アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

福島県「さくら湖自然観察ステーション」にて遊び場活動を開催

2018年5月27日(日)

福島県三春町の三春おやこ劇場、いわき市のいわきおやこ劇場、郡山市のあさかの子ども劇場が「さくら湖自然観察ステーション」に集まって遊び場活動を開催。プレーワーカーズが「くらしと生協」ふくしま・子ども子育て応援助成を受けて全面協力しました。

 

自然観察ステーションの裏の林には、参加者のお母さんお父さんにも張り切ってもらって、様々なロープ遊具をつくりました。林の中がロープとネットだらけになりました。

 

あそぼっカーのプレーキットも大活躍しました。なかでも台車に乗って坂道を走り下りる遊びが迫力でした。斜面の先のほうにホッケー台やら角材やらを並べて、乗ったままぶつかって行く遊びを何回も何回も楽しんでいました。

 

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今回前庭で火をたくことができましたので、子どもは火おこしに苦労はしていましたが、マシュマロを焼いたりべっこう飴を作ったりして楽しかったです。参加者の皆さんで寄付を募ってくださいました。

プレーカーであそぼう

主催:福島県子ども劇場親子劇場連絡会・県南ブロック会

場所:三春町さくら湖自然観察ステーション

あそび場☆共和国

2018年5月20日(日)

仙台長町の八本松公園でイベントを開催しました。

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自由に遊べるエリアがあるのはもちろんのこと、

大人も楽しめる出店もありました。

 

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《ダクシオンの変身ベルトづくりワークショップ》

 

 

実行委員は、区内で会社経営をする庄司さんらとともに、プレーワーカーズ理事の廣川も加わり、構成されています。

 

みんな30代、そして、ほどんどが、区内で子育てをする父親。

打ち合わせは、酒も飲まず、仕事終わりの19:00頃〜マックやスタバに集合して行いました。

 

半分くらいふざけた話で盛り上がりつつも、ときにビジネスライクに、ときに子育ての話を交えつつ、企画を練ってきました。

 

また、このイベントをキッカケに、僕自身も、隣接する児童館の館長さんと親密になり、

近くの保育園や公園課担当の方との距離も縮まりました。

 

 

そんなこんなでイベント当日。

 

え?こんなに来る?っていうくらいの人。

この日、仙台のまちなかでは、すずめ踊りで有名な青葉祭りが行われているのにも関わらず、ものすごい賑わいでした。

 

来場者850人!!

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プレーカーのエリアでは

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いつもどおり、プレーキットで遊んだり

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モンキーブリッジやハンモックを付けたり

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賑やかに、それぞれで楽しく遊んでいました。

 

 

次の日の河北新報にも記事を載せてもらい、事故なく無事に終えました。

 

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自分たちで主催しておきながら言うのもアレですが。

プレーワーカーズとしては、やっぱり

《#お出かけ#おやこ#特別な体験》

じゃなくて、もっと、日常に根ざしたゆるりと温かい、そして自由な空間で遊んで欲しいなーと思います。

 

実は、イベント終了の15:00頃、植栽のかげでDSをしている子どももいました。

 

15:00を過ぎても16:00を過ぎても木に結んだハンモック、ブランコは人気で、ずっと子どもたちが遊んでいました。

 

何のために、何やっているんだろう?

と自問自答します。

 

でも、それでも、多くの人に

プレーワーカーズを知ってもらいたい。

プレーワーカーズの発信から、子どもたちの今を知ってもらいたい。

子どもたちの今を知った先に具体的な社会参画が伴って欲しい。

プレイワークという考え方を知ってもらいたい。

そうすることで、子どもたちの遊び環境が少しでも豊かになったらいいなと思う。

 

遠回りかもしれないけど、僕は、子どもたちのすぐそばにいる大人たちを信じていきたいと思います。

そのための第一歩。

つまり、キッカケ。

このイベントのコンセプトは、

「一つの“きっかけ”が、全てのきっかけに」

 

イベント成功!良かったね!!

に留まらない、次の展開を考えていきたいと思います。

 

廣川和紀

 

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一般社団法人プレーワーカーズ 

 


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放課後シンポジウム

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小中学生の放課後を考えるシンポジウムを塩竈市で開催しました。

 

日時:2018年5月13日(日) 10:00~16:00

会場:塩竈市魚市場 

主催:NPO法人ワーカーズコープ、一般社団法人プレーワーカーズ

 

このシンポジウム開催のきっかけは、塩竈市の児童館・放課後児童クラブの運営を指定管理で請け負っているワーカーズコープさんからの相談でした。

市の直営から受け継いで、一年が経ったところで、「遊び」を切り口にしているプレーワーカーズと何か連携してできないか。ということでした。

 

私たちとしては、「プレイワーク」の研修か、館庭への遊具づくり(を通しての環境提案)だったらご協力できます。まずは、子どもたちの普段の様子を見るためにも、プレーカーでのイベントをやってみましょう。

と、1月にプレーカーイベントを行いました。

そして、今年度の計画を立てていくにあたり、まずは、「遊び」をテーマに考えていこう。

そのためには、「児童館」の実践者でもあり、「プレーパーク」の実践者でもある、原京子さんを講師に招くのが適任だと考え、オファーしました。

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こどもフォーラム代表 原京子氏

自主保育をきっかけに子どもの遊び環境について関心を持つ。2011年こどもNPO設立。2003年、「子どもの参画」の実現に向けた実践拠点として「ピンポンハウス」開設。2008年~名古屋市児童館館長。2014年~2016年3月石巻市子どもセンターらいつ施設長。

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快く引き受けてくださり、ありがとうございます。

 

 

そんなことから、今回の「放課後シンポジウム」が始まりました。

 

また、昨年度、七ヶ浜町で、「ななはまっこプレーパーク」という新しい動きが始まり、その立ち上げに関わっていたつながりから、塩竈でもプレーパークをやりたい!という方にも出会っていました。

*実際、「がまっこプレーパーク」という名前で、活動を始めています!!

 

それもあり、塩竈でも子どものことを考える動きが広がっていくと嬉しいなという想いも、今回の企画を後押ししてくれました。

 

 

さて、前置きが長くなりましたね。

当日の様子をご覧ください。

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基調講演を原さんにお願いしました。

児童館運営のアドバイザーをするなかで、見えてきたことなどをとても分かりやすくお話してくれました。

例えば、「折り紙は1枚まで」なんていうルール。

皆さんは、よく聞くルールですか?信じられないルールですか?

こういうことに関しても、ひとつひとつ、「このルールは何であるの?」「誰のため?」と、問い直していくことで、児童館が本当の意味で“子どもの場所”になっていくことを教えてくれました。

 

そして、原さんから、児童館における「プレイワーカー」の役割も説明があり、今後ますます、児童館でも「プレイワーク」が広がっていくだろうと感じました。

実際、原さんが館長、石巻子どもセンターらいつにいらっしゃったとき、「移動児童館」や「プレイワーク合同研修」という形で一緒に事業を行ってきました。

 

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つづいて、塩竈で活動する団体の方々に活動報告をもらいました。

こういう機会を通じて、お互いにつながりあい、協力し合う体制が作れたらいいなと思いました。

 

一日がかりの長いシンポジウムだったので、ここでお昼休みを挟み、午後は、「話題提供」から始まります。

 

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会場は、ほぼ満席でしたね。

僕(プレーワーカーズ理事 廣川)からは、今の社会が子どもにとって、どういう状況なのか、そして、どうしていくと良いのかについて簡単に話しました。

どんなに素晴らしい児童館が、どんなに素晴らしいプレーパークが市にひとつあっても、すべての子どもたちが豊かな放課後を過ごせるようになるとは思えないので、そういう施設を中心に、「プレイワーク」の考えが、一般的なものになっていってほしいと考え、伝えてみたつもりです。

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最後は、ワールドカフェで、「ひとりひとりができること」について話し合ってもらいました。

じつは、こんなに大勢のワールドカフェのファシリテーターをするのは初めてでした。

でも、参加者のみなさんが、それぞれで話を盛り上げてくれていたので、全体の空気感としても良かったかなと思っています。

 

シンポジウムは、参加者も大変多く、良いものになったかなと思います。

今回のきっかけが縁で、子どもを取り巻く社会問題の解決に向けて、市民・NPO・自治体・学校・企業が協働する一歩となることを願っています。

 

廣川和紀

 

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高校生企画「地産地消フェス」のキッズブースをお手伝いしました!

2018年4月8日(日)、気仙沼の高校生が企画した「地産地消フェス」が市内南町で開催されました。100メートルほどの道路を歩行者天国にして、工作やお絵かきのできるキッズブースだけでなく、地元の食品を使った料理やスイーツの販売、思いのたけをぶつけるプレゼンテーション、軽音楽部などが演奏するライブステージなど、盛りだくさんの内容でした。高校生だけでなく、乳幼児~小学生の親子連れも多く、0~18歳のすべての年齢層の子どもが来場した印象でした。

 

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【やりたいことをやるための責任】

今回は高校生たちが手探りで準備を進めてきたこともあり、企画段階から相談をいただきました。

 

打ち合わせでは、

「私はいろんな人に出会ってここまで来たから、人とのつながりが感じられるイベントにしたい!」

「高校生だからできる、地域活性化を!」

東日本大震災を経て、成長した私達から感謝を伝えたい!!」

という熱い想いと同時に、

「本当に実現できるだろうか?」

「どうしたらいいんだろう??」

という不安が感じられました。

 

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学校の課題でもなく、部活動でもなく、自分たちが「やりたい」と企画したからこそ、のしかかる不安と準備の難しさ。

 

気仙沼中の大人たちも、ずいぶん手伝ったかもしれませんが、やりたいことをやるための責任を負って実行に移した高校生たちは本当にすごいエネルギーをもっていると感じました。

 

【遊び場の思い出】

キッズブースでは、ローテーションで高校生が代わるがわる担当しました。

「いまから担当します、よろしくお願いします。」

と挨拶に来ると、「そういえば、この車(プレーカー)を知ってます。震災直後にあそびーばーに行ってたので」と話してくれる高校生が何人かいました。「あそびーばー」とは、震災直後に日本冒険遊び場づくり協会が被災地支援として気仙沼市につくった冒険遊び場です。

 

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「震災を経て成長した姿を見せたい」と言っていた高校生たち。震災当時は小学生だった子どもが、高校生となって子どもを見守る側になっている、子どもと大人の時間の感覚はまったく違う、と感じる瞬間でした。

 

話を聞くと、震災直後に一緒に遊んだプレイワーカーの名前はよく知った名前もあり、くぎさしが好きだったこと、ザリガニを釣って食べたこと、いろんな「遊び場の思い出」を話してくれました。

 

懐かしすぎて、まき方を忘れたベーゴマに苦戦しながら。

  

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大人になった私にとっては何気ない遊び場のひとつひとつの場面が、子どもにとっては「思い出」として積み重なり、子ども時代を形づくると思うと、丁寧に過ごしたいなぁと思った日でした。

遠藤みゆ

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銀世界の遊び場 in面瀬川ふれあい農園

宮城県気仙沼市の面瀬川ふれあい農園は、この1年で運営が住民主体となり、いつでも遊べる広場として開放されています。プレーワーカーズは遊び環境をつくる支援をしており、12月~2月は毎月2日間連続のプレイワーカーがいる日をつくりました。

 

今年は稀に見る豪雪。
面瀬川ふれあい農園は広大な面積があるので、大量の雪で遊べました。


朝、オシャレな服装の6年生の女の子達と
「今日どうする?かまくらつくっちゃおうか?」
と話していると、
「家帰って、くつを替えてくる」
と本気モードに火がついたようでした。

雪の魅力は強いです。

 

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男子チームと女子チームに分かれて、かまくら作り対決。
「なんで女子のほうが大きいんだよ!」
「男子は遊びながら作ってるからでしょー!!」

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男子チームが雪合戦から帰って来なくなった時、男子の集めた雪は女子チームに吸収され、かまくらは完成しました。

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くたびれたところに、ポーッという懐かしい音。

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おやつにお芋を食べながら、冷えた足を足湯で温めます。

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お芋を食べながらお喋りしていると、乳幼児を連れてきたお母さんが、「なかなか雪遊びができる公園が近くにないので、この場所を知れて良かった」と話してくれました。

小学生も放課後に遊びに来るようになってきたようで、日常に溶け込む遊び場になっていくといいなぁと思う、冬の日でした。


遠藤みゆ

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市民と気仙沼市でイチからつくる初のイベント「ぷちうみのこフェスタ」

2018年2月18日、宮城県気仙沼市で「ぷちうみのこフェスタ」が開催されました。このイベントは、子どもとその家族のための、いわゆる“子ども子育てフェス”ですが、気仙沼市では大きな意味を持つイベントでした。なぜなら、市民と気仙沼市でイチからつくる初のイベントだったからです。プレーワーカーズが主催した子育て中のお母さんと気仙沼市の担当者が意見を交わす座談会から、この企画は生まれ、昨年の夏から実行委員会を組織して準備を進めてきました。

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【想定外の朝】

イベント当日、前日の夜から暴風雪にみまわれ、想定外の雪かきからスタートしました。風と雪のため、外でやる予定だった「ホヤぼーやトランポリン」は中止に。

日差しはあるけど、とても寒いこの日、どのくらいの人が来てくれるだろう…とそわそわしながら朝のミーティングを迎えました。


スタッフとボランティアを合わせると総勢約100人規模。朝のミーティングでは、スタッフとボランティアが初めて全員集合し、その多さに運営側も圧倒されました。子育て中のお母さんだけでは、人手が足りないとボランティアを募ったところ、多くの協力が得られました。普段のミーティングは15人くらいだったにもかかわらずです。

 

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気仙沼市長とホヤボーヤ、うみのこフェスタ実行員会共同代表の赤畑さんがバルーンを割る音でイベントは幕をあけました。

 

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会場に入ると、大きなバルーンのアーチが出迎えます。冬の気仙沼は静かな海と深い緑の山、まちが全体的にモノトーンになります。カラフルなアーチは見るだけでワクワクしますね!

 

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【あそぶ!】

一番大きな部屋は子どもの遊び場です。

 

ダンボールランドは、みやぎ生協さんにご協力いただき、トラック1台分の段ボールをいただきました。大豪邸ができたり、壊されたり、汽車ができたり、壊されたり、秘密基地ができたり、壊されたり…最終的にはつぶれた段ボールで山をつくり、巨大すべり台に。

 

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ダンボールランドの横にはジュニアリーダーの新聞紙プール、お絵かきコーナー。気仙沼はジュニアリーダーの活動が盛んです。ママサークルの活動の際に協力をお願いすると、子どもの見守りを手伝ってもらえるなど、よく一緒に活動しています。

 

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ジュニアリーダーのコーナーの横には、工作コーナー。材料は家に余っている卵パックやぷちぷち、ストロー、空き箱など。ハサミやペンは児童館のもの。このコーナーを運営してくれたのはボランティアさんでした。

 

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工作コーナーの後ろには、ミニバスコーナー。

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バルーンたかし君のコーナー。

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お二方とも、いろんなイベントでご一緒します。

 

ステージではジュニアリーダーがダンスを踊ったり、手品ショーがあったり、キャタピラレースをしたり、児童館の先生たちによる手遊びがあったり、子育てに関わる団体紹介があり、盛りだくさんの内容でした。

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ほかにも乳幼児がゆったり遊ぶ部屋「くつろぎスペース」や、静かに遊びたい子どものための部屋「コタツらんど」もありました。

 

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【食べる!】

遊んだ後は、おいしいごはん。
気仙沼で活動されている出店者の皆さんが、こだわりのカレーやパン、クッキーなどを販売しました。売り切れ続出の人気コーナー「うみのこ屋台村」でした。

 

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【癒される!】
ママ向けのワンコインで受けられるエステコーナー。
ネイルやマッサージなど、普段はなかなかできないけど、子どもが遊ぶスペースもあり、ゆっくりできたのではないでしょうか。

 

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お父さんの来場も多く、コタツらんどでお昼寝したり、遊ぶ子どもを見ながら、壁際に置いたイスでゆっくりする姿もみられました。

 

【知る!】

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廊下には子どもに関わる団体紹介の模造紙が貼られ、チラシコーナーもありました。気仙沼市にも様々な団体がありますが、知らない方も多いと考え、子ども・子育て支援の情報を発見できる機会になればと用意されました。

 

団体だけでなく、気仙沼の遊び場情報も共有しようと、「遊び場マップ」も設置されました。来場者が書き込むことができる、参加型の情報コーナーでした。

ところが、

「いつもは家で遊んでいる。遊び場が近くにあったら行きたいけど」

「あまり遊び場を知らない。むしろ教えて欲しい!」

という声が聞かれ、書き込んでくださる方が多くはなかったようです。

 

また、身体障碍をサポートする福祉用具の展示や、障がい児を支援する団体の紹介などもありました。わが子の障がいを疑っても、助けになる情報や団体に繋がるのは簡単ではありません。

「誰に相談したらいいの?」

「この先どうなるの?」

「怖くて相談できない」

と不安ばかりがつのります。

今回のような誰もが参加できるイベントの中に情報があることで、気軽に知ることができ、障がいへの理解も広がると思います。障がいでなくても、使うと便利な福祉用具もあり、手に取る方も多くいました。

 

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【初めての試みを終えて】

気仙沼市と市民がつくる初のイベントでしたが、約600人もの予想をはるかに上回る来場者に圧倒されるばかりでした。インフルエンザが大流行しているさなか、これほど来場するとは思わなかったものの、初めて出会う親子が多かったことが嬉しかったです。

 

私達は外遊びのイベントを開催することが多いですが、今回のように室内で開かれるイベントのほうが安心して来られる親子も居るのだと思います。

 

このイベントを作り上げたお母さん達にも圧倒されました。会議は子どもが幼稚園や学校に行っている間。準備作業は子どもを連れて。その力がなければ実現しなかったイベントだったと思います。プレーワーカーズは、遊び場やチラシの作成、会議の進行、様々な調整のみお手伝いしましたが、ここまでグイグイ進めたお母さん達に感服です。また、子どもの面倒をみてお母さん達をサポートしたお父さんやおじいちゃんおばあちゃんの存在もなくてはなりませんでした。

そうして準備を進めたお母さん達は、プレーワーカーズが間に入らずとも、行政機関とやり取りも進めるようになっていきました。イベントの成功もさることながら、この「ぷち うみのこフェスタ」で一番の財産は、行政の関係機関とお母さん達が“顔の見える関係”になったことだと思います。

 

遠藤みゆ

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プレイワーカーと子どものまち・いしのまき

理事の廣川和紀(かずき)です。
プレイワーカーの冬は文章を書く仕事が多くなります。
そんなことより、もっともっと子どもに寄り添って欲しいと思われるかもしれませんが、プレイワーカーの視点から見た日々の子どもの様子を発信することも大切な仕事だと感じています。

 

先日、石巻子どもセンターらいつに行くと、開館前から子どもが待っていました。


「あ!かずき。久しぶりー!!こないだの鍋パーティー結局引き分けだったよね?」
「こんなところで会えるなんて嬉しいなー」
「子どものまち、今年も参加するよ。次の日程決まったの?」


ホントにこんな感じで矢継ぎ早トークを受けました。

でも、ここで話したいのは、僕が好かれていることや子どものまちが子どもに定着していることではありません。
こんなにも興奮して喋るほど、この子の人生に子どものまちが影響しているということです。そして、現状それは大人が作った世界であるということもです。

子どものまち・いしのまきは単なるイベントに留まらず、子どもの育ちに必要なものとなっています。

とても責任ある仕事だと改めて感じました。

その子の日常や背景を感じ取りつつ、また会う機会を作るために、持続可能な仕組みづくりを考えなければいけません。

 

廣川は、遊び場づくりの支援をするのと同時に、子どものまちの運営にも参画しています。


応援よろしくお願いします。

 
廣川和紀

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