる担当しました。

「いまから担当します、よろしくお願いします。」

と挨拶に来ると、「そういえば、この車(プレーカー)を知ってます。震災直後にあそびーばーに行ってたので」と話してくれる高校生が何人かいました。「あそびーばー」とは、震災直後に日本冒険遊び場づくり協会が被災地支援として気仙沼市につくった冒険遊び場です。

 

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「震災を経て成長した姿を見せたい」と言っていた高校生たち。震災当時は小学生だった子どもが、高校生となって子どもを見守る側になっている、子どもと大人の時間の感覚はまったく違う、と感じる瞬間でした。

 

話を聞くと、震災直後に一緒に遊んだプレイワーカーの名前はよく知った名前もあり、くぎさしが好きだったこと、ザリガニを釣って食べたこと、いろんな「遊び場の思い出」を話してくれました。

 

懐かしすぎて、まき方を忘れたベーゴマに苦戦しながら。

  

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大人になった私にとっては何気ない遊び場のひとつひとつの場面が、子どもにとっては「思い出」として積み重なり、子ども時代を形づくると思うと、丁寧に過ごしたいなぁと思った日でした。

遠藤みゆ

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