青森ツアー3日目に最初に訪れたのは、「三陸駒舎」です。
三陸駒舎は、築約90年の古民家「南部曲り家」を拠点に、馬との暮らしを大切にしたエコツーリズムやホースセラピーなどの活動を行っています。また、2017年度末からは、障害のある子どもたちを対象とした児童発達支援・放課後等デイサービスも運営されています。
敷地内には馬をはじめ、うさぎ、猫、犬、烏骨鶏など、たくさんの動物たちが暮らしており、訪れた私たちを温かく迎えてくれました。
今回案内してくださったのは、代表の黍原豊さん。三陸駒舎が大切にしている考え方や、動物と共に過ごすことで生まれる子どもたちの変化について、貴重なお話を伺いました。

まず初めに視察したのは、プレーワーカーズの廣川和紀が、プレーパーク研修の一環として手づくりした滑り台です。
この日は朝露の影響で滑り台の表面がとても滑りやすくなっており、慎重に登る廣川を参加者全員で見守りました。
デニム生地のズボンだったため、滑るスピードはゆっくり。それを見た黍原さんが、「ジャージ素材だったら、すっ飛んでいくよ(笑)」と一言。思わず笑いが起こり、和やかな雰囲気の中で三陸駒舎での視察がスタートしました。

お昼ご飯の「もみがらの釜」で炊くごはん。釜の周りにもみがらを入れて、、もみがらから出るガスに火が付く仕組みです。

黍原さんは、「馬に言葉は通じないけれど、”ありがとう”という気持ちを伝える、こちらに動きたいという姿勢を伝える、などその人の態度・姿勢・あり方が馬には伝わる。
プレーワーカーが子どもと接する時の”あり方”も共通するところがあるので、馬との関わりから学ぶことも多い」と語ってくれました。

感覚統合を意識した遊具が室内に設置されている。ツアーに参加した子どもたちは、普段とは違う動きができる遊具に大興奮。

ホースセラピーでは、お馬さんにブラッシングをしたり、手綱を引いて一緒に歩いたり、エサやりや乗馬体験をしました。お馬さんに触れあっていると、言葉を交わさなくともお互いの気持ちが伝わるようで大変癒されました。
ホースセラピーに参加した子どもからは「お馬さん温かかった」と感想がありました。

次に訪れたのは、岩手県野田村にある障がい児のデイサービス施設「ピーターズ・キッズ」です。
ピーターズ・キッズは、公立保育所を活用して、NPO法人ハックの家が運営しています。2016年には、プレーワーカーズが依頼を受け、園庭の全面改修を行いました。
園庭づくりでは、プレーキット制作でおなじみの森遊クラブ・鎌上茂樹さんに監修していただきました。
10年が経った今も、子どもたちが思い切り遊び、挑戦できる遊び場として大切に使われている様子を見学し、遊び場づくりが子どもたちの育ちに長く寄り添うものであることを改めて感じました。

プレーワーカーズは、ウッドデッキや滑り台を設置し、つくり変えの元になる柱を複数設置した。すると、スタッフが子どもに合わせて遊具を次々とつくり変えていった。

室内の壁にも遊びの仕掛けが沢山施されていた。


遊具づくりを始めてから10年が経つということで、一緒に遊具づくりをしたスタッフの皆さんや地域の皆さん、保護者の皆さんと共にお祝いの記念バーべーキューをしました!



