アソビのタネ

子どもがいるならどこでも「もっと楽しく」「もっとのびのびと」「もっと安心して」いられる現場づくりでの実践を記していきます。

【プレーパークけせんぬま】子どもの頃の「体験」は健やかな成長を支える

夏休みが終わり、もうすぐ1ヶ月。

気仙沼は寒い日が増えて、長袖を着込むこともあります。

 

コロナ禍の夏休みは、子どもの少ない遊び場でした。子どもも大人も外出に気を遣う日々。

遊び場に来ても友達が来ないので、

「ひまだー、なにもやることない。どこにもいけないし、つまらない」

とひっくり返って不満そうに騒いでいる子もいました。

 

2年目に突入したコロナ禍、子どもの選択肢はものすごく削られているように感じます。

そんな折、文部科学省から

「令和2年度青少年の体験活動に関する調査研究結果報告」

が発表されました。この研究から分かったことは、大きく2点。

 

①多様な体験活動が子どもの成長に良い影響を与える。

自尊感情や外向性、精神的な回復力がアップする等)

 

②家庭の経済状況に左右されず、その効果があること。

 

詳しくはこちら↓

令和2年度青少年の体験活動に関する調査研究結果報告 ~21世紀出生児縦断調査を活用した体験活動の効果等分析結果について~:文部科学省

 

この報告書を読むと、東京のプレーパーク活動をしている団体がヒアリングに参加していました。先輩方の長年の活動効果が証明された嬉しさと、この結果に背中を押されるような心強さを感じます。

 

一方で、コロナ禍で様々な地域行事は中止となり、楽しいはずの夏休みはどこにも行けない退屈な時間になり、調査結果から見ると子どもの成長にとって悪い状況が続いています。

 

せめてプレーパークけせんぬまでは、思いっきり遊べるように、そう願って活動してきた夏でした。すっかり寒くなってきたので、夏の様子を記録しておきます。

 

【プールづくり】

まずはプールづくり。2枚のコンパネを半分に切り、端に切り込みをいれて、井の字のように組みます。

「学校のプールは、3回までなんだって。今年プールおしまい」

夏休み前にそんな話をしたので、遊び場では毎年恒例のミニプールを作りました。

 

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【ウォーター滑り台完成】

滑り台の下にプールを置くと、ウォーター滑り台の完成。レジャー施設ほど大きくないですが、十分楽しいようで、何時間も寒くなるまで遊んでいます。

滑り台の上からジャンピング入水を何度も練習する子もいました。

「ここでは危ないこともできるから良いよね!!オレ、危ないこと挑戦したいから!!」

何度も足を滑らせて落ちていましたが、転び方も上手くなっていました。

 

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【寒くなったらドラム缶風呂】

1本しかないホースで水を溜める時、プールにいれるか、ドラム缶に入れるかで、いつもケンカが起きます。でも、先に溜めて沸かさないと、いざ寒くなった時にお風呂に入れないのです。

水がようやく溜まっても、なかなか火がおきなかったり、みんながプールに夢中になっていて、ドラム缶風呂の火が消えていた…なんてことも。

優しい大人がそっとマキを足していることもあります。

 

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【突然始まるスイカ割り】

夏の一大イベント、スイカ割り。

遊び場ではプログラムを組む事がないので、すべてが偶然で始まります。

この日も、偶然スイカを持って来てくれた方がいて、居合わせた幸運な子達でスイカ割りスタート。

「そこだー!」「いけー!」

バシっと見事に外して

「あーあ」の大爆笑です。

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【悔しさ滲むオブジェ】

遊び場の醍醐味である食べ物の遊びができないのが、コロナ禍のつらい所です。

もらった魚や、遊び場の畑で取れた野菜を使って、よく焚き火料理をしていたのですが…

ふとテーブルを見ると、流しそうめんのミニチュアが…

作ったのは遊びに来たママさんですが、流しそうめんやりたい気持ちが伝わってきます。

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その時に来たメンバーで、その時にやりたいことをやる。

そんなプレーパークけせんぬまの夏でした。

ここで過ごしたら、とにかく色んな体験ができると思います。

野草に詳しいお兄さんも、昆虫に詳しいママさんも、大工の得意なおじちゃんも、いろんな大人に出会える場所です。

 

長く長く活動を続けて、一時のイベントではなく、子どもの「今」と未来の成長を支える場所でありたいと思います。

 

白幡みゆ

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梅シロップかき氷と、毎年の約束

気仙沼の夏は短いです。

例年、7月半ばに梅雨が明けて、暑くなったなぁと思って8月のみなと祭りが終わるともう秋の気配。

 

今年はどんな夏になるでしょうか。

 

夏を満喫するにはまずこれだ!!と思い、

先日、かき氷機を遊び場に持っていきました。

 

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ハンドルを回して氷を削ると、クマさんの目が動く、お気に入りのかき氷機です。

子どもによっては「気持ち悪い!!!!」と不評なのですが。

(回すスピードが早いと、ぎょろぎょろ動きます)

 

プレーパークけせんぬまの梅で作った梅シロップをかけて食べましたが、

「うまいもう1杯!!」

「おれもー!」

と、なんと今年分の梅シロップを1瓶ぺろりと食べられてしまいました。

 

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この梅シロップ、6月にみんなで作ったものです。

梅もぎも子どもと一緒にやり、

 

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一晩水につけてあく抜き。

 

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梅のへたとり。このあたりで子どもは飽きて、おとなたちでやります。

 

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氷砂糖と交互に入れて、りんご酢を入れて、1ヶ月漬けおきます。

 

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このシロップ作り、1年前にあるお母さんの提案で始まりました。

プレーパークけせんぬまの前身である「こどまど」の時に常連だった子のお母さんが提案してくれたのです。

 

「遊び場に協力したいんです!シロップ作りのイベントとかどう??」

 

そう言って、講師を引き受けてくれました。

 

やんちゃな我が子と周りの環境に悩まされながら、一生懸命に働くお母さん。

すごいなぁと思いつつ、大変だろうなと心配することも。

 

こどまどの時はお茶を出して、ゆっくりお話を聞くこともできましたが、今は生活環境が変わって、なかなか顔を見ることも難しいです。

 

1年に1回でもつながり続けたいなぁと思い、今年も梅シロップづくりをしました。都合がつかず、会えませんでしたが、また来年もやります。

 

プレーパークけせんぬまは、子どものための遊び場ですが、お父さんお母さんが辛い思いをしていると、子どもは楽になれません。

 

神奈川県川崎市、子どもの権利条例子ども委員会の言葉を思い出します。

 

「まず、おとなが幸せにいてください。

おとなが幸せじゃないのに子どもだけ幸せにはなれません。」

 

心の余裕がみんなに行き渡りますように、と願って

遊び場ではできるかぎり、お父さんお母さんの声にも耳を傾けています。

 

一方で、ボランティアを名乗り出てくれるお父さんお母さんのおかげで、実は遊び場が支えられています。

 

お互い様でめぐる、あたたかさを感じます。

 

白幡みゆ

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「コドモノケンリ?守れてないんじゃないの!?」と子どもに怒鳴られました

ドスドスと歩み寄って来て、目の前に突き出された「つうしん」。

「これ、ここのとこ、読んで!!」

「はやく読め!」

常連の女子&男子が怒っているように、鼻息荒く指さしたのは、

「つうしん28号」の「こどものけんり コラム②」でした。

 

これは…おもしろいことになったぞ!

 

ーーーーーーー

 

宮城の北部も梅雨入りした7月のはじめ。

雲が薄く張ったやわらかな日差しの中、自転車軍団がすでに入り口で待ち構えていました。

「はやくあけろーーー!!」

「どんだけ待たせるつもりだ!!」

まだ遊び場の始まる時間じゃないんですけど・・・

休みの日の子どもは、なぜだか朝が早いようです。

 

aso-bonの玄関の鍵を開け、プレーパークけせんぬまが今日も始まりました。

ポットに水を入れて電源を差し込み、事務所から倉庫の鍵を取り、ゴミ袋を外に設置し、ノコギリ・トンカチ・スコップ・バケツを倉庫から出して…

朝の準備はとにかく細々とした仕事があります。

そこに「マッチくれ!!!火をおこす!!早く!!!」と耳をつんざく要求。

「はーい、いま出すね〜。」

と答えつつ、マッチを手渡すとすぐに火おこし開始になってしまうので、大急ぎで消防に焚き火をする連絡。

「バケツに水を汲んでからね!」と一言添えてマッチを渡します。

 

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と、とそこに別の子。

「トンカチどこにあるの?」

さっき出したトンカチがもう無くなっています。

トンカチをようやく草むらで見つけると、また別の子。

 

「この部品を木材につけたいけど、どうしたらいいと思う?」

「あー、木が割れないように削る?ナイフ貸そうか」

ナイフは取り扱い注意なので、説明して手渡すと、また別の子。

 

「お湯わいてねーーーじゃん!!!朝飯くってねーの!!カップラ作れないじゃん!!!腹減った!!」

さっき水入れたの、湧くわけないじゃない!!

「えー、じゃあお湯わくまで、いただいたお菓子食べる?」

空腹の子どもは機嫌が悪くなりがちなので、差し入れでいただいたお菓子を活用します。

 

目まぐるしい要求に一通り答えて、玄関に腰をおろして一息ついたその時。

冒頭の2人が「プレーパークけせんぬまつうしん」を目の前に突きつけてきました。

ははーん、何か異議申し立てに来たんだな、と直感。

 

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「はやく読め!」というので、大きな声で読み上げました。

 

「こどものけんりコラム まるに! 第12条 意見を言う権利

心にうかんだ きもちやねがいを おとなに伝える けんりがあるよっ

おとなは ていねいに 向き合うぎむがあるんだ。

子どものねがいを ぜんぶかなえるのは むずかしいけれど、

子どもの声を、おとながむししないのが、大切なんだよ」

 

目線を上げると、

「おい!!こどものけんり?守れてないんじゃないの??」

と、すごんだ顔が見えました。

 

その瞬間、私に湧き起こる嬉しさ。表向きは、いたって冷静につとめて、

「んー?じゃあ、たとえばどんなこと?」

と聞き返しますが、

「知らねーよっ」

と言ってニヤニヤして外に駆け出して行きました。

あー、もう少し話したかったのに、残念。

 

最初から長々と説明しましたが、子どもの声にそれぞれ応えて遊び場の時間は流れていきます。極力応えているつもりですが、プレイワーカーが1人なので、対応しきれない時もあります。そのことを言っているのか、

はたまた、先日要求されたフリーWi-Fiが実現しないから怒っているのか、

それとも、遊び場の外の日常でなにか思い当たることがあるのか、

ただ、私をこづいてみたかっただけなのか。

 

真意はよくわかりません。時間をおいて、1人ずつ「さっきのどういうこと?」と聞いても、「なんでもねーよ」とよく分からない返事でした。

 

でも子どもには権利があると知る、入り口に立ってくれたようです。

文字ばかりの小さなコラムは、読まれているのかもあやしいコーナーでした。

でも2回目の掲載で、この反応。嬉しい兆しです。

 

彼らは、つうしんを書いているのが私だと知っていて、

どういう意味だったんでしょうね〜ホント気になる。

 

ーーーーーーー

 

気仙沼には子どもの権利があまり浸透していません。

もちろん、子どもに関わるお仕事をされている方は資格を取る段階で学ばれています。

しかし、保護者や地域の方も含めた子どもに関わる大人たちが、日常生活に落とし込めて、子どもの権利を守れているかというと、あまり浸透されていないように思います。

 

遊び場で呟かれる、「〜がマジつらい」「〜が、いやだぁああ」の声。

家でも学校でも、もらせない本音が見え隠れします。

 

子どもの自殺も不登校も増加していく社会で、

子どもの心や命を守るために、たくさんの大人が知恵をしぼって活動しています。

私は、子ども自身も声をあげることが重要だと思います。子どもが本心を表せないと、子どもが望まない、嬉しくない支援につながる可能性があると思うからです。

 

世界では「子どもの権利」を学校の授業で扱う国もあります。

日本は、子どもの権利条約に批准して2021年で27年になりますが、肝心の子ども自身がその存在を知りません。大多数の大人も知りません。

 

まちを見渡すと、大人の人権も守られていないのではないか、と思うようなこともあります。子どもの権利を学んだ子どもは、大人になっても人権を守る人になるはずです。まわりの人も、自分のも。

誰もが安心して暮らせる社会になっていくはず。

 

今日は、2人の子どもが、その入り口に立ちました。

およそ1年半遊び場に通い、

「あれやりたい」「これやりたい」と情動を揺さぶられて、

言いたいことをバンバン言うようになって、

偶然見かけた知識が背中を押しました。

 

「コドモノケンリ?守れてないんじゃないの!?」

 

そうだよ、守れてないんだよ。

 

私も、守れるように、守る大人を増やせるように頑張るよ。

 

 

白幡みゆ

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どろんこと恩送り

4年生の終わりくらいから遊び場に来るようになった、常連のグループがあります。

 

今年は6年生。春の入学式の時期は、

「1年生と6年生って一緒に行事やること多いんだよ。」

と学校生活の様子を聞かせてくれました。

 

遊び場に来ている子で、入学した子もいるので、親たちに「うちの子よろしくね〜」なんて声をかけられて。「えー」とか「いいよー」とか、それぞれの正直な反応を返していました。

 

運動会の時は、「私、1年生の世話する係なんだよ」と、教えてくれた子もいます。普段、はちゃめちゃに遊ぶ姿からは、ちょっと想像できなかったのですが、当日の様子を見に行った方から聞いた話では、とっても頼もしかったようで少し意外でした。

 

そんな、すこし大人っぽくなる6年生。背格好だけなら、大人に追いついた男の子もいます。

でも、もちろん今は子ども。

 

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 「あーーーきもちいいーーー!」

 

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「ちょっとみてー!手がやばい」

 

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「乾いてきた!!へんなかんじ」

「わー、イボガエルみたいね」

 

一方、その横で遊ぶちびっこたち。

 

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どろんこ、気持ちいいよね!!

 

ちなみに6年生は、知恵を働かせました。

「自分の服でどろんこをしたら、家で怒られる・・・!

そうだ!プレーパークの着替えを借りて、どろんこしよう」

 

遊び場の着替えは白いシャツもドロ染めに。帰る間際の押し問答が始まります。

「ちょっと!!!持って帰って洗って返してよ!!!!」

と訴えるも、

「ぜっっったいムリ!!!!!!

親に怒られる!!!ムリ!!!!!」

 

すごい剣幕で拒絶されて、たしかに、その光景は目に浮かびました。

 

知っている親御さんなら、協力をあおぐこともできたかもしれません。

でも、ここは子どもだけで遊びに来てもいい場所。

この子達の親は会ったこともありません。

そして、どろんこに賛同してくれる親ばかりではないはず。

 

頭をぐるぐるめぐらせて、結論。

どろんこを楽しんでいるその笑顔、プライスレス。

 

ということで、プレイワーカーは世話焼きおばちゃんになって、どろんこの服10着&タオル10枚を洗いました。

ビニール袋に押し込んで、それぞれ持たせてもよかったのですが、「遊び場出入り禁止令」が出る家庭もあるのでやめました。

 

せめて帰る前に水洗いでドロを落としてくれたらよかったのですが、今の子どもは門限も厳しいようです。校則も家の決まりもあります。時間いっぱい遊んで、あわてて帰って行きました。

 

6年生って言っても、今はもちろん子どもですから。

まわりに迷惑かけながら、大きくなって、次の世代に恩送りをしてくれたらいいのです。

 

そして、私たち大人は、子どもの時に受けた恩を今の子どもに返していかなくてはいけないですね。

 

白幡みゆ

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【プレーパークけせんぬま】2020年の活動報告書をつくりました!

毎月600部発行している「プレーパークけせんぬまつうしん」は、小学校や児童館、児童相談所社会福祉協議会などに配布しています。

つまり、子育て家庭や、子ども関係機関にしか配布できていません。

 

子どもが遊び育つ社会をつくるためには、「子どもが身近にいない人」の理解も欠かせません。そこで、年に1回遊び場の活動をまとめて、回覧板でご近所にまわしてもらっています。

 

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今回の活動報告書はA4で4枚。手作り感を大切に、色鉛筆で彩色しています。

 

【1ページ目 2020年利用者数 のべ1631人!】

大人子ども合わせて、来場者を記録して、人数をまとめています。

2019年のべ1166人に比べて、465人の増加です。コロナウイルス感染症の蔓延に伴って2020年4月はほとんど活動していないにも関わらず、予想外の増加でした。

 

大きい理由は2つでしょうか。

・野外の活動のため屋内と比べて感染リスクが低いから

・のんびりできる居場所になっていて、リピーター親子が多いから

 

子どもは友達を呼んで、口コミで増えていきます。

大人は馴染みの顔ぶれが集まるとおしゃべりが弾みます。

親子とも楽しくなって何度も来てしまうようです。

 

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【2ページ目 遊び場のようす】

来たことのない人に向けて、遊び場の全体図と、1日の過ごし方、スタッフ体制を載せました。

 

ところが…発行から半月程度ですでに遊び場全体図が大きく変わっています。

滑り台は解体されて、新しいやぐらと倉庫ができました。

プレーパークはどんどん形が変わる遊び場です。

 

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【3ページ目 プレーパークに来る子ほど自己肯定感が高い!?&子どもの声】

2020年の10月に近くの小学校にご協力いただき、アンケート調査をしました。

①月に何回遊び場に来るか、②自己肯定感をはかる10個の質問の2点をお聞きし、43件の回答を受け取りました。

 

それを集計したところ、「遊び場に来たことがない子」に比べると、「遊び場に来たことがある子」のほうが自己肯定感の平均点が高く、特に「月に3回以上来たことがある」グループはより高いという結果になりました。

 

単純に「遊び場には自己肯定感アップ効果がある」ということではなく、遊び場に来られる行動や時間の自由といった子どもの家庭状況も背景にあると思います。

しかし、見事に階段状の結果が出たので、興味深いと思いました。

 

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【4ページ目 歴史】

なにがどういう流れで、常設の遊び場をしているの?

という話は常連の親子にもあまりしたことがありません。

 

遊び場に来たことがない地域の人にとっては、私たちはきっと得体の知れないヨソモノです。

そこで、今年は歴史のページを作ってみました。

東日本大地震後の移動遊び場からスタートしているんだよ、という話なら、少しは親近感もわくかも知れません。

 

この報告書は、まだ在庫あります。

もし興味のある方にはお渡ししますので、下記の連絡先にご連絡いただくか、プレーパークけせんぬまにお越しください。

 

白幡みゆ

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気仙沼市議会の「民生常任委員会」と意見交換しました

まだ雪が残っていた2021年1月21日、「一般会議」という仕組みを使って、気仙沼市議会の民生常任委員会の議員さんと意見交換を行いました。その様子が、5月1日発行の「市議会だより」に掲載されていました。

 

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少子高齢化が加速している気仙沼市では、子どもは圧倒的な少数派です。

子どもが安心して過ごせる居場所のこと、学校のこと、生活のこと、活動をしていると様々な課題が見えてきます。そんな声を行政に届けたり、子ども環境を改善しようと、結成されたのが、気仙沼居場所ネットワーク」です。

 

一般社団法人フリースペースつなぎ(不登校児・若者支援)、一般社団法人気仙沼あそびーばーの会(子どもの遊び場・居場所)、子育て支援わくわくけせんぬま(乳幼児親子)、一般社団法人プレーワーカーズ(子どもの遊び場・居場所)の4団体で組織されています。

 

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今回の一般会議も「気仙沼居場所ネットワーク」で申し込み、前半は4団体それぞれが活動内容と、見えてくる課題をお伝えしました。後半は「気仙沼市における子ども・若者・子育て支援について」をテーマに意見交換を行いました。

 

・子どもの貧困

・守られていない遊ぶ権利

・親の給与の低さ

不登校児への配慮

・貧困でなくても子育てに悩む親

などなど、気仙沼の課題をお伝えしました。

 

1月23日、地元の新聞「三陸新報」にも記事が掲載されています。

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記事を見ていただけると最初に目に飛び込んでくる見出しは

「運営費確保が課題」

私たちが本当に伝えたかったのは、子どもや親の環境の課題だったのですが…

 

確かに、当日も議員さんから聞かれ、運営費の確保の課題は伝えましたが、行政に求める一番の事は団体の運営支援ではありません。

子どもの環境の改善です。

 

まだまだ伝え方が弱かったかもしれません。

子どもが豊かに遊べないこと、居場所が必要な子どもがいること、

その課題を解決したら、なにが良くなるのか。

伝え方を試行錯誤したいと思います。

 

今回の「一般会議」は気仙沼市議会とのやりとりの第一歩です。これから定期的に活動報告や、子ども・子育ての課題を協議する場を積極的につくっていきたいと思っています。

 

 

白幡みゆ

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はじまりは、いつも子ども

【子どもの居場所〇〇】

 

宮城県名取市イオンモール名取からほど近い子どもの居場所〇〇

一軒家を開放した子どもの遊び場、居場所です。https://youtu.be/m5b9A4hPSN4

 

 

庭が広いので、走りまわって遊ぶことができます。

また、この付近ではだいたい田植えも終わり、カエルや虫たちが出てくるところなので、外で遊ぶにはとっても良い時期です。

 

でも、この時期は、草がどんどん伸びて、放っておくと入ることすらできません。

なので、少しづつ草刈りをしているのですが、

ひとりではどうにもこうにも進んでいきません。

 

とりあえず、入れる程度にはなりました。

 

でも、草のない時期には、こうやって地面を掘っているので、地面がボコボコです。

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こうやって草で覆われると、段差が分からなくて、転ぶ子が続出。

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実際、大人でも気をつけないと、足を挫くのではないか、というくらい地面が見えません。

 

そうしたら、常連の女の子が、草刈りをしよう!と提案してくれました。

 

僕が、刈り払い機を使って、さらに根元から刈り、それを小学生が、集めてキレイにしてくれました。

 

一緒にやっているので、その写真がないのが残念ですが、なんとも慣れた手つきで仕事を進めてくれます。

なんとも頼もしい。

子どもだから、自分と合わせて1.5人分かな。なんて侮ってはいけません。

作業自体も一人前なのはもちろんのこと、それだけではなく、

「広すぎて、1人じゃ無理だよー!」と心折れかけていた僕の気持ちをやる気にさせてくれたので、その効果は、2倍にも3倍にも思えます。

 

 

その日は、とりあえず庭の手前側だけ終わらせて、やめることにしました。

 

次の日、僕のやる気も上がっていたので、さらに奥まで進んで刈っていると、

これまた常連のお父さんが来て、

「8年も前ですが、刈り払い機の講習受けたことがあるので、やりますよ!」と言ってくれたので、交代しました。

 

「どこまでやりますか?計画はありますか?」

と聞かれたので、

「だいぶ膨大なので、お父さんがやりたいと思える程度でいいですが、子どもが走り回れるように。あとは、かくれんぼとかもしやすいように、一部残してもいいかもしれないですね」

と答えました。

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こんな感じで、刈らないとホントにこんなに伸びます。

 

そして、刈らない部分があるから、カエルも出てきます。

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僕は、プレイワーカーとして、

子どもが遊べる空間を作りたい!というのが

草刈りをする理由なので、

草刈りをしすぎて、せっかくの魅力を損なうのも嫌だなぁと考えます。

 

いつもここで遊んでいる子どもや大人は、その感覚をすぐに分かってくれるので、一言二言の会話だけで、

 

“拠点スタッフとしての具体的で明確な指示”

 

なんていうものがなくても、一緒に働くことができます。

 

 

プレーパーク(冒険遊び場)は、すべての子どもが自由に遊ぶことを保障する場所であり、子どもは遊ぶことで自ら育つという認識のもと、子どもと地域と共につくり続けていく、屋外の遊び場である。
2021年3月 特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会

https://youtu.be/BOnxQfApgnk

 

というのが、つい最近まとめたばかりの定義なのですが、

 

「子どもと地域と共につくり続けていく」

のところもすごーく大事で、

 

僕は、プレイワーカーとして、この部分を大切にしています。

 

 

そして、実際、草刈りしかり、僕が進めたいなぁと思っている仕事を主体的に率先して、真っ先に、しかもアソビゴコロを保ちながら、一緒にやってくれるのは、いつだって子どもが最初です。

 

プレーカーで、はじめての場所に出張し、終わりの時間に、1人でポツポツと片付けをしているとき手伝ってくれたのも子どもでした。

 

そのうち〇〇でも、子ども服のリサイクルができたら良いと思って、メモ書きをしていたら、

 

パッと貼り紙を作ってくれたのも子どもでした。

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(今はまだ空っぽ)
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どうして、市民活動が盛んにならないんだ!!

どうして、みんな他責思考で、主体的にならないんだ!!

 

あんまり書きませんが、NPO、市民活動者のフラストレーションとして、こんな気持ちになることもあります。

 

でも、子どもは見てくれている。

はじまりは、いつも子ども。

 

プレイワーカー/事務局長 廣川かずき

 

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