アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

プレーワーカーズとは

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設立記念日!目標達成!!のような節目なわけではありませんが、おかげさまで、プレーワーカーズも立ち上げてからもうすぐ5年です。

 


プレーワーカーズに関わってくれる方、応援してくれる方が増えてきたと思うので、改めてプレーワーカーズってなんだ?というのを振り返ってみようと思います。

 

 

 

【設立の流れ】

東日本大震災の直後から被災地支援事業として、NPO法人日本冒険遊び場づくり協会 東北オフィスは活動してきました。私たちは震災から5年にもなる来年以降の事を話し合った結果、より東北地方で活動を展開しやすくする為に、東北オフィスのメンバーで新たな法人を設立することと致しました。

(アソビのタネ、2015年6月23日より)

 


東日本大震災の被災地支援を続けるために、法人格を持って、独立し、現地メンバーでなんとかやって行こうぜ!っていうのがスタートでした。

 


【2016年度は】

2016年4月に完全に独立し、本格始動。

宮城県地域復興支援助成金と復興庁心の復興事業の助成金をいただき、被災地支援を続けました。

 


実際には、これまで関わってきた人たちと繋がり続けることをしながら、

 


助成金の申請書を作るために話し合ったり

・会計管理や契約書など諸々の管理体制を整えたり

・移動型遊び場「プレーカー」をどうにか事業化できないか考えたり

・思わぬ繋がりから、園庭遊具製作の依頼をもらって、それはもう必死に役立てるよう頑張ったり

 


振り返ってみると、今打ち出している「事業」の一歩目でした。

 


【2017年度は】

引き続きで、復興支援の助成金をいただきながら、子どもへの直接支援に踏み出しました。

 


これまで東北地域での冒険遊び場やプレーカーで多くの子どもたちと過ごしていく中、もう少し長い時間をかけて関わりたいなぁと思う子どもたちとの出会いがたくさんありました。

でも、僕たちは各地域で遊び場をされている方々を応援する立場なので、一歩踏み込んで関わるには様々な難しさがありました。

3年ほど前から子どもたちと家庭的で暖かさを感じる居場所を作りたいと思っていたのですが、ご縁に恵まれ宮城県に2ヶ所の拠点をつくることになりました。

これはプレーワーカーズ初の自分たちがつくる子どもの遊び場・居場所です。

(プレイフルvol2・2017年度報告書より)

 


→復興支援者から市民活動者に移行する時期でした。

 


【2018年度は】

地域に根差し、今後も継続して続けて行けるように拠点の場所を変え、作りあげていきました。

 


それと同時に、

・プレーカーを「イベント出張」として、

・園庭づくりを「遊具製作」として、

・理事個人の活動を「講師派遣」として、

事業化させ、カタログも作りました。

 


なるべく、本来やりたいこと、つまり、ミッションから遠ざからない形で収益性を持たせる方法を常に探しています。

 


また、ネットショップを立ち上げたり、三世代遊び環境調査をしたり、キャンプを企画したりなど、また新しいことにも挑戦してきました。

 


→これらの収益事業だけでなく、全ての事業を展開するにあたって、最も重要なことは、プレイワーカーが関わっているという点です。

プレイワーカーが集まり、法人を作っているので、「人」にこそ価値があると考え、形作ってきました。

 

 

 

【2019年度は】

地域に根付いた活動を続けながら、会員制度を作りました。

また、みやぎチャレンジプロジェクトにも参加し、プレーワーカーズとしては初めて大がかりな寄付キャンペーンを行いました。

 


その結果、

・寄付金の割合は8%から11%に増え

助成金割合は74%から42%に減り

・事業収入の割合は13%から40%に増え

 


しかし、270万円の赤字でした。

まだまだ、非営利活動団体を経営していくという点でできていないことがあるからでしょう。

 


でも、同時に

全国各地で子どもに関わる活動をしている皆さんと同じ市民活動団体の一歩を踏み出したとも思っています。

 


そして、被災地支援団体から変わりつつあるとも思っています。

 


今、日本全国が、非日常性の空気に包まれ、不安感がなかなか消えない状況です。

 


 


しかしながら、いつどんな時でも

 


“遊び”は子どもの心身に直結した子どもの生きる糧だと確信しています。

(プレイフルvol.1・2016年度報告書より)

 

 

 

だから、プレーワーカーズは、

《子どもが遊び育つ社会を目指して》

事業を継続・展開していこうと考えています。