プレーワーカーズとは
設立記念日!目標達成!!のような節目なわけではありませんが、おかげさまで、プレーワーカーズも立ち上げてからもうすぐ5年です。
プレーワーカーズに関わってくれる方、応援してくれる方が増えてきたと思うので、改めてプレーワーカーズってなんだ?というのを振り返ってみようと思います。
【設立の流れ】
東日本大震災の直後から被災地支援事業として、NPO法人日本冒険遊び場づくり協会 東北オフィスは活動してきました。私たちは震災から5年にもなる来年以降の事を話し合った結果、より東北地方で活動を展開しやすくする為に、東北オフィスのメンバーで新たな法人を設立することと致しました。
(アソビのタネ、2015年6月23日より)
→東日本大震災の被災地支援を続けるために、法人格を持って、独立し、現地メンバーでなんとかやって行こうぜ!っていうのがスタートでした。
【2016年度は】
2016年4月に完全に独立し、本格始動。
宮城県地域復興支援助成金と復興庁心の復興事業の助成金をいただき、被災地支援を続けました。
実際には、これまで関わってきた人たちと繋がり続けることをしながら、
・助成金の申請書を作るために話し合ったり
・会計管理や契約書など諸々の管理体制を整えたり
・移動型遊び場「プレーカー」をどうにか事業化できないか考えたり
・思わぬ繋がりから、園庭遊具製作の依頼をもらって、それはもう必死に役立てるよう頑張ったり
振り返ってみると、今打ち出している「事業」の一歩目でした。
【2017年度は】
引き続きで、復興支援の助成金をいただきながら、子どもへの直接支援に踏み出しました。
これまで東北地域での冒険遊び場やプレーカーで多くの子どもたちと過ごしていく中、もう少し長い時間をかけて関わりたいなぁと思う子どもたちとの出会いがたくさんありました。
でも、僕たちは各地域で遊び場をされている方々を応援する立場なので、一歩踏み込んで関わるには様々な難しさがありました。
3年ほど前から子どもたちと家庭的で暖かさを感じる居場所を作りたいと思っていたのですが、ご縁に恵まれ宮城県に2ヶ所の拠点をつくることになりました。
これはプレーワーカーズ初の自分たちがつくる子どもの遊び場・居場所です。
(プレイフルvol2・2017年度報告書より)
→復興支援者から市民活動者に移行する時期でした。
【2018年度は】
地域に根差し、今後も継続して続けて行けるように拠点の場所を変え、作りあげていきました。
それと同時に、
・プレーカーを「イベント出張」として、
・園庭づくりを「遊具製作」として、
・理事個人の活動を「講師派遣」として、
事業化させ、カタログも作りました。
なるべく、本来やりたいこと、つまり、ミッションから遠ざからない形で収益性を持たせる方法を常に探しています。
また、ネットショップを立ち上げたり、三世代遊び環境調査をしたり、キャンプを企画したりなど、また新しいことにも挑戦してきました。
→これらの収益事業だけでなく、全ての事業を展開するにあたって、最も重要なことは、プレイワーカーが関わっているという点です。
プレイワーカーが集まり、法人を作っているので、「人」にこそ価値があると考え、形作ってきました。
【2019年度は】
地域に根付いた活動を続けながら、会員制度を作りました。
また、みやぎチャレンジプロジェクトにも参加し、プレーワーカーズとしては初めて大がかりな寄付キャンペーンを行いました。
その結果、
・寄付金の割合は8%から11%に増え
・助成金割合は74%から42%に減り
・事業収入の割合は13%から40%に増え
しかし、270万円の赤字でした。
まだまだ、非営利活動団体を経営していくという点でできていないことがあるからでしょう。
でも、同時に
全国各地で子どもに関わる活動をしている皆さんと同じ市民活動団体の一歩を踏み出したとも思っています。
そして、被災地支援団体から変わりつつあるとも思っています。
今、日本全国が、非日常性の空気に包まれ、不安感がなかなか消えない状況です。
・
・
・
しかしながら、いつどんな時でも
“遊び”は子どもの心身に直結した子どもの生きる糧だと確信しています。
(プレイフルvol.1・2016年度報告書より)
だから、プレーワーカーズは、
《子どもが遊び育つ社会を目指して》
事業を継続・展開していこうと考えています。
【プレーパークけせんぬま】ストレス爆発!物を壊す子ども
遊び場では時に荒々しい子どもに出会うことがあります。
今回は物を壊す子どものお話です。
■大人の声
「遊ぶ時間があってもゲームばかりしてるんですが。」
「もっと将来のために勉強したらいいのに」
「休みの日はいっつもダラダラしてるのが気になる」
そんな声がよく聞こえてくる今日この頃。子どもの将来を心配する気持ちはビシビシ伝わって来ますが、あえて声を大にしていいます。
「もっと子どもに遊びをーー!!!!」
でないと、子どもの心が壊れます。そして遊び場のイスも棚も。
ぼーっと無駄に見える時間でも、脳ミソを休める必要な時間かもしれない。
ゲームはやれば飽きる時が来るけど、画面から顔を上げた時に他にやりたい遊びのない環境なのかもしれない。異常なほど依存するなら原因はゲームじゃないかもしれない。
子どもの選んだ過ごし方には、一見意味がなさそうでも本能で選択しているように思います。
■「私もワルになっていい?」
ある日の午前中、幼稚園行事のために未就学児は少なく、小学生が中心のメンバーでした。
家づくりをしたい女の子達と、木で作った古い家を持ち上げて移動して場所をつくっていると…
「なにー?その家壊していいの?壊すよ?」
男の子達が手にオノ、トンカチをもってスタンバイ。※プレーパークけせんぬまでは、子どもが自由に工具を使えます。
「いやぁ、この家は改造に使おうと思っているよ」
そう答えても、やりたいスイッチの入った男の子達は止まりません。
「こんなのいらないって〜」
(この木の家の持ち主は、「そろそろ飽きたからいいや」と言っていたので、壊してもいいのですが。)
ビフォア↓
アフター↓
おわかりいただけるでしょうか…
青のドラム缶のすぐ後ろにあった家が2つとも破壊されました。
それはもう楽しそうに「キャッホ〜!!」と歓声を上げて。
男の子だけでなく、家を作ろうとしていた女の子まで加わる始末。
「私もワルになっていい?」
いつもは真面目な女の子がニヤリと笑いました。
遊びは破壊と創造の繰り返しとも言われます。子どもが自由に手を加えられるものが、遊びの価値が高いものだと。
しかし破壊した子どもたちはその後何かを作ろうとした訳ではありません。
破壊、破壊、破壊。
手作りのイスも棚もあまりに執拗に破壊するので、
「なんなの?ストレス解消?」
と尋ねたら、
「あたりまえだよー!ストレスいっぱいある」
「学校行くの疲れる」
「兄貴が理不尽でムカつく」
「親がー!」
「〇〇君、腹立つ!」
などと叫びながら、木材にあたっていました。
木材は次の工作に使われるし、ボロボロになったらマキになるのでいいのですが、手作りの棚を壊されるのはやはり悲しいものがあります。あらかじめ避難させておけばよかったのですが、時すでに遅し…。
しかし、ぐっと堪えて思うのは、ストレスの吐口が本当に無いのかもしれないからです。
ストレスで荒れ狂う人に、まともな説教は通じませんし、
棚は直せても、日々耐えて突然ポッキリ折れた子どもの心は簡単には治せません。
生きていれば、それなりにストレスがかかる社会ですが、息抜きをしてうまく付き合っていくことが必要です。彼らの日常はそれが難しいのかもしれません。
大人は趣味に没頭したり、食事をしたり、時にはお金をかけて様々な手段でコントロールします。
子どもは遊びの中で、体験を整理したり、身体を動かしてコントロールします。
しかし、放課後や休日も宿題や習い事といった「やること」に埋め尽くされ、少子化で遊び友達は少なくなり(家によっては近所に同年代が居ない)、遊びの環境は悪化するばかり。
行き場をなくしたストレスは、子どもをイライラさせるのだと思います。
■ストレス発散のその後
遊びの中のストレス発散は、本当に効果がある!と感じた出来事があります。
とある子は、午前中はイライラしていたのに、遊ぶうちに落ち着き、午後は穏やかに遊んでいました。
もっと長い目で見ると、1年半活動してきたプレーパークけせんぬまでは、最近常連の子どもに変化がみられました。
遊びに来ては、イスに穴を開けたり、テーブルを切ろうとしたり、乱暴に工具を使って工具も破壊していた子どもが、破壊をしなくなってきたのです。
イライラしていた表情も穏やかになったように感じます。
貴重な支援のお金で買ったり、寄付してもらっている工具を壊した時は怒りますが、反発せず聞き入れることも増えてきました。
時々思い出したように、物を壊すこともありますが、直せないものではない限り「なにかあったのかなぁ」と見守ることにしています。
遠藤みゆ
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一般社団法人プレーワーカーズ
【ご支援と拡散・シェアのお願い】(3月31日まで)
寄付プロジェクトに挑戦中です!目標額100万円!
詳細はこちら
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◆プロジェクト内容
<名取市下増田と気仙沼市田尻沢にある一軒家の庭を開放した子どもの遊び場づくり>
http://akaihane-miyagi.or.jp/challenge/org29
◆寄付の方法
①専用の振込用紙(窓口のみ)
赤い羽根共同募金・みやぎチャレンジプロジェクトに参加しています。
専用の振込用紙を郵送しますので、コメント・メッセージを送ってください。
募金用紙に付属している振込用紙に必要事項を記載し、郵便局の窓口で振り込みをお願いいたします。
後日、お礼状を送付させていただきますので、必ず「お名前」「ご住所」「領収書(いる・いらない)」「寄付者名、金額の公表に同意(する・しない)」をお書きください。
②プレーワーカーズの口座へ振込(ATMも可)
お振込み確認後、プレーワーカーズ事務局が代理で、宮城県共同募金会に振り込みをします。
※そうすることで、税制優遇が受けられる領収書を発行することが可能です。
この場合も、必ず「お名前」「ご住所」「領収書(いる・いらない)」「寄付者名、金額の公表に同意(する・しない)」を通信欄にお書きください。
<ゆうちょ銀行からお振込みの場合>
一般社団法人プレーワーカーズ 代表理事 須永力(シヤ.プレーワーカーズ)
「記号」18160 「番号」07006291
<他金融機関からお振込みの場合>
「店名」八一八/普通預金/「口座番号」0700629
☆子どもが遊び育つ社会を目指して頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします☆
③クレジットカード決済
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【プレーパークけせんぬま】いつもは末っ子、今日はお兄ちゃん
プレーパークの良さのひとつは、異年齢で遊べること。
子どもが日常過ごしている幼稚園や学校では、ほとんどが年齢でクラス分けされます。おのずと友達は同年齢になりがちです。その日常から見ると、週末だけですが異年齢で遊ぶ場所は貴重なのかもしれません。
晴れでも雨でも来る常連さんが何人かいます。その中でも一番年下の男の子。いつも小学生のお兄さんお姉さんに囲まれながら、マイペースに遊びます。
きょうだいに例えれば、「末っ子」。
最初の頃は、年上の子どもとぶつかって転んでは泣き、泥に濡れたら泣き、ビクビクとしながら遊んでいましたが、
1年経つと、少し転んだくらいでは動じなくなりました。
そのかわり遊びたい気持ちが溢れて、思い通りに遊べない時、遊びたいのに眠い時、まだ遊びたいのに帰らなければいけない時に泣いて騒ぐようになりました。エネルギーの限り遊ぼうとする姿は、本当にパワフルです。
ある日、彼よりも小さい女の子が遊びに来ました。
女の子は「赤い車に乗りたい」と身振りで主張します。
車が大好きなその男の子、考えた末に「一緒に乗ろう」と思ったようで、まずは女の子を車に乗せました。
そして後ろに自分も乗ろうとしたけれど、あいにく1人乗り用。どうしても乗れなかったので、後ろから押したり、前で引っ張ったり。
まるでこの日はお兄ちゃんのようでした。
まだ日本語の会話は難しい2人ですが、遊びのコミュニケーションはバッチリ。
こんな小さい時の記憶はお互い薄れてしまうのでしょうが、心地よく遊んだ感覚を重ねるほど心は満たされていくはずです。
遠藤みゆ
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【プレーパークけせんぬま】2020年初開催、冬の外遊び場何してる?
新年明けましておめでとうございます。
2020年最初のプレーパークけせんぬま開催日は1月4日でした。
一番に来た子どもは新年の挨拶より先に、愚痴を吐きました。
「あーもう、本当に正月つまんなかった!親は仕事でいないし、ゲームしかやってない。もうクリアしちゃったよ」
せっかく遊ぶ時間がたっぷりあったにも関わらず、楽しい時間にはならなかったようです。大好きなゲームだって、さすがに年末年始やり続けたら飽きますね。子どもの遊びにはサンマ(時間・空間・仲間の3つの間)が必要と言われていますが、時間だけがあってもやっぱりダメなんだなぁ、と思った子どもの声でした。
天気は快晴。今年は雪が降らない冬ですが、この日の朝はパラパラと降っていました。
そんな天気でも、“外”の遊び場に来る子どもたち。本当にたくましいと思います。
昨年の冬は、遊び場の本格始動が秋だったので、遊びに来る子どもは1〜2人でした。
1年活動して常連が増え、季節に関わらず遊びに来る子どもが増えたと思います。冬でも15人〜20人が来場するようになりました。
さて、極寒の東北の遊び場ですが、いったい何をして遊んでいるのでしょうか?
まずは焚き火をつけて、
それから大工道具を出してきて、秘密基地の建設を進める。
どんどん人が集まってきて、鬼ごっこが始まる。
クリスマスプレゼントのラジコンを、借りた子が走らせる。
ママから持たせられたサツマイモを焼く。
小腹がすいてお菓子を食べて、ジュースを飲む。
ちょっとヒマを感じて、バーベキューコンロを工作する。
出来栄えが良くて「すげぇ!」ってみんなで騒ぐ。
ラジコンにも飽きる。
でも「お菓子を運ばせたら面白いんじゃない?」とラジコンに器を乗せてお菓子を運ばせる。
スギッパをたくさん集めて燃やす。火が1m燃え上がって慌てる。
お昼ご飯をそれぞれのタイミングで食べる。
知らない男の子が来る。
正月に帰省している地元の子のいとこらしい。
「アイツやべえ、走るのもボール投げも強い」とコソコソ褒める。
チャンバラがヒートアップ、喧嘩になる。
寒くなったら焚き火に集まる。煙が目に染みる。
バケツの中に氷を見つける。焚き火に入れて溶けるのを見つめる。
「焚き火に水分いれたら煙がきつくなるじゃんー!」「いいの!溶かしたい!」と、わぁわぁ言い争う。
ドタバタ、ドタバタ。
同時多発的に起きた、いろんな遊びが、影響しあって変化します。
「飽きる→発見→楽しむ」を永遠に繰り返します。
10時から18時の8時間、ずっと遊ぶ子もいます。
冬の遊び場は焚き火がキーポイント。
大人も子どもも、寒くなったら焚き火に集まります。焚き火の暖があるから、大人もずっと外に居られます。
それ以外の遊びは、毎日変わるので「冬だから」というのは少ないです。
おしゃべりも遊びの一つと考えるなら、正月とクリスマスの話はみんな興奮気味に話すので、楽しいですね。
そんな、ゆるやかな子どもの遊び場「プレーパークけせんぬま」が今年も始まりました。
【ご支援のお願い】
この活動は常連の子どもも増えてきて、子どもの居場所になってきています。
親の同伴がなくても子どもだけで来られるように、利用料は無料にしています。
しかし、4月以降は活動資金の目処がたっていません。私たちは活動が続けられるよう、募金活動をしています。
ぜひご協力よろしくお願いします。
遠藤みゆ
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古民家を開放した遊び場づくりへの支援をお願いします。
あけましておめでとうございます。
本年もプレーワーカーズをよろしくお願いいたします。
今年も、古民家の庭を開放した遊び場づくりを続けていくために、
寄付キャンペーンを行います。
ぜひ、ご支援よろしくお願いいたします。
ご寄付いただける方は、こちらのリンクからクレジットカード決済をすることができます。
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詳しい内容については、別にランディングページも用意していますので、ぜひじっくりと読んでみてください。
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私たちは、子どもの遊び環境に危機感を感じ、2017年から古民家を活用して子どもたちの遊び場を2拠点運営しています。
遊びは、食事や睡眠と同様、子どもの心の健康にとって必要不可欠ですが、満たされていない子どもが増えています。
「習い事が多くて遊ぶ時間がない」「過疎化で友達が近くに住んでいない」「遊べる場所がない」など、原因は様々。
ありのままの姿で居られる遊び場は、その子にとって「居場所」にもなります。近年、子どもの自殺や不登校は増加傾向。楽しい時も苦しい時も、いつでも来られる居場所でありたいです。
子どもたちが「居場所」と思えるようになるには、「継続」して繋がり続ける必要があります。
ぜひご支援よろしくお願いします。
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子どもは、素材に息を吹き込むことができる。
2019.12.25
子どものまち・いしのまきに「素材」を提供したら、倍になって帰ってきました。
・
・
ことはじめは、2年前の子どものまちです。
この年、私(廣川)は、事務局長兼子ども会議のリーダーとして、イベントづくりに関わっていました。
子どものまちとは、子どもが主役になり、子どもがつくる、まちづくりの体験イベントです。
お店を作ったり、サービスを提供したり。
店長も、店員も、お客さんも子どもたちです。
お店は、子ども店長に立候補した子たちが何度も事前準備のために集まり、話し合い、作り上げています。
でも、当日、まちの様子を見てから、突然起業したっていいんじゃない?
と考え、「起業家」が生まれる仕組みを考えたいと思いました。
その場で、即興で、起業するためには、
アイデアをカタチにするための「モノ」があるといいだろうと考えた結果、
「素材」を売ってみることにしました。
子どものまちなので、基本的には、大人が入り込むことはタブーです。なぜなら、大人は、指示、指導、制限などをしがちだからです。
でも、大人も一緒になって、本気で参加する分にはいいなぁと思っています。
で、試しに「起業屋」をオープンしました。
その起業屋とは、
ダンボール、牛乳パック、ラップの芯、ティッシュケース、ペットボトルなどなどの、工作で使えそうな材料と
ガムテープ、ハサミ、ペンなどの道具を売ったり、貸したりする店です。
ほとんどがどんな家庭にもあるような廃材ばかりです。
事前に呼び掛けて、持ってきてもらいました。
余った材料は、プレーワーカーズの拠点へ持ち帰り保管していました。
・
・
一方。
プレーワーカーズの看板事業でもある「プレーカー」によるイベント出張。
プレーキットと呼ばれる木製のホッケーやビー玉転がしなどの遊び道具も人気ですが、何と言っても、自由工作ができるのが特徴です。
多くは、木っ端・木材をのこぎりで切ったり、金づちで釘を打ったり、という遊び方ですが、
ここでも、素材(廃材)はとっても役立ちます。
・・・何に役立っているのか、さっぱり分かりませんね。
こうやって、転がして遊びました。
つまり、「やってみたい」ことを実現できるのが
遊び場・プレーパークと考えたとき、
「やってみたい!」と思った、そのアイデアを形にするための
材料や素材や、道具などがあればあるほど、遊びが広がると思うのです。
プレイワークの本場である、イギリスで書かれた本の翻訳版でもある、このプレイワークきほんの「き」の中でも、素材の可能性について、こう書かれています。
プレイワークきほんの「き」 | playworkers https://gsfr3.app.goo.gl/5cNmaa @BASEec
子どもたちがプレゼントを受け取ったときに、一番遊ばれるものは何でしょう?「こんにちは」としゃべり、レーザーを発射するバッテリー搭載の光るおもちゃでしょうか?それとも、そのおもちゃが入っていたダンボール箱でしょうか?(中略)
もちろん、答えはダンボール箱です。
でも、それはなぜ?それは、より大きな遊びの価値を持っているからです。
集めて、置いておいた素材が、どんなタイミングで、どんな風に使われるか、あるいは使われないかは、まったく分かりません。
「こう使うと面白いよ。」という大人の先入観自体が、子どもの遊び心と、素材が持っている遊びの価値をそぎ落としてしまうからです。
・
・
話を戻しましょう。
各家庭から、集めた、大人から見ると、ただのゴミのようなものが、
子どもにとっては、遊びの価値がとても高い=遊びが広がる素材だということです。
プレーワーカーズは、そんなゴミ・・・否、宝物を子どものまち・いしのまきの活動の役に立つならと、3年連続で提供しました。
すると、今年、その宝物が倍になって返ってきました。
また、今年もプレーワーカーズの拠点に保管し、運営する遊び場や、プレーカーの出張先で使っていきたいと思います。そして、きっとまた少し中身が入れ替わった状態で、来年の子どものまちへ引き継いでいきたいと思います。
子どもは、素材に息を吹き込むことができる。
それを、知っている。
というのが、プレイワークのきほんの「き」かもしれない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
プレーワーカーズは、
2020年1月1日~3月31日まで、寄付キャンペーンを行っています。
ぜひ、ご協力よろしくお願いします。
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※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
一般社団法人プレーワーカーズ
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寄付プロジェクトに挑戦中です!目標額100万円!
詳細はこちら
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なに〜!?ぬの屋??
2019年12月22日(日)
名取市下増田、子どもの居場所〇〇に
なにぬの屋のやこさんが来てくれました。
《渋沢やこさんプロフィール》
世田谷区のプレーパークのプレーリーダーを2年間務めた後、劇団風の子付属国際児童演劇研究所で演劇を勉強「子どものいるとこどこへでも」の精神を学ぶ。同劇団入団、小学校や幼稚園・保育園、おやこ劇場などに向けた舞台作品で全国を巡演。
同劇団退団後2005年から2014年まで一人芝居で定評のある中西和久氏の劇団京楽座に所属。京楽座公演ほか、プロデュース公演など様々な舞台に出演。現在も、年に数本の作品に客演。(オーケストラぴとれ座「セロ弾きのゴーシュ」朗読など)
また2005年より、布でつくった紙芝居「なにぬの屋」を始める。東京都公認ヘブンアーティスト。
震災後の子どもの遊び場(プレーパークやプレーカーなど)活動でつながりのできた福島県に拠点を移した。
現在「なにぬの屋」は全国展開中。全国を飛び回る日々だが、福島県内での公演や演劇ワークショップにも力を入れている。保育士免許、特別支援学校教諭免許も持つ。
やこさんは、プレーワーカーズ代表理事の須永力が世田谷のプレーパークでプレーリーダーをしていた頃に相棒だった女性でもあります。そんな長年の付き合いもあり、今回、〇〇まで来てもらいました。
また、私たちのプレーカーと同じように、軽自動車で全国どこへでも出張してしまうので、
出張先でバッタリ会ったり!なんてことも。
そして、最近は、やこさんが住んでいる郡山での地域の遊び場づくりへプレーカーが出張したりもしています。
昭和の紙芝居屋さんを思い出す、とっても風情のある自転車です。
この日は、この看板自転車のおかげで、
散歩途中の親子なども、
「ん?なんだ?」と足を止め、〇〇という遊び場の認知度UPにも貢献してくれました。
さてさて、本番前です。
この日は、部屋の中でしたが、
屋外でも、大人数でも、対応できるそうです。
「150人くらいだったら、声も余裕で届くかなー」
…さすが、舞台女優!
・
・
・
「ちなみに、今日人数少なかったらごめんなさいね。。」
と、話したら、
「大丈夫大丈夫!、私の最小人数は〜」
と言って、
震災1、2年後の石巻でのエピソードを話してくれました。
主催者・関係者を除くと、子ども2人のみ。
理由は、なんと、ポスターに「日付け」が書かれていなかったらしい!!?!
でも、近所の子が、いつかな?いつかな?と会場を覗いて、やっとその日。
やこさんも、子どもも緊張しつつ、演目スタート。
そして、終わった頃に、お母さんがお迎えに。
すると、楽しんでるのかな?と表情では分からなかった子どもたちが、お母さんが来た途端に緊張もほぐれ、
「これが、こーで、あーで、そしてね!!」
と、お話を再現したそうです。
他にも、自主保育をしている時の子どもの様子など、たくさん話してくれましたが、
女優でもありながら、「プレイワーカー」、「保育士」でもあるやこさんが語る子どもの姿は、どれも素敵だなぁと感じました。
わらわらと子どもたちも集まり始め、
いよいよです。
様子はこちら↓↓
ぜーんぶ見せたいところですが、ぜひぜひ、やこさんを呼んで「ライブ」でご覧ください。
その場の、観客や様子や空気などなど、即興で、掴んでいく感じは、映像や写真では伝えきれないと思うので、生で観てもらいたいと思います。
演目が終わった後にも、布でできた紙芝居や小道具などを触らせてくれて、子どもたちから大人気でした。
ありがとうございました!(^^)
夕方まで、たっぷり遊びました。
子どもがいるところならどこへでも。
子どもが自由に遊べるように。
と願って、全国各地へ出張していく様は、
プレーカーと同じです。
このブログの名前と同じですが、アソビノタネをまき続ける仲間として、これからもよろしくお願いします。
今回、会場となった、子どもの居場所〇〇は、みなさまから寄付をいただき活動しています。
2020年1月1日〜3月31日までは、
みやぎチャレンジプロジェクトに参加し、寄付キャンペーンを行なう予定です。
ご協力よろしくお願いします。
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一般社団法人プレーワーカーズ
寄付プロジェクトに挑戦します!
目標額100万円!
◆プロジェクト内容
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