アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

【プレーパークけせんぬま】梅もぎとハッピーな記憶

2020年7月4日

 

季節のにおいや音、味、情景、感触、五感に染みついた子ども時代の記憶は、大人になってその季節になるとふと思い返すことがあります。その記憶が楽しいほど、思い出すたびに幸せな気持ちになったりします。

 

子どもと遊び場の梅をもぎながら、「今この瞬間は、未来の幸せな気分を作っているのかもしれないなぁ」と思いました。

 

梅雨で濡れ切って、苔みたいな物が生えている滑りやすい枝に足をかけ、
「おちないでねー!!!」
「梅とれた!!落とすから、虫取りアミでキャッチして!!」
「いいよ〜、落として!」

なんて、わぁわぁ言いながらやりました。
イベントではないので、偶然居合わせた人と、どうやったら梅を割らずに落とせるか試行錯誤。

 

梅を洗うと、梅の香りが強くなります。
梅干しとは違う、生の梅の香り。
大人は梅酒を連想するかもしれません。

このにおいが、未来の幸せのきっかけになるといいです。

 

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今年は混乱続きですね。
咳をする人がいれば「お前、コロナだろ」と言う子どももいます。
疑心暗鬼になって体に力が入ります。朝からイライラしている子どもが必ず居ます。

マスクの感触は嫌な気分の記憶になるかもしれません。

 

一方で、「なにがなんでもイモリをとる」だけで頭がいっぱいの子も居ます。
毎週そのモチベーション、すごいです…!

イモリがとれればハッピー。
ついでにオタマジャクシも、ザリガニも、ドジョウもとれてハッピー。

 

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どんな状況でも、子どもは遊ぶもの。
ドジョウの感触、ザリガニの匂い、それは確実にハッピーな記憶になっているはずです。

 

遠藤みゆ

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DAY10・子どもの遊び環境づくり~新型コロナで行き場を失った子どもたちの日常を支えてきました~

こんにちは、プレーワーカーズ事務局の廣川和紀です。

 

来年の3月11日で、東日本大震災から10年です。

誰もが言葉を失うようなあの未曾有の出来事から、10年。

長かったのか、短かったのか、人によっても感じ方はまちまちでしょう。

 

私は、2011年からは、石巻を中心として被災各地の子どもの遊び場づくりに関わってきました。

以前から人が多く住んでいた都市部、津波の被害が大きかった沿岸部、それによってさらに過疎が進んだ地区、集団移転等で新設された街など、それぞれに事情があり、課題も違い、一括りに、「東北」、「被災地」と言っても、状況は異なります。

 

しかし、活動を続けていく中でハッキリと分かったことは、震災の前から、子どもたちは、外で遊んでいなかった。ということでした。

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震災によって、遊び場がなくなり、外で遊ばなくなったのではなく、

被災地、地方、都会関係なく、子どもたちが自然と外で遊ぶという姿が消えているということが顕在化しました。

 

その理由は、時間、空間、仲間の減少、隙間やゆとりのなさ、遊び方法の伝承がされていないなどがあります。

また、地域の希薄化は、見知らぬ人を増やし、他者不安を増大させ、子どもが1人で出歩くことを制限させました。

 

子どもは、大人が管理する中でしか、行動ができない。というのが、現状でしょう。

 

コロナ禍、あるいはafterコロナにおける外遊びはどうなるでしょうか?

 

親が休みになったことで公園で遊ぶ子が増えたという声も聞きますが、

学校が再開し、授業の遅れを取り戻すための時間が増えれば、自由な外遊びの時間は減るでしょう。

また、三密を避けるため、屋内よりも屋外に、という流れは生まれるかもしれませんが、主体的な遊びではなく、野外活動が増えていくことも想像に難くありません。

 

震災の時と同じで、子どもの遊び環境の悪化は、早回しで進んでいるように感じます。

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これは、とある公園遊具の写真ですが、バイキンシールが貼ってありました。

 

主旨は、「こまめに手を洗いましょう」ですが、公園遊具も汚いものという認識になっていってしまいそうですね。

ますます外で遊ばなくなりそうです。

 

では、外で遊ばないと子どもはどうなるのでしょう?

以前から、外で遊ばないことへのリスクは、たくさん語られています。

ストレスフルになること、運動不足になることなど心身の健康に支障をきたすことはずっと言われています。

 

きっと、これから、メディアやネット上でも、子どもたちが外で遊べなくなったから外で遊ばせましょう。

と言われるようになるはずです。

 

しかし、これからも子どもを取り巻く環境は変わりません。悪化するばかりだと思います。

 

いつも不思議に思っていました。

なぜ、コロナ前から、震災前から、40年前から、「子どもが外で遊ばなくなった。」と言われているのに解決していかないのか?って。

 

その答えは、私たちがもう大人だからです。

そして、言葉では、子どもたちのことを思っているようなことを言いながら、多くの人が何も行動しないからです。

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この写真は私が通っていた中学校のすぐ脇に流れていた神田川という有名な川です。

土手はなく、コンクリート舗装され、下りることもできず、とても汚い川でした。

 

もちろん、当時から川はきれいな方が良いなぁと思っていたと思います。

しかし、一度も川のゴミ拾いをしませんでした。

なぜ、しなかったのでしょうか?

おそらく、生まれたころから、汚い状態が「普通」で、そこで遊んだ経験も生き物を捕まえた経験もなく、そのままでも自分にとっては、なんの影響もないからでしょう。

川が汚れていても、洗濯はできて、キレイな水も飲めました。

 

これは、東京を離れてみてはじめて分かる東京の環境汚染の話ですが、

子どものことに関しても同じです。

誰だって、子どもが外で遊ぶ方が良いことくらい分かっているはずです。

ただ、多くの人にとって子どもが外で遊ばなくても、何も影響はありません。

親として、問題に思っていたとしても、子どもが成長するまでの十数年が過ぎると自分ごとではなくなってしまうからです。

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私たちの活動は、環境問題に取りくむ市民活動のようなものです。

特に、休校期間中の○○の活動は、地道に地道に、川の掃除をして、そこに住む魚たちを守るような活動と同じでした。

 

私たちは、名取市下増田・増田地区の子どもたちが遊べるように、自分たちにできそうなことをできる範囲でやっているだけです。

 

自分ごと、という点で見れば

子どもが外でのびのび自由に遊んでいる姿を見るのが好きだからやっているだけなのかもしれません。

 

ぜひ、みなさんも、自分の地域の子どもたちのために、できることをしてみて欲しいと思います。

やりたい!という気持ちから生まれる力は、誰にも止めることはできません。

 

一軒家を開放するという方法は、空き家が増えていく地方の場合、取り組みやすい方法論だと思っているからです。

イベントとして、多くの子どもを集めるのではなく、日常に根ざした小さくても多様な人が集まるコミュニティづくりができるからです。

 

もし良かったら、見学にいらしてください。

本当は、資金的な運営も含め、モデルとして確立させることができればいいのでしょうが、まだ課題が多くあります。

今はまだ、自分たちの力と時間を今目の前にいる子どもたちへの“対処”に使ってしまっているので、常に資金不足状態です。

 

それが、この活動に対して寄付を募る理由です。

 

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本当ならば、子どもが外で遊ぶなんて、声高に言うほどのことではなく、

大人が何度言い聞かせても、怒鳴りつけても

そうなっちゃうんだから、楽しいんだから、しょーがないじゃん!」っていう程度のものです。

 

私の理想は、前時代的な発想で、40年前に戻そうということではありません。

子ども・・というよりも「△△君、✕✕ちゃん」という1人の人間が目の前にいる以上、大人だって、その子を尊重し、折り合いをつけて、共に生活するという、新しい世の中にしていきたいと考えています。

 

しかし、世の中の流れは、それとは真逆です。

荒波にイカダで挑むくらい無謀なことのように思えます。

 

それでも、抗い続けなければ、

 

子ども社会から外遊びが消え、

子ども社会が消え

子どもから遊びと意欲が消え

子どもという時期・存在が消えます。

 

 

それはなんかヤダ!!

 

結局それが、子どもの遊び場づくりを続ける理由かもしれません。

 

10日間もブログを書き続けて、オチがこれでは、ちゃぶ台返しのようですが、

 

理屈とかエビデンスとか

専門家の意見がどうだとかこうだとか

そんなものはただの後付けでしかなくて、

 

要するに、

やりたいか、やりたくないか

そういう情動の世界でしか判断できないのが、遊びであり、遊び場づくりだと思います。

 

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DAY9・私が思う対応策とafterコロナ~新型コロナで行き場を失った子どもたちの日常を支えてきました~

こんにちは、プレーワーカーズ事務局の廣川和紀です。

 

新型コロナの日本における新規感染者数は、4月15日をピークに下がり続け、6月現在は、3月と同程度の数値になっています。

しかし、ワクチンが開発されていない以上、まだまだ予断は許されない、第2波、第3波が来るかもしれないと言われています。

 

まだ、新規感染者数の数値が上り坂の頃から、afterコロナ、あるいはwithコロナの世界はどう変わるか、ということが盛んに言われていましたが、

特に、経済面での打撃は、世界恐慌以上のものであると言われているので、ビジネスの分野は、どのようにパラダイムシフトが起こっていくのかについて注目が集まっているように感じます。それは、「次に伸びるのは何か。」が株価に影響するからです。

 

個々人の働き方についても、

そもそも、「出勤」という行為がこの先も必要なのかどうかや

「ハンコ文化」は未だに必要なのか、など

これまでは当たり前に行っていたことの見直しがはかられていくと思います。

今回は、zoom会議が象徴的でしたが、技術革新が、無駄を排除し、効率を上げることに役立ちました。

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濡れた洋服を乾かしている。効率は悪いが、楽しそう。

 

地方では、実質的な感染拡大よりも、「人の目」の方が恐怖だったと言われ、

「地域」のメリットである相互扶助よりも、相互監視や思想統制といった面が色濃く出てしまいました。

この先は、一斉自粛ではなく、クラスター対策になってくると思うので、より一層、自分が”出る杭”にならないような生活様式が浸透していくように思われます。

 

また、技術革新と相まって、非接触型の体温計も普及しているので、今後は、体温の高い人は、お店や職場、学校などにも入れなくなるようになっていくかもしれません。

実際に、イオンモールでは、AI顔認証と赤外線カメラによって来店者の体温を測る機械が導入されています。

 

これまで以上に、管理される世の中になりそうです。

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確保。これは、管理ではなく、ハンモックづくりの前に遊んでいる様子

 

一方で、教育の分野においては、オンライン授業が急速に発達しました。

私も、とある大学の一コマをお願いされ、動画撮影をしました。

リアルタイムの講義ではなく、事前に動画を撮影し、学生に視聴してもらう形式だったので、講義をしている側からすると、反応のない1人語りになり、普段の講義や研修よりも、疲れが出てしまいました。

しかし、学生からすれば、好きなタイミングで視聴し、レポートを書けばよいので、通学よりも楽かもしれません。(人によって、講義本数によって違うでしょうが)

 

そもそも大学の学びは、ただ講義を聞いて、正解を探すことにはないので、自分の考えを深めるためのキッカケとしては、動画講義やzoomでの対話・グループディスカッションで代替できることは多いと思います。

 

では、小・中学生の学びはどう変わっていくのでしょうか?

2014年ごろから、日本でもアクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)が広がっています。

それは、この変化の激しい時代において、正解を求めることではなく、自ら課題を見つけて解決する力が必要とされているからです。

このことは、コロナを経験した今、実感しやすくなったのではないでしょうか?

一律に示される「解」が、一億人にとっての「最適解」ではなかったことが明らかになったと思います。

感染症対策においても、自分の年齢、自分の地域、自分の暮らしなどを総合的に判断し、自分の意思で自分の立ち振る舞いを決めることが、何よりも効果的に思えました。

 

私たちは、3月2日から学校が一斉に休校になり、これまで当たり前だと思っていた「学校」というものがない世界を見てきました。

ここからは、この休校期間の3か月に私が感じた、学校を含む、子どもの学びと育ちの環境について書いてみたいと思います。

 

結論から先に書いておくと、

感染症対策のためにも、小さな単位の特定集団をつくり、

基本的には、自由に遊ぶ時間が元にあり、

その遊びから、学習に接続することを大人がサポートする。

というのが、私の個人的な意見です。

 

このことについて、以下の3つの視点から説明していこうと思います。

◆単位を小さくする

◆実感を元に学ぶ

◆自由な時間を多くする

 

 

 

ひとつ目。

≪単位を小さくする≫

一口に学校といっても、数百人規模のところから、数十人、数人のところまであるとは思いますが、特に人数の多いところは、もっと、分散させて小さな集団にしていくのはどうでしょうか?

これは、感染症対策の観点から見れば、万が一感染者が発見されたとしても、感染拡大につながりづらいからです。

また、大きな集団になるとどうしても組織的に判断しなければいけなくなり、自由度が低くなりがちです。意思決定の単位を小さくすればするほど、より、独自性を発揮した活動がしやすくなるのではないでしょうか?

 

例えば、ワークショップなどを企画するときにも、10人グループよりも3人グループにした方が主体的に参加しやすくなります。

それと同じように、小さな集団であれば、地域住民や地域密着の企業も関わりやすくなると思います。

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この写真は、中学校の「お仕事博覧会」という取り組みで、プレーワーカーズの仕事の紹介をしているところですが、

地域でまちづくりをしている人や企業は、その土地の最前線のことを知っています。

 

以前は、まちの中に働く姿が見られ、

「おはよう!」「お帰りー!」などと声を掛けられながら、子どもたちも「働く」というイメージを膨らませることができていましたが、昨今ではほとんどそういった光景もなくなり、コロナ後については、多くの大人がオンライン上でやり取りしてしまうため、大人が働く姿を間近で見ることはより一層できなくなるでしょう。

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しかし、工夫次第で、大人数でなければ大人の仕事場と子どもの学び場を同居させることはできると思います。

例えば、私の場合は、子どもの居場所〇〇を開放しながら、このように、事務仕事もしています。プレーワーカーズの事務仕事は、子どもの遊びに直結することばかりですが、他の違った分野であっても、空いている土地・空いているスペースがあれば、子どもを受け入れて、自由に過ごすことができるようにできないものでしょうか?

もちろん、企業だけでなく、一般家庭でもできるかもしれません。

 

自由な遊びの時間だけでなく、「お勉強」の時間が必要だとしても、このようなスペースに勉強を教えてくれる先生が来てくれれば、あるいは、数人単位でオンライン授業を受けることができる体制があれば、それで十分なのではないでしょうか?

 

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こちらの写真は、鳴子地区の夏休みの取り組みで、地域の大人たちがウォータースライダーを手作りしたり、鳴子温泉のお湯でドラム缶風呂をしたりした様子です。

 

今年度、運動会などの学校行事が中止になっていますが、

地域単位で、大人も子どもも混ざりあって計画を立てれば、自分の責任で自由にイベントを作りあげることができます。「学校」という場所は、行内行事もその価値のひとつだったと思うので、感染症のリスクだけに着目し、勉強以外のベネフィットを排除してしまっていることがとても残念に思います。

 

学校だけに全てを押し付けるのではなく、地域も協力し、一緒に子どもの育ちを考えていければと感じています。

 

 

ふたつ目は、

≪実感を元に学ぶ≫です。

私の場合は、遊び場の中での子どもの様子しか見ていないので、それだけで、子どものすべてを把握しているとは言えないかもしれませんが、自由に遊んでいる中でも、多くの学びが含まれています。

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この屋根の上に乗っかってしまったのは、肩車をしている大学生の靴です。

この直前まで、子どもたちと共に靴飛ばしをして遊んでいました。

一番高く遠くへ飛ばせたのにも関わらず、屋根に乗ってしまったので、靴飛ばしの遊びが中断され、どうやって取ろうか?という試行錯誤の遊びに変化していきました。

 

最終的には、この写真のように、男の子を肩車して取ってもらうという方法で、解決したのですが、その間、終始

「あーでもない、こーでもない」と、みんなでワイワイ、ガヤガヤ話し合っていました。

 

先ほど、紹介した、この先に必要な能力が、自ら課題を見つけて解決する力だとしたら、まさに遊びの中から、答えのない課題が生まれ、解決に至ったとても面白い例だと思います。

このような状況は、遊び場の中では珍しくありません。

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遊んでいる中で、虫を見つけたときもそうです。

 

「何だろうこれ?」と言って、

触ってみたり、突いてみたり、捕まえてみたり、観察してみたり、

こういった何でもないような経験も後々の学びになることがあります。

 

「何だろう?」「面白いね」という実感がないまま、教科書の知識を教え込もうとしても勉強は面白く感じないと思います。

大学の研究や大人になってからの学びにも通じることだと思いますが、不思議だな?と思ったことを調べてみて、納得のいく回答があれば、それだけで面白いと感じますし、もっともっとたくさんのことを知りたくなります。

「情報」に関して言えば、教科書だけではなく、グーグル検索、YouTube検索、インスタ検索などで、充分に賄えますが、実感だけは、自分で経験してみないことには生まれません。

 

なので、最後のひとつは、

≪自由時間を多くする≫です。

今の、子どもたちを取り巻く環境は、その実感を得るための自由でゆっくりした時間が与えられていないことが、とても大きな問題だと思います。

これまで誰も経験したことのない、学校が3か月休校になるという事態を目の当たりにして、改めて感じたのは、学習の機会も重要だが、自由時間とのバランスが悪すぎるということでした。

 

子どもが成長するために必要なことは、食べることと、寝ることと、遊ぶことです。

これは、将来のことを見据えて、ということではなく、生存権の問題です。

学習の機会は、その上に成り立ちます。

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遊ぶための自由な時間、つまり生きるための土台部分がそもそも揺らいでいる状態で、学習機会を保障してもせっかくの取り組みが生きてこないのではないかと危惧しています。

 

だから、今の子どもたちには、たっぷりと遊ぶ時間を返してあげたいと感じています。

 

コロナの前から、子どもたちの放課後時間はどんどん削られていました。

ゆとり教育の方向転換が始まってから、授業時間は増えていきました。

また、宿題や塾や習い事あるいは放課後児童クラブなどによって、本来、「課されたものから放たれた後」であるべき、放課後時間にも、大人から多くのことを課され続けています。

 

afterコロナを見据えて、本当に子どもたちにとって必要な力が身につくような環境づくりと、文部科学省の方針と、実態とが、一貫していません。

 

極端に言えば、これまで、放課後や休日だった時間数くらいを「授業」の時間に充てて、それ以外は、「自由時間」にするくらいの方向転換が必要だと感じました。

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これは、大学生向けに実施した、子どもに関わるボランティアへの講座の様子ですが、

 

普段は、自由にたっぷりと遊ぶ時間を確保しつつ、このように、晴れた日は青空の下、少人数学習の時間をつくるのはどうでしょう。

 

空間的には、空き家、企業オフィスの空きスペース、お寺、神社、公民館、空き地、休耕田などなど、特に地方都市であれば、活用できるスペースはいくらでも確保できるのではないでしょうか?

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その意味でも、子どもの居場所○○は、休校開始の3月2日から、毎日の開放を続け、子どもたちに自由な時間を返してきたと言えます。

 

ただ、私たちができることは、中学校区よりももっともっと小さな地区の子どもたちの日常を支えることだけです。

 

本当ならば、このような寺子屋と遊び場がセットになったような小さな取り組みが、たくさんたくさんあればいいと思っています。

 

 

先日、不動産にお勤めのお父さんから、

「空き家の活用方法についての相談が多いのだけど、プレーワーカーズさんはこのような取り組みをもっと展開しないのですか?」とたずねられました。

 

それに対し、私は、「市民活動として、寄付金をベースに活動しているので、この事業で収益を得ているわけではなく、今の体制が限界だ」ということを話しました。

 

実際、3月から5月までの3か月間は、全く何も保障のないままに子どもたちへの緊急的な支援だと思いやっていたので、6月からは、資金的に毎日開放は難しく、ペースを落としています。

 

まだまだ、遊びの価値が一般化されていない中で、教育でも福祉でもないこの取り組みを維持していくことは、とても困難なことです。

少人数にすればするほど、非効率で、費用対効果も低くなります。

 

それでも私は、この子どもの居場所〇〇という一軒家を開放した取り組みが、afterコロナの時代の子どもの環境を守る最先端の挑戦だと思って、日々活動しています。

 

大きなものに管理されない、小さく自由なコミュニティを増やしていきませんか?

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DAY8・危機的状況における遊びと子どもの心のケア~新型コロナによって行き場を失った子どもたちの日常を支えてきました~

こんにちは、プレーワーカーズ事務局の廣川和紀です。

 

ETV特集 選 「7人の小さき探求者~変わりゆく世界の真ん中で~」 というNHKのドキュメンタリー映像を見ました。

 https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/Y8G67491KX/

 

全国に先駆け、対話を通じてこどもが考える力を育む授業「p4c(ピーフォーシー)=こども哲学」を行ってきた、宮城県気仙沼市の小学校の6年生が主人公になっているのですが、

感染症対策のため、突然、休校が決まった瞬間も映し出されています。

子どもの意見を全く聞かないまま、突然決定し、急に「学校」がなくなったことや、休校中の思いなど、7人の6年生がそれぞれ言葉にしていく様子が印象的でした。

 

(休校になることについて、どうですか?)

「子どもも意見を言いたいです!大人と子どもの差別があります」

「イラつきと悲しみです」

 

(休校になってしばらく経つけど、どんなことを考えていますか?)

 

「暇だから、頭が考える気がなくなったのかも」

「学校をずっと待ってる」

「家の中が落ち着かない状況です」

「変わりがない。明日もこれなのか」

「希望もない。何も感じなくなっている」

「怖さもないし、うれしみもない」

 

 この番組を視聴していて、私は、

「意欲」がなくなってしまっていることが、とても辛いと感じました。

 

自分で考えて、自分で決めて、自分がやってみたいことを自由にやるのが”遊び”だと思っているので、

考えたい、やってみたい、~~したい!、こうなりたい!

そういった、「意欲」の低下は、何よりも危惧するところだと感じています。

 

以前から、いや、もう数十年も前から、遊びの「空間・時間・仲間」が減少していることが言われていますが、

そこに「方法」(遊び方の伝承など)の貧困化も相まって、遊び環境の悪循環が起こり、

遊び意欲の喪失が生まれます。

(参考:こどもを育む環境蝕む環境 仙田満 朝日新聞出版)

 

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ここで、ひとつ問いを立てるとしたら、何になるでしょう。

 

 

「なぜ、私たちは生きていたいのか」

 

p4c(ピーフォーシー)=こども哲学にならって考えてみれば、

このくらい、究極の問いに立ち戻る必要があると感じました。

 

生きることに意味なんて必要ありませんが、楽しさも希望もなければ、

そして、対話・会話する仲間や遊ぶ友達にも会えなければ、

何のために生きていかなければいけないのかすら分からなくなります。

 

それを取り戻すのは、「今」の充実しかありません。

 

学校に行って、友だちと話すこと、遊ぶこと

親も含め、誰かにやさしくしてもらうこと、やさしくすること

 

そうやって、自分の存在価値を確認できるから、

生きていてもいいんだ

と思えるようになるのではないでしょうか?

 

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IPA 危機的状況における遊び 子どものくらしに関わる人のためのガイド≫

文:テレサ・キャシー デザイン:ヴォテペドロ

日本語版発行:IPA日本支部 翻訳:嶋村仁志 堀田奈都希 レイアウト:矢野真利那

 

前回の記事では、リスク・ベネフィットのことについて書きましたが、

当然、地域や時期など状況によって、対応は異なるでしょう。

都市部では、実質的な感染リスクが高く、外出ができない状況でしたが、地方では、「世間の目」を気にして、外に出ることができないという状況もありました。

 

外に出れず、誰とも会うことを許されず、普段の生活を送れなくなってしまったことにより、心理的ストレスが大きくなっているとしたら、それは、生きる原動力に直結する由々しき事態になります。

 

子どもの居場所〇〇に来る子どもたちは、限定的ではありますが、地域の中で数人のグループで過ごすことができたので、まだ良かったかもしれませんが、

6月に入り、学校が始まると、疲れた様子を見せていると聞きます。

自由に遊んでいるようでも、やはりそれまでの日常とは程遠く、心理的負担が積み重なってきたことがよくわかります。

 

宮城県では、学校が再開し、休校期間中の”遅れ”を取り戻す生活に変わっています。

 

誰か、子どもたちに、「ガマン生活お疲れ様」と言ってあげているのでしょうか?

 

子どもの意見を聞かず、休みたかったわけでもないのに、急に行き場を失い、友だちと会うことすら制限されてきた(いる)のに、

「長ーい春休み、たくさん遊んだでしょ!」

で済まされてしまうのでしょうか?

 

上に、QRコードが入った画像を添付していますが、

IPA(international play association)では、危機的な状況の中、遊びは、子どもが平常心や楽しむ心を取り戻すのを助ける重要な治癒的役割があると明記しています。

ストレスを処理し、自分たちなりに状況に対処するためのひとつの方法として「遊び」が重要ということです。

 

その中には、子どもたちが小さかった時に楽しんでいた遊び方に戻ることや、病気・喪失・さらには死を連想させる遊びをする子どもが出てくるかもしれません。

それは、ストレス、退屈さ、混乱といった気持ちを子どもなりに整理し、表出させていると考えられます。

 

思えば、私たち大人も、直接対面で人と会えない分、オンライン飲み会などで、友人と話し、「このコロナ禍をどう考えるか」について、対話してきました。

小学生でも高学年くらいになれば、「会話」や「対話」によっても、この世界に起こっていることを整理すると思いますが、「遊び」もその方法のひとつになります。

 

事実、〇〇に来ている子も、ゴールデンウィーク明けに

「密です!密です!」と叫びながら、遊んでいました。

子どもたちはテレビから毎日流れる大量の情報をどのように受け取っているのでしょうか?

この言動を子どものストレスと安易に直結させて良いかどうかは分かりません。

幼児が「うんち、おしっこ!」と連発するのが、大人から「おしっこは?うんち出ない?」としょっちゅう聞かれて、身近に感じているからだとすると、

「密です!」も、大人の言動を反映した情報処理のひとつでしかないのかもしれません。

東日本大震災直後の「津波遊び」のように、大人が煙たがる不謹慎なものとして、不快なものとして、うつるのかどうか、もはや慣れすぎている私の感覚ではよく分かりませんが、

この子どもたちが見せる言動を止めずに、自由に遊ぶための「環境」を残しておくことは、ストレス昇華の観点から見てもとても重要です。

 

5歳になった娘も、家でのお人形遊びの時に、

「コロナなので、マスクつけてください」

と言って、お人形の口に、スライムをくっつけて遊んでいました。

まさに、コロナ遊びですね。

 

 

プレイワーカー仲間の堀田奈都希さんが、これらのことについて、イラスト付きで分かりやすくまとめてくれているので、ご紹介します。

 

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家で、我慢を強いられている真っ最中であっても遊びはとても重要ですが、

これからも新しい生活様式の名のもとに、人と人の距離が離れたままの、生活が続くこともまたストレスがかかるはずです。

 

授業の遅れを取り戻すために、夏休みが削られ、行事も中止になり、

少しの”ゆとり”もないまま、学校の「お勉強」だけが淡々と続くことも、子どもにとってストレスでしょう。

 

子どもが子どもらしく「遊ぶ」ということの価値や重要性がまだまだ一般化されていない中で、withコロナは、間違いなく、子どもたちの心を追い詰めていきます。

 

これからもまだ、外遊びによる子どもの緊急支援が必要かもしれません。

 

 次の記事は、私が思うこれからの感染症対策も含めた、子どもを取り巻く環境のあり方を書いてみたいと思います。

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DAY7・リスク・ベネフィットアセスメント~新型コロナによって行き場を失った子どもたちの日常を支えてきました~

こんにちは、プレーワーカーズ事務局の廣川和紀です。

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これは、自分で、べっこうアメを作っているところです。

 

火を起こして、お玉と砂糖と水を準備し、火にかけ、

煮立って、色が変わったら、冷やして固める。

 

これだけの作業ですが、子どもにとっては、とても大変なことです。

 

まず、炭に火をつける。

いま、大人でさえ、できない人も多いでしょう。

もちろん、子どもたちも初めからできるわけではありませんが、毎日毎日挑戦しているとだんだんと上手になっていきます。

 

そして、あの小さなお玉に、水や砂糖を入れてこぼさずにキープする。ということだけでもとても難しいものです。

こぼしては、作り直すということを繰り返します。

 

もちろん、べっこうアメくらい、みんなの分まとめて、ガスコンロで作ってあげたほうが簡単です。

ただ、難しいけれど、じっくり何度もやってみるということが、子どもにとって、

遊びであり、一歩先の自分になるための挑戦でもあります。

 

 

子どもたちの遊びを見ていると、とても勇敢だなぁと感じませんか?

子どもたちは、まだやったことがない、自分にできるかどうか分からないことでも、ほとんど躊躇することなく、

「何それ!やってみたい!!」という挑戦心に溢れています。

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大人になると、自分の背丈の倍くらいある壁に挑戦したいとは思わなくなってしまいますね。

 

このように遊んでいる様子を見てみても、子どもというのは、自分の限界よりも少し上のことに挑戦する存在なんだということが分かります。

それは、子どもがまだ成長段階にあるため、その発達に必要な挑戦を「楽しい」と思えるように本能にプログラムされているからです。

 

だから、子どもの遊びには危険が伴います

 

例えば、一見平和そうなべっこうアメづくりも、それなりのリスクが存在しています。

煮立って、だんだんとアメ状に粘り気が出てきたときに、手の上にこぼしてしまうと、「お湯」とは違い、皮膚に留まってしまうので、やけどの程度がひどくなってしまいます。

作っている途中に飽きて、地面に放ったまま走り回って遊び、戻ってきてからまた食べるということもあります。そもそも、衛生的にどうなのかもよく分かりません。

 

しかし、遊びに伴う「リスク」の部分だけに着目してしまうと、子どもの成長発達に必要な「挑戦」や遊びの「楽しさ」、「ノリ」、「気軽さ」、「自由さ」などに目が行かなくなってしまいます。

 

ともすれば、子どもの行動は、ほとんどが、大人から見れば、危なっかしいものにも見えるので、ブログDAY6にも書いた、責任問題と相まって、禁止や制限になりがちです。

 

子どもの育ちを保障するためにも、遊びを見守る上で大切なことは、

リスク(遊びの危険性や危険度)とベネフィット(遊びから得られる利益)のバランスをどう保つか、です。

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子どもの居場所〇〇(まるまる)は、全国一斉休校が始まる、3月2日から、平日も開放することに決めました。

 

この時点の宮城県においては、まだパンデミックを恐れるような状況ではなかったので、感染拡大防止の観点と、学校が休校になったことによる行き場所の不足を天秤にかけて、判断しました。

家の中にずっと閉じこもって、運動機会も減り、免疫力が下がるとしたら、それを防ぐ目的で、外遊びの場があったほうが、感染拡大のリスクよりも事業効果が高いと感じたからです。

 

これは、あくまでも宮城県名取市で行っている私たちの活動の現地判断であるので、他の取り組みと同様に比較することはできません。

なので、首都圏の同様の活動、あるいは県内の公共施設とは、判断基準が違うかもしれませんが、それは、室内かどうか、人数規模はどうか、不特定かどうかなど条件も違うので、一律に判断することはできないと考えています。

 

少なくとも、5月31日の時点では、何事も起こらなかったので、ほっとしていますが、

今後、振り返ってみて、再検討すべきこともあるかもしれません。

 

しかし、その都度、社会状況や専門家の提言、医学に基づく分析なども視野に入れながら、情報を取り入れながら、自分たちの考えで、自分たちの意思で、活動を中止しないという判断を続けたことは事実です。

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自分たちの記録のためにも、どのような判断をしてきたのか、記しておきたいと思います。

 

 

まず、新型コロナウイルス(COVID-19)についてですが、「新型」という未知のウイルスのため、初期は、その全容が明らかになっていなかったことも、不安が大きくなるひとつの要因だったように思います。事実、不安という気持ちの問題だけでなく、症状についても、一般的には情報が不足していたため、適切な対策が考えられないということもありました。

また、どの程度の危険性があるのかもよく分からず、何よりもワクチンがないので、重症化を抑えられない、集団感染を防ぐことができない。

というのが、今回のコロナ禍におけるとても大きな「リスク」であったように思います。

 

しかし、このブログ連載でこれまで書いてきたように、子どもにとって、遊ぶことは単なる余暇ではなく、生きることそのものです。

学校も児童館も公園も公共施設も閉鎖され、行き場がなくなった子どもたちにとって、心と体の健康を保つということは、大きな「ベネフィット」になり得ると感じました。

 

 

3月上旬から、中旬までは、名取市内では感染者が出ておらず、長期間室内に籠るよりは、免疫力を高めていく方が、効果があるだろうと考えていました。

 

その後、3月25日、東京都知事から感染爆発の重大局面として、週末の不要不急の外出を避けるようにとの要請が出され、

翌日、3月26日には、名取市を含む塩釜保健所管内で、初の感染者が報告されました。

感染者数の推移を見ても右肩上がりに増えてきた時期でもあり、自身が感染しないために行動を変容させていく必要がありました。

その時点からは、県内外含め、長距離の移動を伴う仕事は延期または中止していました。〇〇(まるまる)の活動も、開催情報を公にはせず、保護者と個別に連絡が取れる範囲に縮小してきました。

それでも、閉鎖しなかったのは、「子どもは重症化する率が低い」こと「一軒家の活動は規模も小さく、風通しも良い」こと、「暖かくなり、外遊びが増えてきた」こと、などの理由から、名取市内においては、リスクが大きくはないと判断していたからです。

もちろん、子どもにとって、遊びは不要不急のものではないことも考慮しました。

 

4月に入り、緊急事態宣言も発令され、学校の休校も長期化し、別のリスクが浮上してきたように思います。

・人と会うこと自体が恐怖。

・知り合いの知り合いの知り合いにでも、感染者が見つかれば、自分も罹っているかもしれない、そして、まわりに感染させてしまうかもしれない。という怖さ。

・子どもが一日中家にいることでの、保護者の負担増やストレス増加。

・それに伴う、家庭内暴力や虐待などの恐れ。

・公園で遊ぶ、外を出歩くだけで、通報されるといった恐怖。

・世間の目。

などなど、経済的にも精神的にもゆとりがある家庭は、兄弟だけ、家族だけで、問題ないかもしれませんが、長期にわたる自粛(ガマン生活)に限界を感じている人も増えてくるのではないかと思っていました。

 

遊び場を開放することで、家族以外の人と接触することは、新型コロナウイルス感染症の側面から見れば、リスクにもなりますが、同時にストレスの解消・緩和、心の支えといった点で、ベネフィットにもなります。

 

不特定多数が集まるショッピングモールのような空間よりも

特定少数で集まる遊び場・居場所の方が”三密”の観点から見ても低リスクであろうとも考えていました。

 

4月16日に緊急事態宣言が全国へ拡大された時期からは、

雨天時は、お休みにし、室内に密集することを避けて、開放を続けました。

この時期からは、各家庭の判断で、来なくなった子も増えてきました。

兄弟のように、毎日毎日同じ顔触れで、遊んでいました。

地域も、中学校区の中のさらにごくごく近い数家族が集っているという状況でした。

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家と、〇〇(まるまる)と水路くらいにしか、行きません。

ほぼ、誰にも会いません。

 

会うのは、オタマジャクシとドジョウとヌマエビとザリガニくらいです。

子どもたちは、自転車で、○○に集合した後、網を持って、近くの用水路に出かけていきます。

お昼ごろまで遊んだら、〇〇に戻り、お弁当を食べて、あとは、庭で鬼ごっこなどをして遊んでいきます。

 

「ステイホーム」が盛んに叫ばれている時期ではありましたが、

いつもなら、たくさんの経験ができたはずのゴールデンウィークもなくなり、夏休みの期間が12日間に短縮されることが決まり、学校が再開されても行事やプールの授業がなくなることが予想され、

代わりに子どもたちに課せられたのは、宿題、課題、オンライン講義などでした。

また、自由に遊ぶ時間があったとしても、オンラインゲーム、YouTubeなど、実感を伴う体験ではなく、受動的で暇つぶしの道具ばかりでした。

 

たしかに、新型コロナウイルスの感染拡大は、大人にとっても未知の出来事ではありますが、子どもたちはその混乱の犠牲者でしかありません。

その子の周りの大人が向ける「子ども観」は、その子の人としての育ちに影響します。

そのリスクもまた、数値で示すことはできませんが、感染症のリスクと遜色ないほどに、いのちに影響を与えると考えています。

 

 

遊びのリスクは、一つの側面だけでは、判断ができません。

 

心が折れるよりも骨が折れるほうがましだ。

 

これは、イギリスで冒険遊び場づくりに尽力したアレン・オブ・ハートウッド卿夫人の言葉ですが、日本の冒険遊び場づくりの中でも広く知られています。

 

当然、今回のコロナウイルス感染症については、骨が折れる程度ですらない。ということも理解しています。

しかし、遊びの価値を無視して、一律に大人が子どもをコントロールすることは、それもまた骨が折れる程度のものではありません。

 

初めにも書いたように、遊び場の開放を続けたことが、正しかったかどうかは分かりません。しかし、常に子どもたちの気持ちも考えながら、悩み続け、閉鎖の判断はしませんでした。

 

これから、もしかしたら、第2波、第3波が来るかもしれません。

また別のウイルスパンデミックが起こるかもしれません。

その時のためにも、今回の判断を記録に残しておこうと思いました。

 

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DAY6・自分の責任で自由に遊ぶ~新型コロナによって行き場を失った子どもたちの日常を支えてきました~

こんにちは、プレーワーカーズ事務局の廣川和紀です。

 

ひと昔かふた昔前の話から書こうと思います。

私は、都立高校に入学したのですが、そこを受験した最大の理由は、「自由」でした。

茶髪にする若者が一般化し始めたころだったと思います。世間的にはもう、色が違うだけで叩かれることはなかったように思いますが、ほとんどの学校では、染髪することは禁止だったはずです。しかし、私が通った高校は、校則がありませんでした。「高校生にもなれば、もう自分で判断ができる。」ということだったのだろうと思います。

管理責任が問われる時代なので、高校生をまだ”子ども”と見れば、はみ出した行動や失敗などは、親や先生(学校)が負わされることも多く、その責任を回避するためには、子どもの行動を制限することが手っ取り早い中で、自己判断の機会を返してくれたことに感謝しています。

今振り返って考えてみると、子どもと大人の境目というべきか、まだまだ、自分自身の価値基準と一般常識、世間の空気、TPOなど、模索している時期だったようにも思います。ただ、そこに、自由があったからこそ、やってみて、失敗して、怒られて、それでも曲げない信念も生まれ、「私は私だ。」という感覚を身につけることができました。

 

そんな高校生時代、イラクに入国した日本人が誘拐され、人質として拘束されるという事件が起こりました。(イラク日本人人質事件

テレビから流れる政府の対応や世間の空気感が、「自己責任」に流れていったことが、とても記憶に残っています。

当時、様々な議論が飛び交っていたと思いますが、イラクに行った「理由」もひとつの焦点になっていたと記憶しています。

 

しかし、総じて思うのは、「自己責任=誰も助けてくれない」という恐怖の印象でした。

自分の命は自分自身で守らなければいけない。

自分の価値基準を見つける時期に、”テレビ”が教えてくれたことは、それでした。

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子どもの遊び場についての話に戻していきましょう。

 

私たちが遊び場づくりをする際に大切にしていることがいくつかありますが、その中のひとつに、

「遊び方や過ごし方を子どもが決めることができる」

というものがあります。

 

特別なプログラムなどは用意せず、それぞれがやりたいときに、やりたいことを、やりたいようにやる。

そういう自由な遊び場を目指しています。

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子どもたちが自分で考えて、自分で決めて、遊ぶので、

大人から見て、ヒヤヒヤするようなこともあります。

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大人には、理解しがたいことも起こります。(それが面白いのですが。)

 

このような、自由な遊び場(プレーパークや冒険遊び場)を運営していると、多くの方から質問を受けます。

 

「ケガの責任はどうしているのですか?」

 

公園での ケガや事故の場合は、公園管理者や、行政の責任が問われることになります。

イベントの場合には、イベントの主催者です。

保険をかけることによって、賠償責任などの負担は軽減させることはできますが、人の命の責任を負いきることはできません。

 

それは、子どもの遊び場に限らず、どの業界においても同じなので、

「注意書き」によって、責任を回避するようにしています。

公園の場合は、「禁止看板」によって、イベント等の場合は、「自己責任」という言葉で、責任の所在が組織に帰属しないようにしています。

 

すると、全責任が、親や保護者に移ってしまいます。

 

そして、これも、遊び場を開いているとよく聞くことですが、

危険そうに見えることや服が汚れたりすることなどは、

「お父さん(お母さん)に怒られるからやらせることができない」という理由で、

子どもの行動(やってみたいこと)が制限させられてしまいます。

 

お父さん、お母さん(おじいちゃんやおばあちゃんも)であっても、子どもを自由に遊ばせることの責任を家族内で取らされることが怖く、自由にさせてあげられないのです。

 

結果的に、一番しわ寄せが行きやすいのが、子どもです。

そうやって、何の自由も与えられなければ、子どもは意欲を失います。

 

「最近の子どもは遊ばない」のではなく、遊ぶことができる自由な環境を奪われているのだと思います。

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名取市下増田で開放している〇〇(まるまる)の入り口には、

 

「自分の責任で自由に遊ぶ」というモットー(合言葉、キーワード、共通認識)を載せた看板を掲げています。

 

自分の責任で自由に遊ぶとは、自己責任と勘違いされやすいですが、

子どもや親に責任を押し付ける言葉でも、大人の責任回避の言葉でもありません。

以下の2つのことを意識した決意と宣言だと理解しています。

 

①【自由のための責任を返してもらう】

公園管理の責任を行政だけに押し付けないで、市民もその責任を負うことで、利用方法の制限をできる限りかけないようにしていこうという住民の決意と宣言

②【自由のために責任を返してあげる】

子どもにも自由に、自分の意思で選択、決定する権利があり、それを実行するだけの能力、判断力も持ち合わせているということを大人が信じるという決意と宣言

 

「責任」という言葉は、とても重く捉えられがちですが、

本来、自分で負いたいもののはずです。

他人から問われるものではありません。

 

先に書いたイラク日本人人質事件でも、もしかしたら、誘拐された当人にも、軽率だった部分や、失敗だったところがあったのかもしれません。もし、そのようなことがあったとしても、それを振り返り、反省し、次への糧にするか、あるいはもう二度としないか決めるのは、当人にしかできないはずです。

周りにいる人ができることは、「助ける」ことだけでしょう。結果論に対して口を出すようなことではありません。私は、国=国民がそれを許さなかったことが残念でした。

 

ケガも同じように、小さなものは、子どもが子ども自身で、

「あー失敗した!」と気づきます。

そこで、失敗を責め立てるわけでもなく、なぜ、失敗したのかを問いただすわけでもなく、

私の責任になるからと、ケガをする前に、行動を制限して経験を奪うわけでもなく、

応急処置をしたり、心のケアをしたり、ケガの原因(環境因子)を確認したりすることで、子ども自身が責任を負う過程を助けてあげることが、大人のするべきことです。

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子どもの居場所〇〇は、全国一斉休校が始まった3月2日から、毎日開放することにしましたが、

開催にあたっては、LINEのアプリを使用して、保護者に開催時間と共に、開催への想いや考え方を共有していました。

 

今回、日本の場合は、イベント開催、外出などほとんどの面において、政府から要請されたのは、自粛です。

感染拡大の状況に伴って、自分で判断してほしいということでした。

各家庭、個人によっても感じ方や考え方が様々な中、公的な施設はほぼ全て休館になり、公園の遊具も使用禁止になりました。

 

前のブログでも書いたように、それでも、子どもは遊びます。

 

開放することが、正しい選択だったかどうかは分かりません。

結果的に、この期間中には、感染者も出ず、特別な問題は起こりませんでしたが、

その時期、その土地の感染状況や、その施設のキャパシティなどの条件によって、できることが変わるのが当然だと思っています。

 

一律の規制や同調圧力のもとに生まれるのは、分断ですが、

自律した考えをもとにした自由から生まれるのは、助け合いです。

 

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【行き場を失った子どもたちの日常を支えてきました。私たちの活動を応援してください。】
6月1日~6月10日まで、ブログ連載をしながら、寄付を集めています。
目標金額は、3月2日から5月31日までの活動運営費140万円のうち、60万円に設定したいと思います。
継続的に寄付は募っていきますが、6月30日に一度結果のご報告をしようと思います。
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DAY5・コロナに関する言動~新型コロナで行き場を失った子どもたちの日常を支えてきました~

こんにちは、プレーワーカーズ事務局の廣川和紀です。

 

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、子どもたちの日常が変化しました。

今回は、自分の家の娘のことも含めてですが、子どもの居場所〇〇を継続開放する中で聞こえてきた言動を紹介しながら、危機的状況における遊びについて考えていきたいと思います。

 

「わー!バイキンだー」

私が仕事から帰ってくるなり、玄関で娘がそう叫びながら、家の中へ走っていきました。

後から、ゆっくりと話を聞いてみると、

「まだ手を洗っていなかったから、コロナがいると思った」

と話していました。

もちろん、毎日、玄関で靴を脱いだら、洗面所に向かい、手を洗い、うがいをしています。

 

またある時は、

「コロナになったら、ゾンビになるんでしょ?保育園で△〇̻✕君が言ってたよ」

と言っていました。

 

車に乗って出かけ、お店の駐車場で、車の窓を開けたときには、

「コロナ入っても平気だよね?私、コロナ嫌いだからね。」

と話していました。

 

4歳の娘の場合、まだ文字が読めないので、周りの言動を聞きながら、コロナとは何かについて考えているのだろうと思います。

 

小学生や中学生は、大人たちの世間話と同様、人に話すことで、コロナに関して整理していきます。

 

「イギリス行ってみたいなー」

「でも、コロナだったら殺処分だよ」

 

「誕生日にディズニーランド行く予定だったのに、コロナのせいで延期になっちゃった」

 

「イオン始まるらしいね。絶対また感染者増えるよ」

 

すべて、子ども同士の会話です。

盗み聞きしているわけではありませんが、遊び場を開放しながら、事務仕事をしていると、話している声が聞こえてきます。

特別、なにか質問をしたり、ヒアリングをしたわけではありません。

 

大人である私たちにとっても、パンデミックへの対応は、未知のことであり、テレビやSNSなどで情報を入手していますが、情報に溢れている昨今では、整理し、取捨選択をすることが難しくなっています。

また、情報への感じ方も人それぞれであり、家庭内での発言、SNS上での発言、行動様式の変化などもまちまちです。

 

その中で、子どもたちは、基本的には身の回りにいる大人の言動や価値観が全てです。

大人が恐怖を抱き、ストレスフルになっていると、その影響を直接受けます。

 

 

新型コロナウイルスに感染するリスク、他者に感染させるリスクは、適切に判断し、避けるよう努力するべきだと思いますが、その事実上の危険度合とそれぞれが感じる「不安」という気持ちは、必ずしも一致するものではありません。

 

統計上、安全な可能性が高かったとしても、ゼロでない限り安心ができない人もいるでしょうし、逆に不安をまったく抱えないまま、結果的に感染してしまった人もいるでしょう。

 

コロナ禍と呼ばれるこの状況は、事実上の感染拡大と共に、精神的な不安も急速に広がってしまったと感じています。

自分や家族、他者の身を守るうえで、「不安」という感情は、大切なものですが、

同時に、「平常心」や「楽しむ心」、「希望」などを失わせるものでもあると思います。

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子どもの居場所〇〇は、3月2日から、毎日開放していましたが、

保護者やライングループで日々の様子を見ている人たちからは、

 

「こうやって、開放しているところがあることで、安心できた」

 

「子どもが遊んでいる様子を見て心が温かくなった」

 

「子どもの場所がどんどん規制されていく中で、○○は私にとって光です」

 

「不安や悩みを共有できる皆さんがいることが心強く、そのおかげで日々笑顔で子育てできています」

 

「子どもが笑顔で元気に遊んでいると私もうれしいです」

 

という声が聞こえてきました。

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大人が、笑顔で楽しく、生き生きと暮らしていれば、子どもも深刻な状況にはなりません。

逆に、子どもたちが、イライラせず、のびのびと豊かに遊んでいれば、大人たちのストレスも大きく軽減します。

 

〇〇は、

大人は入ることができない「預ける施設」ではなく、みんなの遊び場・居場所なので、大人と子どもの好循環も生まれます。

 

冒頭に紹介した子どもの声も、

場に安心感があるからこそ、聞こえてくる言葉だと思います。

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 子どもたちは、突然の休校宣言によって、当たり前のように通っていた学校に行けなくなってしまいました。

児童館にも遊びに行けなくなりました。

放課後児童クラブの人数も制限していたので、通わなくなった子もいました。

 

日常的に行っていた場を失ったことで、非日常の世界になってしまいましたが、遊び場を開放し続けることで、

「遊ぶ」という子どもにとっては根源的な「生活」の部分を支え続けることができたと思っています。

 

これからも、食べて、寝て、遊んで、という「生活」を崩さないために、活動を続けていきたいと思っています。

 

 

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