どろんこと恩送り
4年生の終わりくらいから遊び場に来るようになった、常連のグループがあります。
今年は6年生。春の入学式の時期は、
「1年生と6年生って一緒に行事やること多いんだよ。」
と学校生活の様子を聞かせてくれました。
遊び場に来ている子で、入学した子もいるので、親たちに「うちの子よろしくね〜」なんて声をかけられて。「えー」とか「いいよー」とか、それぞれの正直な反応を返していました。
運動会の時は、「私、1年生の世話する係なんだよ」と、教えてくれた子もいます。普段、はちゃめちゃに遊ぶ姿からは、ちょっと想像できなかったのですが、当日の様子を見に行った方から聞いた話では、とっても頼もしかったようで少し意外でした。
そんな、すこし大人っぽくなる6年生。背格好だけなら、大人に追いついた男の子もいます。
でも、もちろん今は子ども。
「あーーーきもちいいーーー!」
「ちょっとみてー!手がやばい」
「乾いてきた!!へんなかんじ」
「わー、イボガエルみたいね」
一方、その横で遊ぶちびっこたち。
どろんこ、気持ちいいよね!!
ちなみに6年生は、知恵を働かせました。
「自分の服でどろんこをしたら、家で怒られる・・・!
そうだ!プレーパークの着替えを借りて、どろんこしよう」
遊び場の着替えは白いシャツもドロ染めに。帰る間際の押し問答が始まります。
「ちょっと!!!持って帰って洗って返してよ!!!!」
と訴えるも、
「ぜっっったいムリ!!!!!!
親に怒られる!!!ムリ!!!!!」
すごい剣幕で拒絶されて、たしかに、その光景は目に浮かびました。
知っている親御さんなら、協力をあおぐこともできたかもしれません。
でも、ここは子どもだけで遊びに来てもいい場所。
この子達の親は会ったこともありません。
そして、どろんこに賛同してくれる親ばかりではないはず。
頭をぐるぐるめぐらせて、結論。
どろんこを楽しんでいるその笑顔、プライスレス。
ということで、プレイワーカーは世話焼きおばちゃんになって、どろんこの服10着&タオル10枚を洗いました。
ビニール袋に押し込んで、それぞれ持たせてもよかったのですが、「遊び場出入り禁止令」が出る家庭もあるのでやめました。
せめて帰る前に水洗いでドロを落としてくれたらよかったのですが、今の子どもは門限も厳しいようです。校則も家の決まりもあります。時間いっぱい遊んで、あわてて帰って行きました。
6年生って言っても、今はもちろん子どもですから。
まわりに迷惑かけながら、大きくなって、次の世代に恩送りをしてくれたらいいのです。
そして、私たち大人は、子どもの時に受けた恩を今の子どもに返していかなくてはいけないですね。
白幡みゆ
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