アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

「子どものまち・いしのまき子ども会議」

 子どものまち・いしのまきの子ども会議がはじまりました!

 

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子どものまちは、子どもがつくる、子どもが主役のまちです。

 

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【アイスブレイク】

簡単な自己紹介の後に

「いつ、どこで、だれと、だれが、何をした」をグループで出しあっていく言葉遊びをしました。

はじめましての人や大人もたくさんいる中で、緊張している様子もありましたが、ドッとみんなの笑い声が出てくるようになりました。

 

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【新しい仕事のアイデア出し】

今度は、「飾る言葉、仕事、述語」を掛け合わせて遊びました。

大きな/花屋とか、サボる/警察官とかとか、組み合わせは無限にあるので、「そろそろお昼にしよー」と言うまでひとしきり楽しみました。

「仕事を創り出す店長さんたちが固定観念にとらわれずに発想できたらいいな」という思惑もありますが、とりあえず楽しければそれでいい。

 

 

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【グループ決め】

今回集まった店長さんたちは、みんな一度は子どものまちに参加したことのある人たちでした。中には、ベテラン店長さんもいて、「やりたい店、とっくに決まってるよ」という人もいたので、やりたい店・興味のあることを胸に提げたネームプレートに書いて近い人同士でグループになってもらいました。

 

【お店づくり】

さっそく、どんな内容のお店を出すかの話し合い。山形大学石巻専修大学の学生がコーディネーターとして子どもたちのやってみたいことを引き出しつつ、一緒に考えてくれました。

話し合い中、大人は外で打ち合わせをしていたのですが、その間にどんどん話が盛り上がっていました。

 

【できたお店】

○屋台

・遊ぶ屋台と食べる屋台をつくる。

・ヨーヨーつり、スーパーボールすくい、射的、くじ引き、ダーツ

・わたあめ、ジュース

・射的の景品としてたべもののお店の協力を得て無料券などをつける

 

○子どもカジノ~大金を当てろ~

・カジノの種類は、シックボーとオリジナルゲーム

・警察の仕事もある

 

○絵

・コンテストをやりたい

・絵を売ってみる

・コンテストは投票

 

○イタズラ(仮)

・銀行強盗―マキーを盗む

・市長の宝物を盗む―盗んだものをマキーと換金する

・懲役10分など

 

○たこ焼き&ワッフル

・トッピングも豊富にそろえる

・食器を持って来たらトッピング無料

・飲み物も売りたい

 

カジノと警察が一緒に!?

銀行強盗の仕事!!?

なんていう衝撃のアイデアが生まれたり、屋台ゲームの景品に食べ物屋のチケットを付けるなど、お店間のコラボも自然と生まれていておもしろかったです。

 

次回の話し合いでどのように発展するのか、具体化していくのか楽しみです。

 

【余った時間で少し遊びました】

 

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【余談】

お昼休憩中に、中学生とちょっと雑談をしていました。

「先生が熱血でマジムリ。オレたちは奴隷じゃない。」と、話していました。

小学生の子は、

「クラスメイトが宿題をやってこなくて叩かれた。」という話をしていました。

 

教師の問題かーとか、社会がーとか

逃げ場や居場所(オルタナティブ)が必要とか

色々考えてしまいますが、

「子ども」という存在をどう見るかということかなと僕は思います。

 

仕事としてでも、我が子でも、近所の子でも

身近に子どもがいる人は、

「子どもを評価しないで見てみる」

「子どもをコントロールしない」

という、この2つくらいだけでも腹に落として接してもらえると子どもたちも少しは楽しく過ごせるようになるかもしれません。

 

子どものまちは、子どもが主役。

だけど、「子どもを特別視してこの日くらい盛り立ててあげよう」

ということではなく、「子どもだって、大人と同じように気持ちがあって、尊重されるべき人間のひとり」という、当たり前のことをイベントから日々の学校や家庭での生活に落とし込めたらいいなぁと願います。

 


廣川和紀