気仙沼の新拠点aso-bonオープン!
2018年9月9日(日)、宮城県気仙沼市の新しい拠点「aso-bon」のオープンイベントが行われました。
屋内の乳幼児親子の支援拠点「わくわくけせんぬま」(運営:子育て支援わくわくけせんぬま)、屋外の子どもの自由な遊び場「プレーパークけせんぬま」(運営:一般社団法人プレーワーカーズ)、2つを合わせて民間の子ども子育て支援拠点「aso-bon(あそぼん)」として6月から2団体で準備してきました。
オープンイベント当日はあいにくの雨でしたが、60人もの親子や地域住民に参加していただきました。屋内では乳幼児の親子が風船遊びなどゆったりと過ごし、屋外では小学生たちがウォータースライダーなどでダイナミックに遊び、1日中歓声が響いていました。
秋の始まりの肌寒さに、朝から地域のママさんが用意してくださった、とん汁とおにぎりはしみるような美味しさでした。
地元の高屋敷自治会長の昆野さんからは「地区内に素晴らしい子どもの遊び場ができたことを喜んでいる。自治会としても支援していきたい」というお言葉をいただいたり、地元の方から絵本や子ども服を寄付していただくなど、地元からの期待も感じる日でした。
当団体では「プレーパークけせんぬま」を運営していきます。
プレーパークとは、子どもが自由に遊べる遊び場です。禁止事項をつくらず、子どもの「やりたい」を叶えるためにどうしたらいいか、地域とともに考え続ける遊び場です。
移動型の遊び場とは違い、同じ場所で日々を重ねていくことができます。その強みを活かし、さらに気仙沼市の子どもが遊び育つ社会を目指して尽力していきたいと思います。
2018年9月11日(火)
2018年9月12日(水)
新拠点へお引越し
2018年6月より、宮城県気仙沼市田尻沢の一軒家を借り、こどまどからお引越しして、新拠点の準備を始めました。
この一軒家と庭を合わせて「aso-bon(あそぼん)」と名前をつけ、庭では「プレーパークけせんぬま」という子どもの遊び場を一般社団法人プレーワーカーズが運営し、屋内では「わくわくけせんぬま」という乳幼児親子の居場所を「子育て支援わくわくけせんぬま」という団体が運営していきます。
引っ越し作業も、内装もできるだけ自分たちで進めてきました。
■屋内
こどまどのハト時計を、玄関から最初に見える壁にセット。
新拠点の時間を刻み始めます。
居間の畳をはがし、ママや若者のお手伝いをいただきながら、フローリングを貼りました。
思い切って奥の壁をカラフルな色に塗ってみたりもしました。
■屋外
前の拠点こどまどは屋内がメインでしたが、今回のメインは、屋外!
とっても広い庭が使えるので、子どもの遊び場にはうってつけです。
ここにイスとテーブル、ここにたき火があって、ウォータースライダーをつくって、水遊びで寒くなったら、ドラム缶風呂!
なんて考えながら作るとワクワクしますね。
家主さんが残していってくださったドラム缶を洗い、自分たちではカットできなかったので、コミュニティー広場ふぁみりあの代表佐藤絵里さんのつながりで、ドラム缶をカットしてもらいました!
ウォータースライダーも作り始め、どんな遊び場になっていくのか、とても楽しみです。
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一般社団法人プレーワーカーズ
〇プレーカー・プレーワーカーを呼びたい方、
講演・研修・遊び場づくりなど、その他ご相談はこちらへご連絡ください。
info@playworkers.org
〇ご支援のお願い
遊び場づくりの支援や、子どもを取り巻く課題解決のため、ご支援のほど宜しくお願い致します。
http://playworkers.org/donation
〇HPはこちら↓
http://playworkers.org
〇普段の活動の様子が見られる、ブログ「アソビのタネ」はこちら↓
http://playworkers.hateblo.jp
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【お知らせ】180,000camp公開
◆2018年8月プレーワーカーズ企画
「180,000CAMP」
子どもの主体性を全面的に保証した180,000秒のキャンプ生活のCMです。
全国で遊びを通じた子どもの主体性や自己決定・自己実現、居場所づくりの実践をされている方々、キャンプはもちろん日常的なプレイワークの研修やインストラクター等、子どもが豊かに遊び育つ環境に興味がある方、ご依頼・相談お待ちしております。
【一般社団法人プレーワーカーズ】
■公式HP http://playworkers.org/
■プレイワーク研修の詳細はこちら → プレイワーク研修PDF
■問い合わせ先
TEL 022-397-7507
MAIL info@playworkers
担当 神林俊一
保育園・学童・企業・NPO・自治体の方だけでなく、PTAや自治会、任意団体の方々も、まずは気軽にご連絡下さい。
神林俊一(理事・事務局長)
遊具づくりをキッカケに「遊ぶ」を考える
2018年7月4日5日6日
2015年11月に遊具づくりについて打ち合わせをしてから、早くも2年半以上が経ちました。
2016年に大型複合遊具を作り、2017年は園庭に林をつくって、ウッドデッキもつくりました。
今回は、最終のフォローアップとして、利用者のお母さんたちと職員の方向けの座談会及び、学習会を開催しました。
プレーワーカーズが請け負った、ピーターズキッズの園庭改修のコンセプトは、「園庭と育ちあう」です。
園庭が変わっていくと子どもたちの遊びが変わっていきます。
子どもたちの遊びが変わると大人も変わります。
大人が変わると環境がまた変わります。
(プレイフルvol.1から抜粋)
このコンセプトを掲げ、終わりのないプロジェクトを続けていますが、実際2年半が経ち、大人と子どもと園庭の好循環が生まれてきました。
遊具づくりも座談会もどちらにも参加したお母さんは、
「また作るときは呼んでねー」
「あ、私たちいないと作れないかー」
と明るく話してくれましたが、まさにその通りです。
プレーワーカーズだけの力では、作り上げることができないからこそ、このプロジェクトに価値があると思っています。
その価値には、「ボランティアとしての人手」、「みんなで作る楽しさ」もありますが、それだけはありません。
遊具をつくった後の「危険管理」的な観点からも重要だと思っています。
冒険遊び場では、「サービスする人とされる人に分けない」ことによって、自由な遊び場を維持しています。運営者の管理が不必要なわけではありませんが、利用者も含めて、みんなで気づいたことを伝え合うことで、大きな事故を防ぐ文化が生まれます。
その実例として、ヨーロッパでは、フローター(プカプカとあちこちに浮かんで漂う人)という役割があるそうです。ただ見回りをするのではなく、子どもに声をかけたりしながら、場を回りつつ、点検をしたり、修理をしたりします。
(参考:冒険遊び場ブックレット 冒険遊び場づくり危険管理の初歩)
実際に自分の手で作ったものは、自分でも試してみるし、遊んでみる。そうすれば危険な箇所も分かるようになり、愛着が湧けば、ずっと気にしてくれるはず。
この日の座談会では、子どもの遊びの大切さを伝えると共に、みんなで作って、みんなで危険管理をしていくことも改めて伝えました。
ここ、ピーターズキッズの遊具づくりプロジェクトは、循環です。
スタートは、遊具づくりからでしたが、それをキッカケに「遊ぶ」について考えはじめ、職員の方も手を加え、どんどん環境が変化しています。
しかし、遊びの視点から見て、おもしろくなっていくと、同時に危なさも増していきます。その危なさについて、意識し、「リスクとハザード」を分け、どう管理するか。
それが、遊び空間デザインの醍醐味だと思います。
大人にとっても、おもしろくて奥深いスキルだからこそ、自分だけのものにせず、シェアしていきたいです。
プレーワーカーズの事業も、イベント出張、遊具づくり、講師派遣、居場所づくりと多岐に渡っていますが、全てが連動し、子どもが遊び育つ社会につながっていると信じて活動しています。
キッカケは、どこからでも必ず同じ方向を向いていくと思った3日間でした。
廣川和紀
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一般社団法人プレーワーカーズ
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福島の子ども保養プロジェクト・コヨット「こども遊び塾」
児童館でのプレイワーク研修
2018年6月13日(水)
NPO法人みやぎ・せんだい子どもの丘さんが運営する仙台市八本松児童館の職員の方々向けに、プレイワーク研修を行いました。
今回は、子どもの遊びに関わる大人の方へ向けたプレイワーク講座のさわりをお伝えしました。
ところで、日本の場合は、プレーパークは外遊びだし、児童館は基本屋内だし、そこで 直接子どもに関わる大人の役割も違うんじゃないの?
と思う方もいるかもしれません。
でも、こうやって見比べてみると、共通すること多そうじゃないですか?
児童厚生員の役割
■児童館は、子どもたちに遊びを保障します。
■子ども一人ひとりの状態を観察し、個々のペースに応じて自立していくことができるよう、専門職員(児童厚生員)が支援します。
※児童健全育成推進財団HPより抜粋
プレイワーカーの役割
■遊びのプロセスをサポートし、ファシリテートすること
■すべての子どもと若者が遊べる空間づくりをサポートすること
※プレイワークの原理より抜粋
支援、サポート、ファシリテート…。
プレイワークという、環境づくりや子どもとの関わり方の経験や知識を、専門知識として学べるよう体系的に構築されたスキルは、冒険遊び場やプレーパークだけではなく、児童館でも共通して実践できる部分が多くあります。
この日は、プレーパークという言葉を初めて聞く方もいたので、
「遊びとは何か」や「大人の役割」、「ハザード管理」についての重要な部分だけを2時間の中に詰め込み、お伝えしました。
児童館などすでにある施設がもっともっと子どもにとって、自由で楽しい場所になったらいいですね。
その点で、八本松児童館の松浦館長さんとは、想いを共有し、今回のような連携に至っています。
7月には、隣接する公園でプレーパークイベントを開催する予定です。
プレーカー出張や講師派遣のご依頼があれば、ぜひご連絡下さい。
廣川和紀
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一般社団法人プレーワーカーズ
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