ハックの家 遊び空間デザイン 1日目
2016年9月11日(日)、岩手県九戸郡野田村でプレーワーカーズによる遊具作りがスタートしました!
「特定非営利活動法人 ハックの家」が運営する、障がい児の放課後デイサービス「ピーターズ・キッズ」のスタッフが遊具づくりを依頼してくださったのは1年前のこと。アメックスリーダーシップアカデミーというNPOのリーダー研修の交流会のときでした。
「活動報告すごく興味あります。」「アスレチックなども作れますか?」という質問に対して、「できます!」「まずは、現場を見に行って話をじっくり聞きましょう。」と返答し、プロジェクトが始動しました。
その後、ヒアリング、打ち合わせの他に、プレーカー活動を通して子どもたちの動きや特徴を観察しながら遊具のデザインを決めていきます。
「(障がい児の遊び方についてなど)一緒に考えてくれるんですね。」と言う言葉が印象的でした。
子どもたちの普段の過ごし方、遊び方によって遊具のデザインを一緒に考えていけることもプレーワーカーズならではの遊具づくりだと思います。
声をかけてくれたあの日から約一年、ようやくプロジェクトが始動します!!
1日目は午後1時に現地に集合し、下準備から始まりました。
まずは大量に発注した木材の数の確認と、事務所から送った大量の工具類の整理です。木材が積み上がっているだけで、このワクワク感…!
そして設計図に基づいて、ハックの家のスタッフとともに遊具の位置決めをします。
「この幅があると子どもは走りぬけるね」
「遊具からこの裏の木に手が届いたら面白そう」
「車が通るかもしれないから少しあけよう」
遊具を使う子どものこと、スタッフのことを考慮して、柔軟に対応できるのは手づくりの遊具ならではの良さです。
次はウマ作り。木材を乗せる平均台のような台をウマと言います。
金具があれば簡単に作れますが、完成したウマに最初に載せたのは、まさかのお菓子!!
ケガ防止にとっても、こまめな休憩は大事ですね。
ここで、助っ人登場!
ハックの家のスタッフと息子さんが手伝いに来てくださいました。ひたすら木材に防腐塗料を塗る地道な作業をやってくださり、とても助かりました。丸太は重いので人数がいるだけで心強いです。
なにより、人数がいると賑やかで楽しい。
「うおーっおもいっ」
重いのに楽しそう。
一方、遊具の予定地では、5寸釘で柱の印をつけ、水糸を張りました。縦・横しっかり測っても、角度のゆがみがあります。そこで対角線も距離を合わせると、ぴったり長方形になります。そこから外の枠を打っていくと…
気づけばあたりは真っ暗に!!
1日目はこれにて終了。これから一週間、この場所で遊具をつくります。
【ハックの家バックナンバー】
1日目 http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/09/12/231000
2日目 http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/09/13/000000
3日目 http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/09/16/112000
4日目 http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/09/25/000000
特別インタビュー「なぜプレーワーカーズに遊具づくりを依頼したのか?」
http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/09/28/202500
5日目 http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/10/11/142300
6~8日目 第1回完結! http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/12/08/000000
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一般社団法人プレーワーカーズ
〇プレーカー・プレーワーカーを呼びたい方、
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遊び場づくりの支援や、子どもを取り巻く課題解決のため、ご支援のほど宜しくお願い致します。
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廃材のテキトー建築
2016年9月3日
NPO法人こども∞感ぱにー(こどぱにー)が運営している黄金浜ちびっこ遊び場での活動をしてきました。
こどぱにーでは新しく入ったスタッフも多いので、現場研修も兼ねて毎週土曜日にプレーワーカーとして活動しています。
今日は私(かずき)の日でした。
基地作り?小屋作り?遊具作り?
のきっかけになるようなハコをひたすらつくっていました。
案の定、子どもやスタッフもわらわら混ざってきました。
暑すぎてヘトヘトになった時以外はずーーと一緒にやっていた小1の女の子もいました。
(ほぞ切りという地味で重労働な作業内容にも関わらず)
ぱっと見、児童労働かよ!って感じ。
でも、その子がやりたいんだからしょうがない。
メジャー、差し金、水平器、もはやペンすら使わずに作ったテキトー建築
女の子のお兄ちゃんはインパクトドライバーの使い方もいつの間にかサマになってました。
なんとなく筋交いも入って、カタチになってくると、すぐにペンキ塗りが始まりました。
こうやって、みんなが手を加えて遊べるものって楽しいと思う。
今日の作業も遊び
これからの好き勝手改築も遊び
その後どんな遊びに展開していくかは分からない。
でも、それがまた楽しみ。
先が見えないからこそワクワクするんだよねー。
え?プレーワーカーの役割??
遊びはじめて、譲ることかな?
かずき(廣川和紀)
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「失敗した甲斐があったよ!」面瀬川ふれあい農園夏の連続開園
面瀬川ふれあい農園は地元の小学校の夏休み(7月22日~8月25日)に合わせて子どもの遊び場として開放しました。地元住民が2人1組で毎日見守り当番をしていますが、プレーワーカーズが担当する日は5日間ありました。
2016年7月26日、この日はプレーワーカーズが遊び場を担当する最初の日でした。朝から土砂降りの雨が降ったり止んだりの不安定な天候。にも関わらず、大人を落とすための穴を掘るのに一生懸命な子どもたち。
なぜ、イタズラを考えている瞬間、こんなに楽しそうなんだろう?
そしてなぜ、落とす大人の目の前で掘るんだろう??
雨に濡れて寒いので、今日はバーベキューコンロで焚き火もしました。昼食は焼きそば、デザートにべっこう飴・焼きマシュマロという焚き火フルコースです。
べっこう飴は大人気でした。おたまに砂糖と水を入れて自分で煮詰めて作ります。これがかなり難しい。加減を間違えば、キツネ色を通り越して真っ黒な消し炭になります。
コツを掴んだ子は「これ売り物にできそう!」と言って何本も作りました。家族にお土産にすると言う子もいました。
しかし、ある男の子は失敗続き。何度やっても、真っ黒になったり、おたまから取れずにカチカチに固まったり。しかし諦めないのがいいところ。何度目かにしてようやくキラキラ光るキツネ色のべっこう飴が完成しました。それを口にして一言…
「失敗した甲斐があったよ!」
その味は格別な美味しさがあったと思います。「失敗は成功のもとってこういうことなんだね」と納得した様子で、そんな経験の積み重ねがきっとこの先の人生、この子を支えるのかもしれないと思って嬉しくなりました。
面瀬川ふれあい農園はワクワクのつまった遊び場です。山探検で沢を発見し、その上に「家があるぞ!」と斜面を登ると、いつもの道路に出て大笑いしたり…
川に降りる階段を作ってみたり…
ひょっこりシカが出てきたり…
面瀬川ふれあい農園ではこの日からいくつものドラマが生まれました。
【面瀬川ふれあい農園バックナンバー】
2016年10月7日 子どもが主体になる時 -気仙沼市立面瀬小学校総合の授業2日間-
http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/10/07/000000
2016年8月2日 ひろい草原と川のある遊び場 オープン!!
http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/08/02/190000
2016年6月26日 居心地いい場所
http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/06/26/193500
2016年5月21日 気仙沼市面瀬に子どもの居場所が!
http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/05/21/200000
2016年1月23日 気仙沼の小学校で授業をしてきました!
http://playworkers.hateblo.jp/entry/2016/01/23/210000
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人に寄り添う人
- 「地域で育む子どもの居場所の作り方」
日時:2016年8月21日10:00~12:00
静岡県富士市で子どもの居場所づくりをしているNPO法人ゆめ・まち・ねっとの渡部達也さん(通称たっちゃん)・渡部美樹さん(通称みっきー)を講師にお招きし、宮城県気仙沼市で講演会を開きました。
お二人は夫婦で活動しており、平日の放課後は商店街の一軒を「子どものたまり場おもしろ荘」として開放し、子どもが自由に訪れて、遊んだり勉強したりゆっくり過ごせる居場所づくりをしています。土日は隔週で冒険遊び場たごっこパークを開き、月2回はこども食堂を開いて子どもとゆるやかな時間を過ごします。また、社会的養護が必要な子ども・若者のために、子ども若者シェアハウスをつくり、日々寄り添っています。
講演会では、そんな活動の事例から始まると思っていましたが、冒頭スクリーンに映しだされたのは、子どもに関わる統計でした。
全国の校内暴力発生件数は、小学校は2005年から、中学校は2006年から10年連続で増加。いじめ・不登校の件数は宮城県は全国ワースト2位。貧困率は全国的にみれば低かった宮城県ですが、統計を見ると震災以降に全国平均を上回ることが分かります。児童相談所には平均1日2~3件の新しい案件がよせられ、東部児童相談所・気仙沼支所では相談の3割が虐待に関するものだということです。自殺の件数は年々減っていますが、未成年に関しては減っていません。
次に映し出されたのは新聞記事でした。
「中1男子自殺『いじめの遺書』」
「3才の男児 虐待死」
「中3の女子が覚せい剤」
記事には孤立して事件にいたる子どもの姿が浮かび上がります。
活動の事例はその後に紹介されました。事例の中の子どもたちは、新聞の子どもたちと似たような環境におかれている子どもが何人もいました。普通に周りにいる子どもも、一歩間違えば新聞に載るような結果が待ち受けているかもしれない…そんな危機感を抱きました。
「たっちゃん」に出会った子どもたちの環境は、大きくは変わりません。しかし、自分をみてくれる人と出会ったことで確実に変化があるようです。
「ここに出会わなければきっと誰にも感情を表わさず、思いやりのない人間になっていた」
「雨の日も必ず行くよ。だってみんなが待っていてくれるから」
「おれみたいなヤツがいつでもいける場所があるって大事なことなんじゃないかな」
そんな子どもたちの言葉が印象的でした。
困った時に助けを求められる人がいる、つらい時に話を聞いてくれる人がいる。目を向け、関わってくれる人がいるだけで、まったく違う結果になるようです。
新聞に載るような子どものまわりにも、家族・友人・教師、多くの人が居たはずです。しかし、つらい時に声をあげられなかった。すぐ隣に居るのに、心は離れている。そんな状況だったのかもしれません。
「人により添う」
そんな向き合うべきテーマを頂いた講演会でした。
遠藤みゆ
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はじめとおわりはコーヒーでした。と、思いきや
2016年8月28日
石巻市河北地区亀が森冒険遊び場
報告はかずきです。
いつもの場所にプレーカーで到着。
僕が一番乗りでした。
「あぁ、シンボルの長い滑り台がなくなっちゃったなぁ。」
感傷にふけっていると、いつもお世話になっている神社の総代さんがコーヒーをご馳走してくれた。
いつも気にかけてくれてる良き理解者だ。
今回チラシやポスターが遅れてしまったらしく、子どもが来るか心配しつつも準備を始めた。
心配をよそにライブはスタートし
MC自ら皿回し
あ、これケツメイシ。
じゃなくて、幼児親子が何組も来た。
山歩きして、水遊びして、絵の具でぐちゃぐちゃの宇宙人みたいになって、スイカ食べて、、
こんなのびのびとしたところで、子育てって良いよね^_^
っていうお母さん、お父さんたちだから、大人も楽しそう。
つまり、森のようちえんとして使うにはうってつけの場所ってこと。
森のようちえんと冒険遊び場って相性良いんです。
そんな1日だったね。
ということで、ましゅー(亀が森冒険遊び場代表)のお義父さんがくれたコーヒーを飲みつつ、振り返りをしていた。
常連の子は来なかったねぇ。
そしたら、いつも来る三兄弟登場!
「もう片付けも終わっちゃったなぁ…」
「今日はどこか行ってたの?」
「この子(3番目)の子守りだよ」
「じゃ、スイカでも食べよっか」
夕方になって、肌寒くなってきたのに
なぜか服脱いでスイカを喰らう。
別に悲観する話でもなければ、社会問題を訴えたいわけでもない。
ただただ、こういう空気感が自然で良いなって思うだけ。
そんな空気を醸し出せる大人がもう少しいたら良いなって思うだけ。
ただそれだけなのになぁ。
コーヒーを飲んで
「お疲れっした!!」
って帰っていたら知らない世界。
廣川和紀
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親子の時間
日時:2016年8月13日(土)10:00~15:00
真夏の晴天のこの日、宮城県気仙沼市鹿折地区で遊び場を開きました。子どもを連れてきた親御さんからスイカの差し入れをいただいて、
「スイカ割りをしよう!」
「何で叩こうか?」
とさっそく楽しいことを考え始める子ども達。プラスチックのバットではなかなか割れずに、目隠しをはずして木の棒やハンマーで叩き、ようやく割れました。もうすぐ3歳になる男の子にとっては、初めてのスイカ割りの日になりました。
この日は、あるお母さんの様子がとても良かったです。2人の男の子の兄弟を連れてきたあるお母さんは、はじめ子どもの一挙一動に目を光らせ、少しでも気になることがあると「だめよ!」の連発をしていました。それは人に迷惑をかけないための注意のようでしたが、遊んで汗を流しているのを見ても「やぁね」といってしぶしぶ手ぬぐいを取りに行くなど、子どもに対してうんざりしているような様子がありました。
確かに兄弟は人の話をさえぎるくらいのお喋り好きだったり、スイカの種をプップと飛ばす遊びを始めたり、お母さんにとっては気が気でなくなるような場面がいくつかあったかもしれません。しかし、まわりの大人が笑って見ていたり、野外なので離れればそれほど気にならなかったり、だんだんとお母さんの様子が穏やかになっていくのが分かりました。
そして一番効果があったのは、5か月の赤ちゃんでした。赤ちゃんがコロコロ転がって、ゴザから地面に落ちそうになって、そのお母さんが抱き上げました。「あーあ、草まみれになって」とくっついた草を払っていると、赤ちゃんのお母さんが
「ありがとうございます。よく動くので、昨日は土まみれになっちゃって」
と声をかけました。それをきっかけにお母さん同士でお喋りがはじまり、赤ちゃんを抱いて可愛がっているうちに、自分の息子たちに神経をとがらせるのを忘れていたようです。
話を聞けば、今日は「遊び場がなければデパートに行くしかなかった」とのこと。デパートに行けばお金は使うし、子どもが飽きるまで親も付き合わなければいけません。
しかし、気仙沼で被災率の最も激しい鹿折地区では、いまだ復興工事が続き、子どもが安心して遊べる場所はほとんどないのも事実です。夏休み期間ということで子どもと家で過ごす時間が長い分、親子共にストレスのたまる環境なのかもしれません。あらためて被災地域で遊び場を開く必要性を感じた日になりました。
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一般社団法人プレーワーカーズ
〇プレーカー・プレーワーカーを呼びたい方、
講演・研修・遊び場づくりなど、その他ご相談はこちらへご連絡ください
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亀ケ森冒険遊び場④
プレーワーカーズが継続的に支援に入っている石巻市河北地区で行っている亀が森冒険遊び場。
亀が森地元有志の会 代表の阿部正樹さんの寄稿文が石巻かほくに載りました。
「長く子どもたちと付き合い続けること、それが地域の人間の役割だと決意を固めました。」
という一文。
この決意ってなかなかできることではないと思います。
だけど、この決意が地域の子どもたちにどれだけのものを与えているか。
それは、毎月欠かさず来る子どもや、中学生になってもふらっと遊びに来る子どもなど常連の子たちを見ていると分かります。
震災によって、住む場所はそれぞれバラバラになってしまいました。
今、仮設住宅を集約化しようとしています。
公営住宅もでき始めています。
また、そこで「地域」が生まれて来るのだと思います。
そこに住む大人が地域の中の子どものことを考え、付き合い続ける決意ができるかどうか。
子どもの遊び環境づくりはそこから始まります。
可能性が無限大の子どもたちは、おそらく地域を飛び立つでしょう。
しかし、阿部さんのような大人に囲まれて育った子どもは、いつでも帰れるふるさとを背中に感じながら新しいことに挑戦していけるのだと思います。
東北での地域住民主体の遊び場づくり活動は、これから花を咲かせていくのだと思います。
プレーワーカーズでは、NPO法人日本冒険遊び場づくり協会の助成金も活用し、今も支援を続けています。
廣川和紀