アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

【プレーパークけせんぬま】ザリガニ捕り、やったことある?

プレーパークけせんぬまの最近のブームはザリガニ捕り。
遊び場の近くの水路でザリガニを釣り、遊び場に連れて来ては

「ザリガニ君の家をつくる」

と言って、池をつくっています。

でも、地面に穴を掘って、水を溜めているだけなので、そのうち水は地面にしみ込むし、ザリガニは歩いてどこかに逃げてしまうんですけど。

それでも、また次の週にはザリガニを捕りたいと言います。
不思議とやみつきになるんですね。

 

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上手に捕まえないと、弱ってしまうようで、遊び場に連れてくる頃には死んでしまうザリガニもいます。

 

はまっているのは4歳〜5歳の子どもなので、生き死にが分かってくる頃です。
「あーあー、コイツ死んじゃったよ」
と笑って言う子どもを見る時は、その場にいる大人は本当に戸惑います。

「かわいそう、このザリガニにも命があったのに…」

周りの大人がそう呟いたのを見て、その子どもはバツが悪そうな顔をしました。
小さい生き物たちには、学ばせてもらうことが多いです。

でもそのバツが悪そうな表情の理由はどんなものだったんだろう?、と思います。
「命を殺してしまった事」なのか「大人から責められた事」なのか。
こういう時、子どもの遊び場という「学びの場」に大人が介入することについて考えてしまいます。

 

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ガキ大将が居て、子ども同士で教え合えれば、大人の顔色を伺わずに経験を積む事ができるのですが、それはもう過去の話です。現代は子どもが少なく、年齢問わずに群れて遊ぶ姿も、遊びの経験豊富な楽しさも危険も分かるガキ大将の姿もほとんど無くなっている…そうです。

「そうです」と伝聞調に言うのは、プレイワーカーである私自身も、群れて遊んだ経験がほとんど無く、「ガキ大将」というのも見たことがないからです。そういう世代が親として子どもを育てているのです。遊びの経験値が少ないのに、我が子の遊びを見守らなければいけない立場になり、ハラハラしてしまうのは当然かもしれません。

ところで、大人の皆さんはザリガニを捕ったことがありますか?
先日、子どもを見守りに来たママさんたちもザリガニを捕ってみました。
「あらー、意外と捕れない!」
そう、ザリガニはすぐそこに見えるのに、逃げ足が速くて、なかなか捕まりません。

 

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「そういえば、私、初めてザリガニ捕ったの!」
と、ママさんが言いました。
本当ですね、このたび、私も人生で初めてザリガニを捕りました。

大人も遊びなおしです。
遊びの経験値の積みなおし。
我が子の遊びを見守るために、ぜひ遊びに来てくださいね。


遠藤みゆ

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